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なんのへんてつもない転校生。

今度は恋愛っぽい話を創ってみました。


ですが、未だ 恋愛かどうかも分からないところです。

「あ。そういえば転校生来るんだって―!女の子かなー?男子かなー?」


とある女の子がワクワクして言う。そして


「マジで!?え?!イケメン!イケメン!」


「キモッ」


という会話をしているのが聞こえる。クラスを見回すと、

おや?ぽつんと席に座って無言で無表情な女の子がいた。つまらなそうな退屈そうな

雰囲気で机に肘を付いている。


チャイムが鳴り、皆席に着く。やっぱり皆転校生の話題で持ちきりだ。ただ一人だけを除いて。先生が前に出てお決まりの手順で話す。お決まり通り転校生も入ってきたわけで。

転校生はとっても明るくて目を輝かせながらニコリとして力いっぱい息を吸い込むと


「じゅんたですっ!」


とても子供っぽい男子だった。手を振りながら


「よろしくね!僕、こうみえても明るいから!」


という 言わなくてもわかる雰囲気だ。皆はなんかノリうざい奴がキタ。とか笑いながら淡々と受け入れる。当然一番後ろの席。女の子と大分席が離れている。女の子は転校生、じゅんたを見る。運悪くじゅんたと目が合う。じゅんたは一瞬何かを知っているような目付きをしたが 手を振った。女の子は当然無視した。授業が終わると皆 じゅんたに群がるそうゆうの興味ない人は いつもの友達と喋っている。女の子は見知らぬふりして机に伏せていた。

だんだん、休み時間を重ねるたびじゅんたの群がりが無くなっていた。それは彼自身のオーラで追い払ったのか 皆が飽きたのか。分からなかった。


けれど、女の子は突如 机からがばっと体を起こす。目の前にじゅんたが居た。


女の子は目の前の少年を睨む。


すると 少年の口からこぼれた言葉。


「僕はキミを知っていて、キミはきっと僕を覚えていない。僕はキミが好きだったんだよ。しんなー。」


「・・・・」


女の子は無言で、何かを考えているように捉えられた。

じゅんたは にこっとしていて一向に話がない。女の子は指をさして、


「私は”キミ”に会った覚えがない。それより、昔の記憶なんて捨てた。でも

私の名前を知っているのが奇妙だ。」


しんな。という名前の女の子は 興味なさげにまた、机に伏せた。


「ちょ、ちょっと待ってよ!気にならないの?!しかも、君の言ってる事、

一部違うよ?」


じゅんたは、あわわわわ!!と、感じに しんなを揺する。うるさいなぁと

しんなは顔を上げた。


「気にならない。名前なんて担任に訊けば分かる。クラスの奴なんて もう、

私の名前 忘れてると思うし。」


「違うよ!違うよ!一度会ったんだよ?!」


「で?私、あまり 人と関わるの嫌なんだけど?話すと余計な感情がつく」


「・・・・。大丈夫。大丈夫。キミは極度という極度の距離で僕が守るから」


しんなはまた、机に伏せた。じゅんたは にこっとすると自分の席へ戻っていった。その直後に 担任が ガラッと教室へ入ってくる。


「皆。もう、じゅんた君とは仲良くなったかな?今日は金曜日、明日は休みです。有効に時間を使いましょう。では 授業を始めます。」


そう言って授業が始まった。


まぁ、授業と言っても国語で しんなは机から顔を引き剥がして 授業を淡々と受ける。

しんなは左で書いたり、右で書いたり、どうやら両利きで面倒臭いような顔で

机に肘を付いてノートを取る・・・と同時にもう一つのノートにも何かを書き込んでいる。じゅんたは その様子を後ろからひっそりと見ていた。

 じゅんたもやはり机の上に二冊ノートがあり、一冊は黒板に書かれた事を綺麗にまとめてあった。もう一つのノートには何かの同じ言葉が何回も繰り返されて書いてあった。



今日一日の授業全部が終わって 帰りの会が終わる。

 しんなは一人だけ 皆と違う道で別れてとぼとぼ歩く。


「私は思うんだよなぁー。つまらない事が多いなら 楽しい事を探せってね。

もし、私が何か問題の起こるような事をしても 周りはいつもと変わらない。

・・・つまらないね。」


そう、しんなは吐き捨てた直後 


「わっ ぐぅ・・・」


後ろから 誰かに首を締められた。しんなは抵抗というより、息を吸おうと必死だ。締め付けてくる手を しんなは両手で外そうとする。これが抵抗。

しんなはもう、駄目だわ。と思った瞬間 締め付けていた手が離れた。しんなは よろけてその場に倒れこんだ。


「げほっ。ごほっすぅすぅ」


咳をしながら 薄れゆく視線をみると、よろけている人と男の子がっていた。

ぼやけてよく、視えなかった。意識を失って 目を開けると目の前には男の子がしゃがみこんでいた。今度はハッキリと見える。どんな柄の服か、どんな表情なのか、そして、誰なのかも。


「大丈夫?」


そう、声をかけられた。倒れた状態のまま、しんなは


「・・・・うん」



「てな、わけで・・・」


いつも通りの帰り道のはずなのに、しんなはじゅんたにおぶさっていた。

じゅんたはしんなのランドセルを前向きにしょっていた。

 何で、こうなったというと、しんなは固まって動けなくなったので しょうがないからじゅんたにおんぶしてもらっているという。


「君に大事な話をしよう。」


じゅんたは 軽くそう言った。



結構ありきたりな話ですが、どうだったでしょうか?


閲覧、有難う御座いました!!

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