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【完結】理不尽に殺された子供に転生した  作者: かるぱりあん
第0章 プロローグ
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サバイバルにむけて

 とはいえまずはここから出なければ。


 見回してみると、切り立った崖は返しになっている。力づくで登ろうとしても登りきるのは不可能だ。

 もしかすると、壁伝いに進んだとてどこも同じように返しになっている可能性はある。


 そういえば魔族とかってRPGみたいだな…。もしもこの世界がそれと同じならステータスなんかもあるのか?


 俺はダメ元で


「…ステータス、オープン」


 と口にしてみた。

 すると本当にステータス画面が出てきて驚いた。



━━━━━━━━━━━━━━━



【名前】ノックス

【種族】ハーフデビル

【年齢】5歳

【性別】男

【レベル】2

【HP】50/50

【MP】30/30

【力】10

【すばやさ】7

【スタミナ】6

【魔力】20

【スキル】斬撃耐性1 衝撃耐性3 自然治癒1 残存思念解読



━━━━━━━━━━━━━━━



 …ふむ…

 『魔族』と聞いてRPGの世界と同じような感じであればステータスが高いのかと思いきやそうではないのか?


 いや、比較するにも対象がいないのでわからないか。


 スキルの斬撃やら衝撃の耐性はこの子が死ぬ前に受けた攻撃によるものか?

 であれば、他のスキルを取得するには相手の攻撃を受ければ取得できるのか。


 …あまりそれはしたくはないが……



 残存思念解読というスキルがさっき俺の頭に流れ込んだ映像を見せたのだろう。

 犯罪捜査などに便利そうなスキルだな。



 だがこれでやることはハッキリとした。


 まずはレベル上げ。この『悪魔の口』から出る手段も分からないし、出られたとしてもこの状態でいきなり復讐なんて出来やしない。

 もしもレベルがRPGと同じようにモンスターを倒して上がるなら倒し続けるしかない。


 あとは魔法。

 MPやら魔力のステータスがあるということは当然魔法もあるのだろう。魔法であればもしかするとここから出る手段として何かあるかもしれない。


 種族によって何かしら特性があるのかどうかは分からない。この子の記憶での父親は銀髪で耳が尖っており、結膜(白目)が黒、瞳が赤色であった。それ以外は普通の人間のようであった。


「種族特性があるにしてもあまり期待しても仕方ないな。何よりもこの子は人族とのハーフだし。

 それにこの子の目も耳も人族と同じだ。」



 目標は決まったはいいものの、戦うモンスターが規格外に強ければどうしようもない。

 幸いこの辺りはモンスターの気配はあまりしないが、遠くの方からは何やらモンスターの鳴き声がギャアギャアと聞こえている。レベル上げとなれば避けては通れない。



「さて、そうと決まればとにかく死ぬことだけは避けないとな。とにかくやれることをやらなければ俺はここで死ぬだけだ。

 ……必ず生き残ってやる……」



 目的は明確に決まったが問題は山積み。


 まずはサバイバル。


 前世の知識をフル稼働させ、サバイバルに必要となるものを連ねていく。


 まずは水。幸い小川が近くにあるため水に関しては問題なし。


 続いては刃物。これはこの子の父親の形見にフォレストボアの牙がある。ナイフのように切れるものではないが、ないよりはマシだ。


 他には寝床や服。今着ている服は所々切られているためにあまり長くは着ていられない。寝床に関しては言わずもがな、夜寝ている間に襲われて死ぬかもしれない。


 食料問題は当面は魚か?だが果たして地球と同じように食える魚がいるだうか?釣りに関しても知識はあまり無い。となるとモンスターだが食っても問題のないモンスターかどうかの知識が0だ。


「うーん……モンスターを倒すにしろ、近接戦闘は絶対に避けないとな。まずは弓矢を作成、それから狙うべき獲物はウサギみたいな動物か小さいモンスター。罠も考えるべきだな……」



 彼はこの『悪魔の口』で生き残るために必死で生きていく。

 誰にも頼ることなく1人の力で。




 これは彼もまだ知らぬ事だが、この『悪魔の口』は非常に広大な大地の裂け目であり、当然ながらそこに数多くのモンスターが住み着いている。

 落ちたら確実に死ぬ場所である。

 そこで生き延び、ひたすらにレベル上げをしていたハーフデビルが異様な力を所持する始まりの場所であったことなど誰も知る由はなかった。

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