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諦めがいい転校生。

私は銃の知識本当にありません。

なので、色々矛盾が生じるかもしれませんがその時は

申し訳ありません。

じゅんたは自分の部屋に戻ると机を見る。ライターと銃を眺めて止まってた・・・・




「どうしてだい?」


れっかは、問いかける。草木がざわっと揺らいだ。

しんなは俯き空を見る。


「・・・・。前、あいつは私に特殊能力があるから追われるって言ってた。」


「あいつってじゅんたの事かい?」


れっかはまた問いかけしんなは頷く。しんなは自分の手のひらを見るなりれっかを見る


「じゅんたは、結末を知っているんだよ」


「結末?」


「最後に自分はどうなるのか?そして、君達の最後は一体何なのか?その全てを知っていて知らない」


「・・・・・」


「さあ!帰った!帰った!!」


れっかがそうゆう同時に強い光に包まれ、しんなが目を覚ましたら基地の廊下に戻っていた。


「あぁ!!しんな!出かけようよー!」


じゅんたは明るくそうしんなに喋りかけると、さくが 早く行くぞー と呼んでいる。しんなはじゅんたの方へ歩み寄った。



外に出ると路地裏を抜けるというお決まりの手順で道を通って行く。

じゅんたとさくは道で駄弁りながら、歩いて行く。

近くにはドブが流れていて多少の木やコンクリートからもぐらの巣のようにボコッと草が出てたりもしている。じゅんたは気持ちよさそうに足取りが少しぴょんっぴょんと跳ねている。しんなはそこらにいる鳩や雀を見ている。

急に曲がり角から、道を塞ぐように女の人が出てきた。ツインテールで腰まであり、赤毛。ツンとした表情をしていて服は外国の男の人が着そうな貴族の様な服であった。

じゅんたはびくっとして後退りをする。


「みぃーつけた。久しいわね。レヴィン=ハイズ!!!」


女の人は途中で表情がきつくなり叫ぶ。


「み、見逃してよ・・・。エリン・・・」


さくとしんなはとりあえず空気を読むため黙る。

エリンという女は はあ?!というと


「裏切り者の癖によく言えたもんね?!戦場でビビって抜けだしやがって!」


「・・・・。そっそんな7年前の事なんて覚えてないよ・・・」


じゅんたの額には汗が滲む。しんな達の方をちらりっと見る。


「違うわよ!!五年前よ!」


エリンはピシャッと言う。じゅんたは片手を横にやり肩をすくめる。


「で・・・要件は、何?・・・」


「あんたを連れ戻す。ここで殺してもいいけど、いい人材をここで壊すのは勿体無いと上が言うもんでね。ついでに見る限り。。。。」


エリンはしんなとさくを見ると、ビシッと人差し指でそちらへ指す。


「あんたらもいい人材そうね・・・。こちらへ来てもらおうかしら?」


「ダメだよっ!この人達はそこまで強くないよ!!」


じゅんたは抗議する。


「お友達と一緒に働けるなんて楽しいでしょ?ハイズ」


「全っ然」


じゅんたの言葉も何も聞かずにエリンは三人に歩み寄る。


「逃げて!!!」


じゅんたは叫ぶ。さくとしんなは後ろへダッシュしようとするものの、行く先黒い車がたくさん止まっており 黒い男達がぞろりと出てきた。さくは鉄の玉を持つが、


「さっ君・・・。駄目だよ・・・。この人達に逆らえない・・・」


「なんでだよっ?!いつものお前なら!!」


エリンはクククッと笑うと


「流石、ハイズ・・・。そこんとこわかってんのね」


「お前っ!銃は?!持ってきてんだろ?!」


さくはじゅんたに叫ぶものの、じゅんたは目をそらす。さくは血の気がサッと引く。


「あんたわかってないのね。」


そうゆうとジャッとエリンは片手に割と大きな銃を持ち、もう片手にも似たようなものを持つ。


「何がすごいんだよ?!銃2つ持っただけじゃねぇかよ!!」


「機関銃、散弾銃などは結構の重さだよ。それを片手で持ち、エリンは同時にフルオートに撃てる。これは人間わざじゃない。」


じゅんたは冷静にAを送る。沈黙がよぎる。エリンは銃をしまう。その銃をどっから持ってきてどっからしまったのか全くわからなかった。


「さあ、来てもらおうか?」


エリンは手をじゅんた達に差し出す。じゅんたは素直に にこっとすると


「分かった!エリンがそうゆうから仕方ないね!」


と、エリンの方へ行く。


「おいっ!お前はいいかもしれないが、俺達は全然良くねぇ!!」


しんなはじゅんたの方へ歩いてゆく。その後ろをさくが見る。


「しんな!!」


それを無視し、エリン側につく。さくは一人残される。じゅんたがさくに駆け寄り、耳打った。


「さっ君。ここは諦めよう。逃げ道なんて後から考えよう。」


「でもよ?!」


「いいから」


「・・・」


結局さくもエリンについた。


「ははっ!あんたらの弱さはわかった!来な」


4人と、その他黒い男達が黒い車に乗り込む。

車の中では低い音が響きわたっている。じゅんたは車ガラスに頭をついて憂鬱そうに外を眺める。しんなは無表情で姿勢よく座っていて、さくは不機嫌そうに足に肘をついていた。

助手席ではエリンが煙草を吸っている。


「臭いんですけどっ!?」


さくはエリンに怒りを投げる。エリンは灰皿に煙草の灰をトントンっと落とすと、


「ハイズ、そういや煙草やめたの?煙草の匂いがしなかったんだけど」


エリンはそうじゅんたに訊く。じゅんたは窓から頭を離した。


「さっきからハイズハイズってなんだよ!!しかもじゅんたが煙草なんて吸うわけないだろ?!いかれてんじゃないのか?!」


「あぁ、エリン。僕最近やめたんだよ。」


「え?!」


さくは絶句。しんなは三人に目を向ける。


「何?じゅんたって。本名?」


「知らない。」


「まさか、煙草と一緒に例のやつも止めたの?」


「いや、あればっかしは止められない」


「だっさ」


エリンはじゅんたを笑う。さく達にはこの会話がちんぷんかんぷんだ。だが、しんなはそれでも少しは理解できたようだ。エリンはだっさと笑いながら繰り返している。


「どうせ、それ目当てでこっちに来たんでしょ?」


「違うよ。もし、あそこで抵抗したら君に殺されて人生バイバイになっちゃうから」


「バカだよね?!ハイズは昔からそうゆう臆病さは変わってないわね」


懐かしいように喋るエリン。じゅんたは逆に気分が悪そうな顔だ。


「僕達を連れてきた要件は?」


「ハイズは一回私達の組織に触れている。だから野放しには出来ない。そこら辺は理解してよね? 元兵隊さん♪」


「やめてよ。もう、忘れたいからさ」


「ふぅーん。あんたがあれやってる理由が分かってきた気がする」


さくはぴくっとした。どうやら少し感づいたらしいが、黙っていた。


「あれの種類は何をお使いで?」


「知らない。もう、やめてよ」


エリンはじゅんたをいじる。さくとしんなはこんなじゅんたを初めて見た。


「つまーんないっ。けど・・・。私等のところ入るんだから絶対やめろ。あんたが狂って人材減ったら困るし?あと、あんた銃使えるの?さっきこいつがなんか言ってたじゃない?」


「分かったよ。銃はある程度。そこまでの知識は本当に無いよ」


「ふぅん」


しばらくの沈黙。車は淡々と進む。


閲覧、ありがとうございました!!

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