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試しに書いた魔物転生もの  作者: コウッキー
1/4

コウジ、魔物になる

前書き

「次の方、どうぞ~」

「は、はい」

「え~と~?名前は 涼宮 幸治

すずみや こうじ

一般的な家庭に生まれ、ブラックカンパニーに就職し、初めての仕事で交通事故にあい22歳で死亡っと。これで間違いありませんか?」

「あの~」

「はい、なんでしょう?」

「まだ状況が理解できていないのですが...」

「あ、そうですか。なら、1分待ちますので頭の中を整理してください。」


そういうと目の前の天使みたいな人が、タイマーを取り出した。

 この人きれいだなー、間違いなくモテるんだろうなぁー

天使のような人を見ていたが、タイマーが動いてることが視界に入りあわてて思考を切り替えた。

 まず落ち着こう、名前は...大丈夫だ、覚えてる。これまでの事もしっかり思い出せる。ではここはどこか…俺は自分が死んだことを理解できてる。

なら、たぶんここが死後の世界ってやつかな?なんか受付の人も天使っぽいし。それにこんなところ日本にあったら今頃この話題でいっぱいだろうな…


そんな呑気なことを考えていると


「時間になりましたので、説明を始めさせていただきます。まずここは死後の世界です。どこでどのような形で死んだとしても必ずここに来ます。そしてここは、死人の転生先を決める場所でもあります。何になりたいのか、どんな職に就きたいか、どんな世界で暮らしたいかなど、様々なことをここで決めます。ですが、すべての人がなりたいものになれるわけではありません、どういったものになれるかはこれまでの生き方である程度は決まりますが結局は運です。ですので、あまり生きこんでも仕方ありませんので肩の力を抜いてゆっくりお考えください。説明は以上ですが何か聞きたいことはありますか?」


「あ、え~と。運と言われましたが、具体的にはどんな形できめるんですか?」

「ガチャですね」

「そうなんですか.........................って、ガチャですか!?」

「はい、ガチャです。このガチャは自分の転生に関することを決めれる回数を決めるためのものです。これは、全部で5段階ありAランクが一番よく、Eランクが一番下ですね。ランクが高ければ高いほどいいものが当たる確率は高くなり、低ければ低いほど悪いものが当たる確率が高くなります。」

「私はどのランクになるんですか?」

「幸治様は良くなくも悪くもないのでCランクです。Cランクでは5回以上が確定で当たりますので転生先が悪くなることはまずないのでご安心ください。」

「ほかのランクではどうなるんですか?」

「Aランクでは15回以上、Bランクでは10回以上、Dでは0回以上、Eでは-5回以上となっております。」

「ん?マイナス?」

「マイナスの数が多ければ多いほど、失うものが多くなります。例えば人ではなくなり知性を失ったり、人ではあるけれど転生したときに人権が存在しないとかですね。」

「そ、それは恐ろしいですね………」

「まあ、それに関してはは幸治様には関係ありませんので、そろそろガチャの方に移らせていただきます。」


 受付の天使は机の下からタブレットのようなものを取り出した。画面にはCとかかれたガチャがうつっており、ボタンのようなところがある。

 今、俺は頑張って冷静さを保っているが内心ではお祭り騒ぎだ。死ぬ前から異世界の転生ものが好きでそれを毎日のようによんでいて自分も来世はこんな風になりたいなと思っていたらまさか本当になれるかもしれないなんて、とりあえず、できるだけいいのを引いて可能性を広げたい。


「では、幸治様どうぞ引いてください。」

「わ、わかりました…」


俺はドキドキしながらガチャのボタンを押した。ガチャの中が動き、中からは白色のカプセルがでてきた。それをタップすると....


「3、30回!?」

「おめでとうございます。それでは、これから転生先のことを決めていきましょう。まずは生まれる世界です。どのような世界がよろしいですか?」


 それは既に決まっている。


「魔法があり、ステータスが存在し、魔物が存在する世界で!!!!!」

「あの、魔法や、ステータスが存在する世界はわかります。ですが、なぜ魔物が存在する世界に?魔物がいたら危険が増えて、死ぬ可能性が高くなると思いますが....。」

「あー、それはですね。私は魔物として生きていきたいというのが死ぬ前からの夢でしたので……魔物がいないとそもそも魔物になれないと思いました。そういう訳で魔物が存在する世界にしたいと考えました。」

「わかりました。では、転生する場所はそこに決定いたします。次に種族などですが優史様はステータスの存在する世界を望まれましたので、自分でステータスを決めてもらいます。ですので、ステータスと唱えてください。声に出す出さないはどちらでも問題ありません。」


 俺は言われたとおりにステータスと頭の中で唱えてみた。すると前に半透明の画面が出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 []

種族 []

 Lv 1


 HP 1/1

 MP 1/1


ATK 1

DEF 1

AGL 1

INT 1

MND 1

DEX 1

LUK 1


「スキル」

 なし


「称号」

 なし


「持ち物」

 なし


決めれる回数 残り 27

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 何も決めていないため、数値がオール1だ。上から順番に行こう、まず名前はコウジでいいだろ。次に種族、これはもちろん魔物なのだが、魔物だけでもとても数が多い。上から順番にゆっくり見ていると強いものは残り回数を多く使うようになっていて弱いものはほとんどが1回だった、そのなかで俺は面白いものをみつけた。


小悪魔

ミニデビル

・・・人型 最初は弱いが進化の結果によってはとてつもなく強くなる可能性を秘めている。戦闘においては将来、優秀ではあるが、モノづくりに関しては絶望的に何もできないので注意が必要。


 これを見たとき直感的にこれがいいと判断し、これにした。次にスキルだが、大体は決めてある。


【記憶保存】・・・前世の記憶を持ち込める。

【空間魔法lv1】・・・lv1 空間収納

  空間収納...別の空間にアイテムを収納できる。使用者の魔力によって入れれる量が決まる。

【鑑定lv1】・・・見たものの情報を知ることができる。

【闇魔法lv1】・・・lv1 ダークボール

【武器適正(全)lv1】・・・すべての武器に適性を持つが成長速度がかなり遅い。

【言語理解】・・・言葉を理解し、話す、聞く、読むができるようになる。


 この6つだ。これで22回も消費した。あと5回だが、あとは何にしよう。適当に目を通していると、いいものを見つけた。

 スキルに回数をほぼ全部使ってしまったがこれでいい。残りは1回これはあれに使うと決めている。


「ステータス全部決め終わりました。」


結果はこうだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ユウジ

種族 小悪魔

ミニデビル

 Lv 1


 HP 10/10

 MP 10/10


ATK 8

DEF 6

AGL 7

INT 8

MND 6

DEX 0

LUK 10


「スキル」

 【空間魔法lv1】【闇魔法lv1】【鑑定】【武器適正(全)lv1】

 ユニークスキル

 【記憶保存】【言語理解】【ガチャ】

「称号」

 なし


「持ち物」

 なし


決めれる回数 残り 1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なるほど。小悪魔ですね…最後に転生する際に生まれる場所ですが、何か希望はありますか?」

「凶悪な魔物が出ない森でお願いします。」


「わかりました。では、後ろの転移魔法陣から、転生できますのでそこにお乗りください。良き生になることを願っております。では、いってらっしゃいませ。」


「何から何までありがとうございます!頑張ってきますね!では、行ってきます!」


俺は転生魔法陣にに乗り、新たな人生…否、魔物生を迎えることとなったのだ

後書き

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