転校生は歪みない。
これは恋愛になりそうでならないかもしれませんし、なるかもしれません。
三人は合流。
とりあえず じゅんたは水で手を洗って、作戦を立てる。
「えーっと僕の作戦は結局意味なかったから、三人で行動ってことで。いいよね?さっ君。」
「えっ?!俺っ?!うん。まぁそうだな。でも、走る場合はどうする?」
「ん?どうゆうこと?」
「実はしんなはあんまり走るの得意じゃないっぽいんだ」
「知ってるよ。だから、そこら辺は僕がしんなを横抱きして逃げる。そしてさっ君。頑張って」
「いや?!無理だから?!」
いつまでたっても終わらない作戦をしていると
「来る」
しんながイヤーマフに両手をやっていた。さく達はまじかよ、面倒臭いなどをぼやいている。次は女三人。
「おーう。私等ついてんじゃーん」
聞き方によってはピンチを切り抜けたセリフ。でも今はその真逆。じゅんたがさく達に合図をする。さくは頷くとじゅんたの少し後ろに下がる。
女で一番のっぽな人がニヤリとする。
「さっ君。なんだか面倒臭いんだけど、銃持ってない?」
「いや、持ってないから」
女二人がナイフで襲いかかってきた。だいぶ接近した所で、じゅんたがナイフの刃を直で手に握って引き、腹を蹴り飛ばして ナイフを取り上げ女の足に思い切り刺して、もう一人の女はさくに向かう。さくは鉄の玉(小)を投げる。
1発目は外れ、2発目は避けられ、3発目に女の腹に命中。
「やれやれだぜ」
さくは決め言葉。だが、最後に残っている女は仲間を道連れにこちらにオイルのようなものをぶちまけ、ライターで火を付けた。ボッっと定番の音がなると一気に火は広がっていく。
じゅんた達には全くかかってはなく、火が全般に広がった時 3人の叫び声が舞い上がった。恐らく着火したご本人の女も自爆したようだ。
「さっ君。今日はコゲコゲベーコンだね。」
じゅんたは呑気に横目でちらりと火を見る。さくはうわぁとひどく顔が歪んでいる。しんなも同様であった。こんな醜い叫び声と変な匂いが立ち込める場所から早くどこがに逃げたいといったようだ。
さくは罪悪感で心がいっぱいになり膝ががくっと落ちた。
「なーにをやっているの?こんなの毒ガスと一緒だよ。早く離れなきゃ行けないよ」
じゅんたがそうゆうもののさくは震え上がって声も出ない。腰も抜けて立て無かった。じゅんたは はぁ・・・と溜め息を吐く。じゅんたはさくを横抱きすると
「しんな。歩ける?」
コクンとしんなが頷くとじゅんたに続いて歩く。
だいぶあの場所から離れてちょっと人通りがある道のベンチに座った。男の子が男の子を横抱きしているのを珍しそうに周りの人は見る。
真ん中にさくを座らせ続いてしんな、じゅんたと座って行った。
「情けないなー。しんなだってこんなにぴんぴんしてるよ?」
しんなは少し目が虚ろっていた。じゅんたはさくを眺める。さくは下を向いて目を抑えてうう゛・・・・と泣いていた。
「さっ君 後、女の人殴るなんて最悪だ。そこを改める事が大切だよ。」
じゅんたはさくにそうアトバイスした。え?じゅんた さくより非道い扱いだったような・・・・。
「しんなー。なんだかお腹すいたね。ベーコンでも買いに行く?」
しんなは首を振る。じゅんたはそっかぁ・・・と残念そう。
「さっ君。アイス買いに行こうよ」
「お前は・・・・」
「ん?」
「お前はどうしてあんな所目撃してそんな笑顔でいられるんだよ。何、関係ないって振る舞えるんだよ。」
さくは尚下を向いたまま、じゅんたにそう尋ねた。じゅんたはうーん。そうだねぇと考えると、
「銃はたまが出ないからって銃口を覗いてはいけないよ。もし、覗いてしまってそれが遅発だったら?『ボンッ!!!!』きゃー痛いよね」
じゅんたはボンッ!!を強く強調して言った。じゅんたはフフフーと笑ってみせた。わけわかんねぇよとさくがぼやく。
「さ。もう、歩けるよね。結構散歩も出来たし。ん。消防車とかの音も聞こえてきたし、面倒は僕嫌いなんだ。帰ろう」
じゅんたが言う通りパトカーや、救急車の音が鳴っている。運が悪ければ、ここに警察が来て取り調べがある。その前に基地に戻ろうと言うことであろう。じゅんた達は急いで基地へ戻った。
「ふぅー。さっ君がもたもたしてるからギリギリだったじゃないかー」
「・・・・・助かった。。。ありがとう」
さくは照れくさそうにそう言う。じゅんたは
「気持ち悪いよっ?!どうしたのっ!?」
と心配(別の意味で)しんなはというと、また、あの小さな出口へ入る。
「あ。また来たのかい?」
男の子、れっかは木の上ではなく、次は川に足を突っ込んでのんびり座っていた。しんなも靴下を脱いで、川に足を突っ込んだ。隣にはれっかが座っていた。
「また、色々体験したようだね。どうだった?」
「・・・・・・。」
「感想は無しか~・・・・」
「たくさんあるけど・・・・・どう言葉にすればいいか分からない・・・・」
「そっか。では今日は何が食べたい?何かを食べれば言葉も出るかもよ?」
「ベーコン以外・・・・」
れっかにはベーコンに一体どういった恨みがあるのかは分からなかった。
「とりあえず、桃でいいかな?」
れっかがそうゆうとぷかぷか桃が川から流れて来た。れっかがそれをキャッチすると、しんなに はい。と渡す。しんなはそれを受け取って桃をかじる。サクッといい音をたてた。
「桃ってさ。一つだけでもすごくいい香りするよね。自分はこの香り好きだな。」
れっかも桃をかじりながら足をチャプッとさせる。
「それ食べたらもう行くといいよ。きっと二人が待ってるよ」
しんなはそこに桃の種を置いてゆくと、靴下を持って戻っていった。
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