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試しに書いた魔物転生もの  作者: コウッキー
2/4

コウジ、初戦闘

目をあけ周りを見渡すとそこは森の中だった。俺は転生できたことに喜びを感じながらもしっかりと現状を確認する。

 周りはどこを見ても木しかなく確認することが終わってしまった.....。とりあえず、転生の時に選んだ【ガチャ】を使うとしよう。このスキルはほぼ運でしかない能力なのだが選んでしまったものだ。まあ後悔はしていないので、問題ないのだが。このスキルの能力はこうだ


【ガチャ】・・・1日1度使用できる。使用すると、アイテムや武器、スキルを手に入れることができる。


 と、こんなスキルだ。何が出るかわからないがこういうのにはとても心が惹かれる。時間をかけても仕方ないので早速使ってみよう。


「【ガチャ】!」


 そう唱えると頭の中に、ガラガラ......ポン!と音がして目の前に何かが表示された。転生初の最初の【ガチャ】何が出たのかと期待を膨らませながら見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

≪初心者の剣≫

ビギナーソード

が当たりました。

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「………………………ふざけるな…ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!!」



そこは、もっと…なんかこう…魔剣とかさ!いやまあ…剣がだめなわけではない…剣があれば【武器適正(全)】が使えるようになるから、むしろ、ありがたい。ありがたいのだが、なぜ初心者…

ビギナー

なのだ!


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初心者の剣・・・レア度 F 初めて剣を使うものにはうってつけだが、切れ味はお世辞にもいいとは言えない。ドンマイ☆

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 剣のくせに切れ味がよくないとか、これはほんとうに剣なのだろうか...そして最後の一文が腹立つ!

 【ガチャ】の結果に全力で落ち込んでいると、近くでガサッっと音がした。

 「お、魔物か!?魔物には悪いがちょびっとばかし八つ当たりさせてもらうぜ!なんでもきやがれ!ふはははは!」

 全力で初心者の剣を構えた、どれだけ転生したかったといっても戦いなんてものはしたことがない、初めての命のやり取り、本当に勝てるのか?などと考えていたが、


""""ぷるん""""


でてきたのは、それはそれはかわいいスライムでした。

 「可愛っ…いや、いくらスライムと言えども魔物だ。スライムと言えばドラク〇に出てくる最弱の敵じゃないか…スライムなんて中に浮いてる核?みたいなものを攻撃すれば一撃だろうし、なんか意気込んで損したかもな。」

 いや、もしかしたら実は強力な酸を出してくるかもしれん。油断せずに本気でいこう。一応鑑定もしておこう何があるかわからないしな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前 []

 種族 スライム

 LV 6


「スキル」

 【溶解液lv1】【物理耐性lv1】

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……ん、スライムのくせに俺よりレベル上かよ....。なんかへこむな。しかも【物理耐性】持ってるとか最初っからこの"初心者の剣"役に立たないじゃないか…確かスライムって魔法に弱かったよな?こうなったら俺の魔法の実験台にしてやるぜ!

よし、さっそく、魔法を....

魔法を打とうとしているところにスライムが何かを吐いてきた。俺はその場からあわてて飛び退くとスライムが吐いた物が当たったところが少し溶けた。

「あっぶねぇ…慢心ダメ絶対!」

 これが【溶解液】か当たるとさすがに危険だな。あれをあてられる前に倒そう。


「『ダークボール』」


 ユウジの手から闇の塊が出現し、スライムに飛んで行った。そしてスライムに当たると同時にスライムが

 「はぁ!?スライムよわっ!!まさかこんなに弱いとは、でもこれなら最初の経験値にはちょうどいいかもな。」

 スライムを倒したところに、石のようなものが転がっている。

「前言撤回だ。」

『慢心せずして何が王か!!!』

言ってみたかったんだよなぁこの言葉!

王じゃないけど!そのうち悪魔王になっちゃったりして?あははは!

そんな妄想はさておき…これを調べないとな

【鑑定lv1】



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スライムの核・・・スライムの動力源これがないと機能すらしない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「アイテムか、何に使えるかもわからないし持っておくか。【空間魔法】のおかげで手ぶらで行けるしな。

そう思えば【空間魔法】ってチートだよな。容量は全く分からないが。にしてもスライムは危険がなくて、練習台にはちょうどいいかもしれない。俺には戦闘経験がなさすぎる、せめて剣か魔法のどちらかを少しでも扱えるようにしておきたい。そうと決まれば、さっそくスライム狩りじゃああああああ!!!」



それから俺は、スライムを見つけたら魔法を撃つ、スライムがはじけ飛ぶを繰り返した。たまに剣を使ったりもしたが効率がとても悪かったので途中からあきらめたのだ。で、スライムを倒しまくった俺のステータスはこうなった。


============================================================

名前 ユウジ

種族 小悪魔

ミニデビル

 Lv 1→5


 HP 10/10→35/35

 MP 10/10→35/35


ATK 8→11

DEF 6→9

AGL 7→10

INT 8→11

MND 6→9

DEX 0→0

LUK 10→10


「スキル」

 【空間魔法lv1】【闇魔法lv1→2】【鑑定】【武器適正(全)lv1】

 ユニークスキル

 【記憶保存】【言語理解】【ガチャ】

「称号」

 スライムキラーnew

・・・スライムを大量に駆ったものに与えられる称号。スライム系に対しての攻撃の際ATK・MTK×1.2倍!やったね!


「持ち物」

 スライムの核×31

============================================================


 結構倒したはずなのに予想より上りが遅かった。それに倒しまくった成果なのか称号が一つ増えている。


 と、まあ微妙なものだ。もらえただけよかったとしよう。にしても毎回最後の1文が…まだ、気にしないでおこう。

 そろそろ、日が落ちて周りが暗くなってきたから、どこかで休みたいところだがどこで休もう。やはり気のうえが安全かな。今日はそこで休むとしよう。おやすみ~~。




 朝日が昇るころに目を覚ました。

 ん~~っ!よく寝た!今日も頑張ってスライムを狩るぞー!と、言いたいところなんだが先にガチャを引くとしよう。今日は何が出るかな~


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ポーションs×1ダースが当たりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


う~~~~ん、いいのか?とりあえず、詳細をっと。


==========================================================

ポーションS・・・HPを50回復する。小さな怪我ならすぐ治る。味は飲まないほうが身の為だ。

==========================================================


今の俺にはありがたいものだな。これ1本で全回復できるのでとても助かる。味に関しては仕方ないだろう。これで死ぬのを避けれるなら充分だ。

【ガチャ】もしたことだし、そろそろ行くか。

 俺は、木を降りて森の探索をまた始めようとしたが背中に衝撃がはしり、前方に飛ばされそのまま木にたたきつけられた。

 いってー!何が起きたんだ。後ろを向くと1匹のオオカミがいた。


「ガルルッ……!」


 こっわ!何あれ、魔物ってこんな怖いのかよ。スライムしか見てなかったから、知らなかったよ!


==========================================================

 名前 []

 種族 ウルフ

 Lv 7


「スキル」

【気配察知lv1】【嗅覚強化】【風魔法lv1】

==========================================================

 「うわ、魔法使えるのか!!さ~て、どうしようかね。とにかく死なないように頑張ってみますか!」

 俺は剣を持ちかまえた。ウルフはそれとほぼ同時に突っ込んできた。

「うおっ!?はっや!!!」

何とか横によけ、首を切ろうとしたのだが、思ったよりもだいぶスピードが速く、俺は真正面から攻撃を食らう。


「ッッ!!」

仕方ない…スライムを一撃で仕留めた技!

「『ダークボール』」


 ウルフに向かって打つがそれを余裕で避けられる。が、そんなに俺は能無しではない。散々ファンタジーゲームをやってきたんだ!それを見越して、避けるであろう方向に俺は走っていた。そして、よけてきたウルフに剣を振り、ほんの少し切り傷をつけた。

 「この剣がここまで切れないとは!だが、攻撃は当てられる。なら、それを繰り返すだけだ!」


 俺はそれから、魔法を撃ってよけた方向に走ってウルフを切るを繰り返すが相手もだんだん慣れてきたのか、剣技も避けられ始めた。

 なら、一か八かであれをやるか。スライムの時には全く成功しなかったがやってみないと始まらないな。

俺はウルフに突っ込んだ。が、それを避けてウルフは攻撃してくる。それを剣で防ぎ、弾き飛ばす。

 いまだっ!!


「『ダークボール』」


 弾き飛ばされたウルフに直撃した。よしっ!成功だ!俺は剣で攻撃しながら頭の中で呪文詠唱をしていたのだ、スライムの時は1回も成功しなかったが、何とか成功させることができた。

 ウルフのほうを見ると起き上がってこない

「ふぅ、疲れた~、危なかった。あれが成功していなかったら長期戦になって俺のほうが危なかったかもしれない。」

 体力が随分減ったのでポーションを取り出し、それを飲む。






そう…

飲んでしまったのだ。戦闘のことで頭がいっぱいで忘れていたのだ。味がやばいボーションを!!!


バタンッ!


「なんだよ…結構不味いじゃねぇ……か…」

 コウジは何も声に出さずにそのまま倒れた。そして、次の日の朝に目を覚ましたのだった...。


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