転生者
全てが退屈だった。機械のように毎日毎日同じようなことをする日々。ただ孤独にならぬために群れる者の喧騒。
退屈でその退屈に馴染めない自分が嫌いだった。何故俺は生きているのだ。そう思ってはそれを否定しこんなことを考え出る奴は中二病だろと自分で自分を嘲り笑う。
だからどんなに惨めでも死ぬことはできなかった。
俺はいつも死ぬことばかり考えていた。
そしていつも思う漫画や小説などのように転生したら面白いなと。
でも最後には死んだら俺という存在ごと消してほしいと願う。
俺は鉛筆で紙にかかれた文字のような存在だ。消しゴムでこすればすぐに消えてしまうような脆い存在。
俺には生きる意味がわからない。でも死ぬ理由が見つからない。
そう俺は生きる屍のような存在だ。だから俺は自分のことをアンデットだと思っている。いっそ某生物兵器ゲームのように本当にゾンビが出てこればいいのにと思ったことはいくらでもある。さてこんなどうでもいいことを考えていたが俺は決して中二病を患っていて痛い奴ではない。そしてポエマーでもない。なら何故こんなことを考えているだって?
「あうあうああああーー(いきなり体が小さくなってるからだよ!!!」
えっ?なになんなの?俺モルモットになっちゃった?本当に傘の会社につれさられて人体実験されちゃったの?
「〆*€☆#<:○$#!!」
なんかパツキンの綺麗なお姉さんが出てきたああああ!?やべーよやべーよ俺生粋の日本人だから話しかけられても外国語わかんねえよ?
「$#>☆¥$€○*?」
おいおい?このお姉さん俺の前に胸を差し出してきたぞ?なんだ痴女か?だがな俺は童貞だぜ?そんなきれいなおっぱい生で見たことも触れたことも無いんだぜ?生おっぱいを最後に見たのは今度中学生になる従姉妹が小学生に上がる前のツルツルのペタンコのまな板ボディーだぜ?そんな俺にこんなものを…見せ…つ…なんだ?腹が減ってこのきれいなおっぱいがただの肉の塊にしか見えないぞ…やばい腹が減って……
「あむあむあむあむあむ」
なんということだ!?この俺が男子なら一度はやってみたいが羞恥心が高すぎる赤ちゃんプレイをやっているでは無いか!!俺はいつのまにかプレイボーイなっていたのか?
「○☆¥$€$¥*♪♪♪♪」
なんかこのお姉さんが頭撫でてきた…やばい眠たくなってきた…このままでは寝てしまうまずい…この感触をもう少し味わいたかった…
「あらあら寝ちゃったのね。私も少し疲れたから寝ましょうか。おやすみなさい私の可愛い息子君。」
女はそっとつぶやくと自分の息子の頬に軽く口ずけをして横になり目を閉じた。