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【完結】理不尽に殺された子供に転生した  作者: かるぱりあん
第1章 悪魔の口
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長い一日

 あまり休息を取っている暇もない。


 木の幹をいくつか割いておく。


 ロープはいくら合っても困ることは無いのでそれもさらに増産していく。


 居住スペースを確保したいところだが、この体では負荷が大きすぎて今日中になど不可能だ。


 洞穴など今から見つける訳にもいかないので、木の上で体を休めたい。


 その上で必要になるものを集めていく。


 少し太めのロープを編み、細い木もさらに集める。


 寝床に使用するための草も集める。



 そして火起こし。


 正直これが1番きつかった。


 火起こし弓切りを使用し、時間はかかったもののようやく火が熾る。

 早めに火の魔法だけでも使えるようにしなければ。


 煙で草を燻していく。


 効果があるのかは分からないが、変な虫に噛まれたくないだけだ。


 木の幹も同じ理由でもって燻す。



 かなり日も落ちてきた。


 燻した幹や草、木をロープで一纏めにし、ロープの反対側を自分に括り付ける。


 体力を振り絞って木によじのぼり、ロープを引き上げ寝床を作っていく。


 邪魔な枝葉はナイフでカット。


 寝返りで落ちて死亡。など笑えないので体と木をロープで括っておく。


 洞穴があればそこを拠点にしたい。

 それと罠。

 水場には魚もいたから釣りもいいか。



 一番の問題点はモンスター。

 今日遭遇することはなかったが、今後遭遇することもあるかもしれない。




 色々思案していたが、1日働き詰めだった子供の体は急激に睡魔に襲われ、あっという間に眠りにつくノックスであった。


 こうしてノックスにとって長い一日が終わろうとしていた。

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