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ある日突然異世界に

 私、木塚葵は異世界に行ってみたかった。

 ここにある日常が代わり映えもなく、特に大きな変化もなく、“退屈”だったからだ。

 普通に学校で学び普通に家に帰り普通に……。

 普通普通普通。

 平凡。

 多くの人がそうであるように私は普通に生きていた。

 それでも何かしらの変化を期待してしまうのは、私がこの日常に辟易してしまっているからなのか?

 そう考えながら、薬局の前を通った時にアイスのセールをやっていたので一つ購入する。

 今回はアイス最中だ。

 チョコレートとバニラの相性が最高のアイスである。

 それを購入して機嫌よく食べながら歩いていた私は、そこで異世界に飛ばされてしまったのだった。


 確かに日常に退屈だとは思っていた。

 異世界に行ってみたいとも思った。

 だが、こんな風に突然起こるのではなく、心の準備が欲しかった。

 それともここは異世界ではなく、事故か何かで倒れた私の夢の中なのか?

 しばし自分自身で問答をしてみたが何も思い浮かばない。

 仕方がないので周りを見回してみることにした。

 私の視界の範囲内では土のむき出しの茶色い道と、木々の集まり……森しか見えない。

 少なくとも私の日常として存在していた戸建てやマンションといった家々は全く見当たらない。

 ここは一体どこだろう。

 ある日突然異世界には、突然自分の身に降りかかってきた場合にはどうすればいいのかが分からなくなる。

 こういう時にはまずどうするのか。

「この世界に飛ばされたら何か能力が手に入るとかそういうタイプではないかな? 能力なしでどうこうはさすがにきつすぎる。知識関係での成り上がりは……一応、数学、理科、社会の教科書は入っているけれど、これが役に立つのかな? この世界は私達の世界と物理の法則が同じなのかどうか。そもそも私が読んでいたような異世界転移と同じことが起こっているのかな? 能力だけではなく言語関係もどうなっているんだろう。外国語だって英語が少しわかるくらいだし……そもそもなんでここに来たんだろう?」

 といった謎が延々と私の頭の中で浮かぶが何も分からない。

 それにこの世界では魔法は存在するのだろうか?

 とりあえず私は手を前に突き出して、

火球ファイヤー・ボール

 呟いてみた。

 私の手の前面に赤い光の魔法陣? のようなものが出て、その中心部に炎の球状のものが現れて目の前に飛んでいき、爆音と光、煙を上げる。

 どうやらこの世界は攻撃系の魔法が使える世界であるらしい。

 周りに人がいなくて良かったと私は安堵した。

 それから試しに、そばにある木に触れてみる。

 身体強化みたいな魔法はないかなと私は思ったので、そういった魔法が使えないかなと思っていると、右腕が光に包まれた。

 試しにそばにあった直径三十センチほどの木の幹を軽く押してみる。

 ぽきんと乾いた音を立てて、その木は私とは反対方向に倒れていった。

 どうやらある程度、望んだだけでそこそこ魔法が使えるらしい。

 これでこの世界で身は守れそうだ。

 他にある問題は食事関連と住居だろうか?

 現在手持ちの鞄には飲みかけのペットボトル飲料と、お菓子が少し。

「……とりあえずこの道を歩いて行って、人のいる場所にたどり着けるのかどうか頑張ってみよう」

 そうひとりで呟いて私は、歩き出したのだった。

 

 そこから三十分程度だろうか?

 歩いていると町に着いた。

 周りの奇異なものを見るような視線に気づくが、そこは深く考えないようにした。

 それよりも食べ物と住居を手に入れなければならない。

 幸いにも言語翻訳能力? が自動でついていたらしく、言っていることは分かる。

 そう思いながら周りを見回すと、レンガ造りの家が並ぶ場所であるらしい。

 道路も石で包装されている。

 この光景は私がファンタジー系のゲームなどで知っている物に似ている。

 いわゆる西洋風と言われるファンタジーに出てくる家々が軒を連ねているのだ。

 さて、ここに来れたわけだけれどどうしよう、そう私が思っているとそこで、

「! 見つけた。近くにいるのは分かっていたけれど、ここにいたのか」

 そんな声がして私の方に誰かが走ってくる。

 見ると白い服を着た銀髪に青い瞳の少年だった。

 彼は焦ったようにここに来て、私を見て、

「“アオイ”で間違いないですね?」

「? はい。でもどうして私の名前を?」

「そういった説明も全てこれからしますので、僕について来てください」

 目の前の少年は私の手を握る。

 どうやら事情を知っているようだ、そう思って私は彼についていくことになったのだった。


 彼の名前はノルンというらしい。

 何でも私を召喚した人物だそうだ。

 “アオイ”とはこの世界で深い海の青を示す言葉で、奇麗な色だからという理由でその言葉を呼び出すものの一つにこのノルンが設定したらしい。

 ちなみに私は彼の相棒として召喚されたらしい。

「実は、学院の卒業のためのテストに、異世界のものを召喚して一緒に攻略するというものがありまして。今回は張り切って呼んだら、貴方が呼ばれてしまいました」

「そうなんだ。それで私はどうすれば元の世界に戻れるの?」

「目的が果たせれば後は転送といった形になります。学院の方でもその転送のお手伝いはしてもらえますから、安心してください」

 そう彼は言うが、果たして彼の言っていることは本当だろうか?

 心が読めたりしないかな~、と私が念じているとそこで、

『よかった、どうやら信じてもらえたみたいだ。本当に戻す手段はあるのだけれど、異世界から来た人だと疑心暗鬼になる人もいるから……でも可愛い子でよかった。別な意味で仲良くなれないかな……』

 などとのノルンが考えているのが聞こえる。

 それはいいのだけれど、

「別な意味で仲良くなれないかな?」

「! ま、まさか心を読んで……」

「心が読めていたの? 私」

「え? 知らずに魔法を使ったのですか?」

「うん、そもそも私、これまで魔法は使った事がないのに、身体強化したいなと思ったら体が強化されたりしているみたいなの」

「……後でギルドの方に一緒に来ていただいていいですか? ギルドカードを作るときに能力測定を行いますので、そこで能力を見れば、アオイの力が分かるかもしれません」

「……なんだか物語に出てくるギルドに似ているような。このオーバーテクノロジー感が」

「おーばー? といいますか、アオイの世界の物語にギルドが?」

「うん」

「……この世界に適応しやすい存在を呼んだからそういった知識があるのか? 異世界人の召喚はまだまだ謎が多い部分もあるから……でもこれだけの能力があるなら……」

 などとノルンは考え始めてしまったので、しばらく待ってから私は、そのギルドについて教えてもらい、それが私の知っている物語に出てくるような物と酷似していると気付いたのだった。


 こうして私達はギルドに向かった。

 まず私の能力がどんなものか知るためであるらしい。

 ギルドという場所で私の能力測定が始まるようだけれど、行ってみたが“普通”だった。

「う~ん、普通に変な道具で測定されただけだね。しかもカードも作ってくれたしこれで色々な依頼が受けられるようになるんだ……それでノルン、さっきから顔色が悪いようだけれどどうしたの?」

「……アオイは気づいていないようなんですが、魔力や体力などが全て測定できませんでした」

「? でもマークはついていたはず。それに皆驚いていないようだし」

「……それは測定できなかったという印です。驚かないのはまれにそういった事例があるという事を知っていたからです。どうしよう、凄い人を呼んじゃった」

 ノルンは焦ったようだけれど私としては、

「でもどうすればいいのか全然分からないよ?」

「危険なのでこの世界の危険な場所などには近づかないようにと言った注意をした方がいいのかな……アオイはこの異世界でやりたいことはありますか?」

「やりたいこと……でも先にノルンが卒業するために何かをしなくちゃいけないんじゃないかな?」

「それはそうですが……」

「この世界の事はよく分からないから、一緒にいるうちに決めさせてもらうわ。でも、美味しい物は食べてみたいし、この世界の服は着てみたいかな」

「そんなものでいいのですか?」

「ほかに何を望めばいいのか分からないし。でも綺麗な服は着てみたいかな?」

「なんだか女の子らしい可愛い望みでよかった。これで“世界征服”とか言い出したらどうしようかと」

「? そんな人がいるの?」

「昔、呼び寄せた異世界人でいましたよ。それで世界を征服する前に色々理由をつけて接待やらなにやらをして強制的に送り返したのです」

「そうなんだ。でも、そっちは興味がないかな」

 私がそう返すとノルンが安堵したように微笑む。

 そこで目の前にアイスのようなものが乗っている屋台が開かれた。

 ちょうど今が開店であるらしい。

 棒に刺さったアイスを何本も売っているのを見て私は、

「あれ、アイスに見える」

「そうですね、アイスですが……食べたいですか?」

「うん!」

「どの味にしますか?」

「……分からないから、ノルンが美味しいと思っているものが良いな」

「でしたら、“カコナナッツ”と“ミモリの果実”の乾燥させたものがおすすめですよ。昨日食べて美味しかったですから」

「それにする!」

 私がそう答えるとノルンは嬉しそうにアイスを買いに行ったのだった。


 アイスは美味しかった。

 ミルクの風味が濃厚で、ミントのようなすがすがしい香りのするスパイスが入ったアイス。

 しかも中にナッツやドライフルーツが入っていて、食べているとごろりと大きなナッツや果実が口の中に転がる。

 食べ応えのあるアイスだった。

 それらを楽しんでからさっそく私はノルンに、

「それで卒業の課題って何があるの?」

「僕の場合は、“ギザウサギの耳石”っという特殊な魔物の耳についている石のようなものを手に入れないといけないんだ。探すのはとても難しくて大変な課題を引いてしまったんだ」

「引いた?」

「うん、卒業の課題はそれぞれがくじを引いて決めるんだ。その中には……大抵とても大変なものが一つ入っていて、それをこなせる人は限られていると言われているんだ」

「そんな大変なものを淹れるなんて意地悪だね。課題をこなさせないようにするため?」

「……こなせなくても別の課題を引けるようにその場合は特別になっていたりする。でも、こなせた人達は歴史上でそこそこいて、その人たちは知恵を振り絞ってその課題をこなして、歴史に名を残すような偉大な魔法使いになっていたりもする。だから僕は……“挑戦”してみたい」

 ノルンが何かに憧れるようにそう呟く。

 その時の横顔を見て私は、私が日々の中で“まだ何も見つけられず”にいて“退屈”だと思っていた……私の持っていない“憧れのような目標”を彼が持っていると知る。

 彼のそばでお手伝いをしていたら私も何か“違う”物が見えるだろうか?

 それに、その時のノルンの表情は誰よりも輝いて見える。

 もっと彼を見ていたい、そんな気持ちになる。

 だから私はノルンにこういった。

「だったら私もできる限りお手伝いするよ。目標に向かって進んでいくノルンは格好いいし」

「え!」

「だから私ももう少し見ていたいな」

「う、うん、そっか……うん、そんな風に言われたのは初めてかも。“夢見がち”だって言われていたから、そう言ってくれたのはアオイが初めてだ」

 そう嬉しそうに笑うノルン。

 それを見ながら私は、できる限りノルンを応援しようと決めたのだった。


 それからノルンの探している"ギザウサギの耳石"を探すことにした。

 ただ私はそれがどんなものなのか分からない。

 そうノルンに言うと、図書館に私は連れて行ってもらえることになった。

 そこにはそういった希少な魔物についての情報が書かれた本があるだろうから、とのことだった。

 そして図書館に私達はやってくる。

 木で作られた小さめの図書館ではあったけれど、市民のための憩いの場として無料で開放されているらしい。

 そこの一角にこの世界の魔物などが描かれている絵本などが置かれている場所がある。

 飾られていたプレートにそう書かれていたから間違いない。

 そしてその中から二冊の本をノルンは探し出した。

 一つは絵本で、もう一つはこの地方の地図まで載っている優れものだ。

 なんでもこの地方で見られる特殊な魔物がその"ギザウサギ"であるらしい。

 絵本に書かれたそれを見ると、私の身長くらいの大きさのある白いウサギのような耳が四つある怪物で、耳が三角形にとがっているらしい。

 その一つの耳に青色の石が一つついていて、それが"ギザウサギの耳石"であるらしい。

 それを回収するのが課題であるそうだけれど、そこで私はそこにある石を見た。

 これを探すとなると、まずはこの魔物を探さないといけないのだけれど……。

「そういえば私の魔法ってどんな風に使えるのかな?」

「魔法ですか? “想像を現実にする力”といった能力がありましたよね? 確か測定時のその人固有の能力のようなもので」

「そうだったっけ? ……だから、炎の球みたいなものが出せたり身体強化できたのかな? 私がそうしたいと思ったから」

「思うだけでは無理ではないかと。そういったものが使いたいと、イメージができるものが良いようですね。例えば物語でそういったものを見たり絵で見たりした、といったものが魔法として“発現”しやすいかと。実際に僕達もお手本を見せてもらったりすると魔法は使いやすいですから」

「そうなんだ。だったらゲームなどで見た魔法を使ったりできないのかな」

 私はノルンの説明を聞いて、どうなのだろうと考えてみる。

 もし使えるなら使ってみたい魔法があるのだ。

 そう私が考えているとそこでノルンが不思議そうに私を見て、

「何かいい方法があるのですか?」

「えと“探査”して……例えばここに地図があるから、この"ギザウサギ"がいる場所が光の印で出てきたら嬉しいな~とか」

「! そんな魔法を見たことがあるのですか!?」

「似たようなものかな。そしてレーダーみたいに表示できたらいいな、とは思うかも?」

「れーだー?」

「説明するより魔法を使ってみたほうがいいのかな? えっと、“探査”に……“再現”っと!」

 私がそう念じると私の足元から光が走る。

 かと思うと、いずこかに飛んで行った光がまた足元に集まってきたかと思うと、私の体を通して上がってきて手をとして本に集まる。

 その間体が少し暖かくなるものを感じたけれど、そんなものはすぐに忘れてしまった。

 だって、私の目の前にあったものは。

「地図に赤い光の粒みたいなのが表示されている。これが……"ギザウサギ"?」

 私は小さく呟いたのだった。


 ノルンの示した地図に表された赤い光。

 もしかしたなら"ギザウサギ"の居場所を示しているのかもしれない。

 そういった話をしてからこの周辺の詳しい地図をノルンが持ってきたので再度その魔法を使うと、その地図に赤い光が現れる。

 しかもその光は移動しているようだった。

「これは本当に"ギザウサギ"かもしれない。ここから近いとなると、この赤い光がいいかもしれない」

「それなら今から探しに行く? この地図は図書館のものだから、おいていかないといけない」

「地図ならそれほど値段が高くないから途中で購入しよう。そしてそれにアオイの魔法をかけて貰って探しに行けばいい。……でもこんない凄い魔法を使って体は大丈夫?」

「う~ん、特には」

「……アオイの魔力ってどれくらいなんだろう」

 ノルンがそう呟いてすぐに、

「でも、これだけの力があるなら、すぐに探せるかも。それにその魔法について後で調べさせてもらっていいかな? 凄い魔法だから」

「分かったよ」

 そう私はノルンと答えて本を元あった場所に戻して私は、ノルンと共に図書館を出て、すぐそばにあった小さな駅の売店のような場所で、ここ周辺の地図付きの観光ガイドを購入したのだった。


 そんなこんなで私達は街からほど近い森に来ていた。

 その森はこれまでと違い、背の高い気が密集していてどこか薄暗く見える。

 こういった場所には魔物が出やすいから気を付けてと私はノルンに言われた。

 だから気を付けることにして土の道を歩いていくけれど、

「なんだか今ガサゴソ音がした! “氷”」

 私がそう叫んで目的の場所に氷を落とす。

 すると空気の抜けるような音がして道端に石が転がってくる。

 魔物の核となる魔石であり、魔力の結晶の狂なものだと先ほど私はノルンに説明してもらった。

 日常生活でもこの魔石はこの世界で大活躍であるらしい。

 だからいくつか私は手に入れて、ノルンに渡した。と、

「僕が活躍できる場面が全然ありません」

「あ、ごめん……ついガサゴソする音が怖くて倒しちゃった」

「いえ、それくらいならば仕方がないです。でもアオイは強いですね……これだけ強いとつまらなかったりしますか?」

「そうなのかな? でもこうやって魔法を使って冒険みたいな物にも憧れていたから楽しいかな」

「そう言ってもらえてよかった。一応召喚した人物などもその人の能力とみなされるので、アオイが強いのも僕には嬉しいです」

「そうなんだ。でもどうしてあんな離れた場所に私は呼ばれたんだろう」

「魔力の集まる地点に影響を受けるのと、ちょっと課題関係の話が長引いてしまってああいった場所に呼び出すしかなく、すぐに迎えに行けませんでした。すみません」

 そうノルンは私に謝る。

 どうやら色々とノルンも忙しいようだった。

 そこで地図の赤い表示が近づいてきて、そばの茂みから何かあらわれる。

 私は即座に“氷”を呼び出したけれど、

「え?」

「このくらいの魔法では"ギザウサギ"は止まりません。“光の檻”」

 私が何個か氷を呼び出す間にノルンが呪文? のようなものを唱えていて、そして"ギザウサギ"が光の格子に捕らわれる。

 暴れる"ギザウサギ"だけれどそこでナイフをノルンが取り出して、

「ごめんね」

 そう言って耳の所に着いた石を一つきり採って治療用の魔法を施し……時限式で檻が消えるようにして、私はノルンと一緒にその場から仕返しをされないうちに逃げ出したのだった。


 "ギザウサギ"から見事に課題のものを手に入れたノルンはすぐに、ノルンの所属している魔法の学校に連絡を取る。

 そして課題クリアを見て貰い無事卒業になったらしい。

 また、私の存在についても連絡すると、戻れる期間を見るからとのことで私もその魔法の学校に向かう。

 大きな建物と認識しなかったその場所に入り、それからすぐに魔法陣が床に描かれた部屋に連れてこられる。

 それによるとまだあと一か月は滞在しないといけないらしい。

 随分長い滞在だと思っているとその間はノルンが私の衣食住は面倒を見てくれるらしい。

 なんでも呼び出してしまった人間の責任と、卒業の課題を手伝ってくれたお礼だそうだ。

 しかもこの世界を案内してもくれるらしい。

 それはそれで私自身楽しみだった。

 こうして私のこの世界での短くも長い生活が始まっていく。

 ノルンとの心の交流も含めたこの異世界生活。

 時に危険な魔物を倒すことにもなったり、また、ノルンと仲良くなった私がこの世界と元の世界を行き来するようになるのはまた別の話である。


よんでいただきありがとうございました

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