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話が進まない、転校生。

「いやー。こうもじゅんたいないと話が進まないなー」


さくはベットに足を出してひっくり返りながら、言ってみた。しんなは真ん中の机で、肘をついて何やら考えていた。


「インより、違う名前が良かった・・・」


「そーんな事言うなよ。俺だって嫌だわ。レオとか腕に気持ち悪いのが走るわ」


その時、ドアの開く音と共にじゅんたが入ってきた。


「やあ!!」


とてもにこにこしていた。さっきの出来事が嘘のようだった。


「やっぱり、僕がいないと話は進まないでしょ?」


しんなはじゅんたに目をやる。さくはベットから飛び上がる。


「じゅんた?!大丈夫なのか?!」


「うん!全っ然元気!」


しんなは立ち上がってじゅんたの腕を持ち、袖を思いっきりまくろうとした。じゅんたはしんなの手を抑える。

しんなは目を見開く。


「見ちゃったんでしょ?僕の部屋・・・」


そうじゅんたが耳打つとしんなは震え上がる。


「いいよ。気にしてないから・・・」


じゅんたはにこっとすると、


「エリンのところ行こっかー面倒は早めに終わらせちゃおう!」


さくは正直、じゅんたに色々訊きたい好奇心が湧いていた。他にもこの基地のこと。

エリンの事。じゅんたとしんなはどうしてひそついているのか?


「あぁ、そうだな」


そう言って、三人は部屋を後にし、じゅんた先頭で歩いて行く。


「場所、分かるのか?」


「まあ、ある程度の所は・・・。僕もあんまり覚えてないけどね」


「おいっ」


すると、扉が前に立ちふさがる。じゅんたは指でちょちょいと暗唱すると、開いた。そのまま歩いて行くと、


「わああああ!!レヴィンじゃないか!!元気になったのか!!?」


「ケイド!久しぶり!!僕はこの通り元気だよ!」


灰色の服のケイドとじゅんたは心底嬉しそうに、叫ぶ。


「これから、何すんの?!あ。俺と遊んじゃう?!」


「いや・・・それが、まずエリン探さないと・・・」


「あ!なら、そこの二人の名前ネタバレして!!」


ケイドはしんなとさくの方を見る。


「イン」


「俺は、レオって言います」


しんなとさくはそれぞれ紹介する。


「僕的にインよりカインの方がいいなー」


「確かに!カインとくれば、レオンだよな!!」


「んを揃えるのは僕的に好ましくないなあー」


ケイドとじゅんたは勝手に二人で盛り上がる。じゅんたはいい加減切り替える。


「エリンの居場所、知らない?」


「そんなことしなくても俺がいるだろ!」


「そうだった!ケイド!お願い!」


「放送室的なのってどこだっけ?」


「僕が案内するよ」


そして、四人は歩きながら


「レヴィンって相変わらず暗記力いいんだなー。」


「今は低下してるけどね」


エレベーターに乗り込んで、更に下へ行く。下に着いて


「あぁ、こっから分かるわ!サンキュー!」


そうゆうと、部屋へ猛特急で入って言った。


『皆あああああ!聞いてくれ!部屋に集まれ!あ!違った!道のあの広いとこ!!』


ケイドの声が上から降ってきて、あちこち噛みまくっていた。

しばらくしてケイドが部屋から出てきて、四人で、さっきの反論された場所の広い空間に来る。


4人がつく頃には少数集まっていた。まだ、少しずつ集まってきている。

当然、エリンも着ていた。


「よーし!みんな集まったな!紹介しよう!!」


三人を紹介して、ちゃっかり自分までもを紹介している。


 何故だか、エリンの時より周りの人は反論しない。


「改めて、よろしくね!」


あまりに先程とテンションが違うじゅんた、いやハイズに周りは驚く。

だが、喜ぶわけでも怒るわけでもなく、ただざわつくいていた。

それで、とりあえず解散。

ケイドは仕事があるので別れて、ハイズ、さく、しんなで行動。


「おい、マジこれやばいんじゃねーの?」


さくが小声で尋ねる。


「カインは楽しそうだからもうこれでいっかなーとか思ってるけど。僕は」


ハイズはにこっとしながら言う。しんなは黙々としている。


「俺は良くねぇ!!」


「じゃあ、ここからどう出るの?師匠に助けてもらうの?」


「お前、師匠師匠ってなんなんだよ!!」


「いや、そんなに言ってないよ。」


「れっか・・・・」


しんなは呟いた。ハイズがびくっとする。


「何で・・・・。君がその名前を、知ってるの・・・・?」

閲覧有難う御座いました!

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