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【完結】理不尽に殺された子供に転生した  作者: かるぱりあん
第1章 悪魔の口
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サバイバル生活の1日目

『悪魔の口』にて転生したノックス。


 ルナを救出したいのは山々だが、この断崖絶壁をどうにかしなければならない。

 しかもこの断崖は上に行くほど内側に反り返っていて“返し”になっている。


 それに自分がまだ5歳という子供であり、レベルも低く魔法も使えない。


 もし今のまま攫った奴らと戦闘になれば何も出来ずに瞬殺されてしまうだろう。


 なのでここでレベルやスキル、魔法を習得しなければならない。


 むしろそうしなければここでは生き残れないだろうと直感した。



 魔法が不発だったことに関しては、もしかするとMPが足りないのかもしれない。

 使えるかどうか不明な魔法に頼るわけにもいかない。



 前世で得ていたテレビや漫画、アニメの知識を頼りにサバイバルに必要なものを頭の中で整理する。


 幸い水場は近くにある。

 なので食料だ。


 ここから見える範囲でも、野うさぎや鹿がチラホラ見える。



 まずはナイフと弓矢を作ることにした。

 前世では剣術や弓術を習ったことなどないが、フォレストボアのナイフでは心許ない。なのでナイフを作成しつつ、弓矢も作成する。弓矢であれば1番獲物を捕れる確率が高いだろう。



 弓矢を作成するに当たり、火起こしの為の弓切りも作ることに。


 まずはナイフを作ることにした。



 石どうしをかち合わせて石器を作る。


 何度か失敗したものの、しばらくして少しは切れる程度のナイフが出来上がった。


 細めの木をいくつか刈り取る。


 木を細かく割いて縒り合わせロープにする。



 木を集めていた際に落ちていた羽毛、矢に誂え向きの細めの木も採取。


 それらを組み合わせ、一応は弓矢の形になる。


 1度番えて放って見たが、全くと言っていいほど飛ばない。

 弓の張りが弱いのかと思い、枝を選定し再度拵える。

 再度番えて放ってみようとしたが、今度は少しは飛んだが威力が弱い。

 今度はさらに弓を引いて番えようとしたが、手に力が入らない。



 そうか、俺はまだ子供だった。

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