表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

011.@保健室

 おはwwwwwwwww


 今日も元気に学校に通う俺。


 小学生よりも逝けてるwww


「おはよ」


 声を掛けられた方を向くと、優里が走ってくるところだった。


 俺の優里。


 今日も間違いなく、かわいい。


 でも、エロゲ返してwww


「昨日はごめんね」


「いや、気にしないで。悪いのは俺だから」


 いつも責任自分論な俺はなんてジェントルメン。


 でも、エロゲ返してwwww


「実はちょっとやってみたんだ」


 なにを?


「保のゲーム」


 捨ててないの?!


 それはよかった。


 ナイス判断。


「ちょっと絵のかわいいのをしてみたんだけど、感動して泣いちゃった」


 みんなグラフィックは超萌え級なのでどれしたかわからんけど。


 そんな感想はいいから、エロゲ返してwwwwwww


「なんていうの?」


 焦ると交渉は決裂してしまう。


 会話を続けなければ。


 ネゴシエーター保、初の交渉になった。


 後のエロゲ回収事件である。語られれば。


「ゲームの名前は覚えてないけど、『うぐぅ』っていう口癖の女の子が出てくるの」


 カノンじゃ~ん。


 即分かった。


 マジ泣けるし。


「実はプログラムで時間なくてあまり遊んでないんだ。そのゲームは少し遊んだだけだから、内容まではちょっと分からないな」


 エロゲとかやらなくても生きていける俺はリア充。


 でも、エロゲ返してwwwwwwwwwwww


「そうなんだ。今度一緒にやろ。ちょー感動するから」


 うはっwwwおkwwwwwwwwwww


 


 や り ま す と も !


 


「流石に女の子と一緒にするのは……ね」


 でも、ちゃんと断わるのが大人のマナー。


 そういう雰囲気にならんとも限らんからね。


 最後になるけど、エロゲ返してwwwwwマジ泣くからwwwwwwwwwww


「そう……。ちょっと残念かな」


 え?


 それってどっちに残念なの?


「そういえば、今日は部活するの?」


 少し表情を曇らせた後、すぐに切り替えたのか痛いところを聞いてくる。


 部活?www


 なにそれ?wwwwwwww


 現在のところの活動内容はエロゲと読書。


 それ以外に何もありませんwwww


「うん。もちろんやるよ。これまでも毎日してたし」


 何事も最初が肝心。


 ここは普通に歓迎会でもしようかな?


 後輩だったら先輩の示しをつけるところだけど、同じ学年だし。


「じゃ、授業終わったら部室に行くね」


 エロゲしに来る?


 うはwwwおkwwwwwwww


 もう夢のよう。


 2chにスレ立てても「それなんてエロゲ?」って聞かれるね。


 さすがリア充クオリティwww


「あぁ、待ってるよ」


 そういうと優里と分かれた。


 部室に保健室からベッド運んでおかなきゃwww


 ちょwww保健室のベッド重すぎwwwwww


 これ、運ぶの無理ポw


 よく考えたら、部室だったらベッドじゃない方が燃えそwwwwwww


 もう机の上とか、テラ・萌えシチュエーションw


「ベッドの上で何してる?」


 お昼休みに保健室に忍び込み、ベッドの調査をしていた俺は龍造寺に見つかった。


 一瞬にして空気が張り詰める。


 このページを草wで埋めよう計画はついえた。


「ちょっと調子悪くてベッドを借りてたんだ」


 保健室ですることっていったら、エロゲ以外の世界ではこれしかなくなくない。


「そうか。何か変態行為をしているように見えたが、悶え苦しんでいただけだったか」


 さすが龍造寺。


 もの分かり抜群!


「あぁ……悪いけど少し寝かせてくれないか」


 俺は静かにベッドに横になった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ