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006.夕飯まで及ばれする完璧な実績

「ありがとう。じゃ、ご飯食べようか」


 俺は優里を食べたいけどw


「あ、紹介するね。こいつは弟のハジメ


 あ、弟さんいらっしゃったんですか。


「よろしく。同級生の田代です」


 俺は自己紹介をした。


「ども。ハジメです」


 そういってペコリと頭を下げた。


 ちょっと緊張気味な感じだ。


 三島家は容姿端麗でホントうらやましいな。


 ハジメくんもモテ臭がプンプンするんだが。


「今日ね、パソコン買うの付き合ってもらったんだ」


 三島……紛らわしいので以後、優里にしとく……がハジメくんに言った。


「ふ~ん」


 意味ありげに返事をするハジメくん。


「バカっっ。ちがっ」


 優里は何を思ったのか顔を赤くした。


「ほら、ご飯冷めちゃうから食べよ」


 そう言って促す。


「「いただきま~す」」


 俺とハジメくんは手を合わせて言うと、早速優里の手料理を食べ始めた。


「うまいっしょ? 田代さん」


「うん。おいしいな」


 俺は返事をする間も惜しく、料理を食べる。


 と言ってもよそのうちに来てがっつくのは見っともない。


 ゆっくりオーラ出しながら沢山食べている俺はギャル曽根より華麗。


「いいお嫁さんになれると思いません?」


「ぶっ」


 その台詞に俺と優里は食べているものを吐き出しそうになった。


「え? そのつもりでうちにあげてんだろ? 田代さん、俺はこの後友達の家にでも泊まりに行きますから、姉のことよろしくお願いしますね」


 ちょwww よろしくされちゃいましたよ。


 もう家族公認の仲。


 これはフラグ立ちまくりじゃね?


「もうからかうのはやめてよね。田代は忙しいところ無理言って食べてもらってるんだから、食べ終わったら帰るわよ」


 え? 帰らなきゃダメ?


 もう泊まる気マンマンだったんだけど。


 この後の予定はコンビニに行って、また戻ってこようかと。


「それに田代には彼女いるの」


 あ、それ二次元の。


 っていうか、自分で設定していて忘れてました。


「そうなんですか! ……すみません。姉が無理言いまして」


 ハジメくんは素直に謝った。


「しかし、姉貴は彼女持ちになんてことさせてるんだよ」


 姉貴……呼び方もカッコ麺風だな。


「いや、気にしないでください」


 俺は自分の無孔明さに嫌気がさした。


 いや、人生失敗してからのフォローが大事!


 彼女は二次元の存在なんです → まぁ、とんだ勘違いね → それなら姉貴と付き合ってくださいよ → ポ(///)


 なんて行くこと間違いありまくり!


 さすがに俺でもそれは言えない。


 夕飯は非常に美味だった。


 目から光線を出しながら、「う ま い ぞ ー !!!」と叫びたくなるパッションを抑えながら完食。


「じゃ、今日はありがと。また明日学校でね」


 優里とハジメくんは俺を見送りするため、玄関先いた。


 俺の孔明さでは、ここから挽回する道筋は見えない。


「うん。それじゃね」


 2人に手を振りながら歩いていく。


 駅まで15分ぐらいか。


 俺は携帯を取り出すと時刻表を確認しようとiモードを起動しようとした。


 不意に着信音が鳴り、ボタンを押して通話状態になってしまう。


「はい、田代です」


 誰の番号かわからなかったが、つい名乗ってしまった。


「あ、三島です』


 おお?!


 もう俺の声を聞きたいほど寂しくなったというのかい? マイハニー。


「今日は楽しかったよ。それだけ伝えようと思って……』


 どことなく電話の向こうで恥らう姿の優里が想像できた。


「俺も楽しかったよ」


 暑さでほとんど記憶にないけど。


「また遊んでくれる?』


 ちょwww 彼女居るって勘違いしてるのに、この誘い。


 略奪愛とか激しすぎる。


「うん。いいよ」


 あ、あれは否定しておかないと。


「ちなみに彼女とか居ないから安心して」


 何を?


 言った後、気が着いたけど、俺自意識過剰過ぎる。


 っていうか、『過剰』と『過ぎる』で、限界点突破してるね。


「ホント? よかった。結構気になってたんだ』


 あれ?


 もしかして限界点から戻ってきた?


「じゃ、また明日。家に着いて暇だったらメールしてね』


 優里はそう言って電話を切った。


 メールしてね。


 メールしてね。


 大事なところなので2回言って見ました。


 家に着いた俺はさっそく携帯を開く。


 するとマナーモードにしていたため気がつかなかったがメールを1件受信していた。


「さっそく起動してみました』


 一緒に添付された写メには先ほど組み立ててきた自作パソコンが写っていた。


 当然画面はWindows標準のものだ。


 俺はそのメールに『何に使うか知らないけど、頑張ってね』と返信した。


 するとすぐにメールが着信。


「まずは田代から取り上げたゲームをしてみようかと』


 ちょwwwwww


 それ、らめぇぇぇぇぇぇ!!


 俺は急いでメールを打つ。


 っていうかキーボードを携帯につけたい!


 マジでEMとかWILLCOMとか考えようかしら。


 と、また着信。


「ウソ~。流石に家には持って帰れないよ、あれは』


 ですよね~。


 いや、俺もそうじゃないかと思ってたんです。


 続きの行を読む。


「パソコンの使い道については明日直接話すね。おやすみ~』


 俺はそれに『おやすみ』とだけ書いて返信した。


 パソコンの使い道は気にはなっていたが明日分かるなら急ぐこともない。


 っていうか、明日?


 今日は? 土曜日。


 明日は? 日曜日。


 うはwwwwww またデートですか?wwwwwwwwwww



E-MOBILE? WILLCOM? 知らない子ですねぇ……

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