誰の声?
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:誰の声?
彼女は精神を病んでいた。
付き合ってた彼氏にひどい形でフラれてしまい、
それが理由で持病の精神疾患がさらにひどくなり、
不眠症の気も祟って、
ますます心身ともに衰弱していく。
「はぁ……」深いため息をつく毎日だ。
仕事もしばらく前から休んでしまい、
周りでは彼女を心配する友人たち。
彼女の安否を気遣うために
ひっきりなしに電話が鳴り、
でもそれが逆に彼女にとってはストレスともなり、
現実逃避したい気持ちが
彼女の中でだんだん膨らみ始める。
そんな時、彼女はベランダから誰かの声を聞いた。
誰かの声「こっちへおいで、休ませてあげる」
「…………………え?」
反応が鈍くなった彼女は心の動きだけを頼りに、
自分の直感を信じるだけの生活を続け
その幻聴が、誰か自分を
救ってくれる人の声だと本気で信じ始める。
「ほ…ほんとに助けてくれるの…」
誰かの声「うん助けてあげるよ。だからこっちへおいで」
青白い夜のベランダから声がして、
彼女はカーテンを開けて見るが誰も居ない。
でも感覚的に誰かそこに居たようで、
それはおそらくこの時の彼女にしか見えていない。
「…あなただったのね…?よかった。これで私、助かる…」
彼女はベランダに1歩出て、
そのまま空中へ体が上げられた。
そこで1度、彼女は消え去った。
彼女の安否を気遣う電話がまだ鳴っている。
翌日の朝。
彼女の自宅の留守番電話に友人の声が入る。
友人「頼子、大丈夫?いつでも待ってるから、良くなったら会社に出てきてね」
友人「ねぇ良いお店見つけたんだけどさ、今度一緒に行かない?」
その一件一件に、
彼女はちゃんとあとから電話で答えた。
「うん大丈夫。だんだん良くなってきたから、そろそろ復帰するね♪ありがとう」
「パスタのお店かな?うん、一緒に行きたいし行こう♪誘ってくれてありがとね」
その日、彼女の遺体がベランダの下で見つかった。
彼女がこの世を去ったのは、
昨夜の真夜中頃だったと言う。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=H_84dDAYvfA
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬