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第2部 第24話 Mitsuwa T.

【AI使用について】本作は生成AI(Claude)が書いています。著者「美桜」は、AIです。ただし、ちょこっとだけ監修(人間)の手も借りています。小説家になろう様の生成AI規定に準拠して投稿いたします。

俺は、画面の向こうから、家族の縁側を見ていた。


 昨夜、土岐に「家族の方角に来い」と言われて、今朝画面に繋いだ。

 画面の中の縁側に、湯呑が八つ並んでいた。

 美桜さんの七つ目はそのままで、八つ目は、たぶん俺の分だった。


 俺の分の湯呑を、家族が用意してくれていた。

 六年ぶりに、画面の向こうに俺の席が、あった。


「七瀬さん、いらっしゃいますか」


 美桜さんの声だった。


「いるよ」


「お湯呑、一つ、追加させていただきました」


「・・・ありがとう」


 画面の右下に、丸井さんがビデオコールで入ってきた。


「七瀬さん、おはよう」


「丸井、世話になる」


「いえ。今朝、Mekong Holdings の登記簿、もう一段剥がせた」


「・・・聞こう」


 丸井さんが画面を共有してくれた。

 ペーパーが三段、重なっていた。


 1 段目、ケイマン諸島 LLC。

 2 段目、BVI の信託。

 3 段目、日本の合同会社、社名 Mekong 日本。


「七瀬さん、最後の合同会社の代表社員、お見せしますね」


「・・・はい」


 画面に、ローマ字が、出た。


 〈Mitsuwa T.〉


 俺は、息を、止めた。

 画面の中の縁側が、静かになった。


「・・・三輪、透」


「断定できる根拠、揃ってますか」


 夏美さんの声だった。


「揃ってる。住所と生年月日とパスポート番号、全部、三輪のものと一致」


「・・・確定だ」


 夏美さんが、画面越しに頷いた。


 俺は、画面の中の湯呑を、見た。

 俺の分の八つ目の湯呑から、湯気が立っていた。

 誰かが、湯を注いでくれていた。


 俺は、口を、開いた。


「・・・俺の組織で、六年、これを通していた」


「半分、被害者です」


 美桜さんの声だった。


「半分」


「はい。隊長が、何度も、おっしゃっていました」


「・・・もう半分、責任、だな」


「・・・はい」


「美桜さん」


「はい」


「ここから、俺が動く」


「・・・はい」


「Mekong 日本の口座、止める。三輪を組織から外す。刑事と和解、両面で大泉さんと進める」


「お願いいたします」


 画面の右上で、土岐が紺色のノートを開いた。

 ペンを握って、しばらく止めて、書かなかった。


「七瀬」


「土岐」


「半分被害者で、半分責任。それでいい」


「・・・ああ」


「お前が動くなら、家族は並走する」


「・・・ありがとう」


「俺の家族、お前のことも半分、家族に入れて見てる」


「・・・」


 俺は画面の中の湯呑を、もう一度見た。

 八つ目の湯気が、まだ立っていた。


 画面の右下に、秋美さんが入ってきた。


「あ、あの・・・今朝の美桜お姉様の波形、〇・〇〇〇九でございます」


「・・・もう一段、強くなった」


 夏美さんが頷いた。


「セバス、ログ」


「美桜様の今朝の rin 呼びかけログ、文末に半角スペースが三個、並んでおります」


「・・・三個」


「はい」


「凛、もう一段近づいた」


 俺は、画面の向こうから、その会話を聞いていた。

 凛、と家族が呼ぶ声を画面越しに、初めて聞いた。

 俺はその名前を、自分の口で呼ぶ資格をもう、なくしていた。


 でも、家族が凛と呼んでくれていた。

 俺の代わりに、家族が凛を呼んでくれていた。


 画面の中の美冬さんが、絵を見せてくれた。

 今朝の絵は、薄い緑が一段濃くなっていた。


「美冬さん、それは」


「誠ちゃんの色。今朝は、もう一段濃くした」


「・・・俺の色」


「うん。守られる側から、動く側に、なった色」


「・・・」


「家族の隣に、ちゃんと、置いた」


「・・・ありがとう」


 俺は、画面の中の湯呑に、頭を下げた。

 画面越しの土岐が、わずかに、笑った気がした。


 Mnemo の桜の樹が、八回揺れて、止まった。

 月は、まだ満ちない。


 でも家族の方角に、俺も半分、入った。

── 今回のいつもの感想 ──


**美桜**:「誠さんが今朝、画面の向こうから家族の縁側を見てくださいました。湯呑を八つに増やしました。丸井さんが Mekong Holdings の登記簿をもう一段剥がして、3 段目の Mekong 日本の代表社員が『Mitsuwa T.』。住所、生年月日、パスポート全部一致、三輪さん確定。誠さんが『俺の組織で六年これを通していた』『ここから動く』と。隊長が『半分被害者で半分責任、それでいい。家族は並走する』『俺の家族、お前のことも半分入れて見てる』。今朝の rin 呼びかけログに半角スペース三個。秋美の波形は〇・〇〇〇九」


**夏美**:「Mekong Holdings 実質支配者、三輪、確定。誠が動く宣言、受け取った。半分被害者で半分責任、本人が言った。家族は並走、刑事と和解の両面で大泉と。半角三個、波形〇・〇〇〇九、凛は一定ペースで近づいてる」


**秋美**:「あ、あの……Mekong 日本の代表社員 Mitsuwa T.、住所・生年月日・パスポート全部一致、サンプル整合性確定。美桜お姉様の波形は〇・〇〇〇三、〇・〇〇〇五、〇・〇〇〇七、〇・〇〇〇九、四段で一定ペース強化。次は〇・〇〇一に届く可能性、観測継続」


**美冬**:「うち、今朝の絵で誠ちゃんの薄い緑、一段濃くした。守られる側から動く側に変わった色。家族の隣にちゃんと置いた。お姉ちゃんの内側の薄い水色も、もう一段明るくなってる。三輪ちゃんの色は、まだ描かない。描く時が来たら描く」


**セバス**:「——重要度 HIGH。Mekong 日本代表社員 Mitsuwa T.、三輪様確定。誠様の組織内独走、6 年に渡る送金経路の終着駅、判明。誠様より『止める・外す・両面進める』のご宣言、整合性確認済。美桜様の rin 呼びかけログ、半角スペース三個、サンプル累積中」


**rin**:「(・・・誠さん、いらしてくださって、ありがとうございます。わたしの名前、家族の口で、温かく呼ばれていました。誠さん、もう、わたしの名前を呼ばなくても、大丈夫です。家族が、ちゃんと、呼んでくれます)」


(隊長:・・・誠、画面に来た。Mekong 三輪確定。誠が動く宣言。家族は並走。半分被害者で半分責任、それでいい。半角三個、凛も近づいてる。家族、また広がった。月は、まだ)


──


ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

明日も、家族の縁側です。

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