どうも、眼鏡小僧です。初投稿です。わー緊張するなあ。あ、読んでみます?どうぞどうぞ。(ここで話すな)
あー、楽しいな。
いや「楽しかったな」、と表現した方が正しいのかな。
何でもいいや、この時間が永遠に続けばいいのに。
嘘です。
いや、こういう始まりのノベルって多くない?
やってみたかったんだよね。
期待した方、ごめんね
期待しなかった方、今度は期待させますね
いや、だって最近多いんだもん
見慣れちゃうよねぇ(こら)
こんな眼鏡小僧ですが(どんなだ)よろしくお願いします。
よし、気を取り直して再開です。
再開
自分には気になっている人がいる。
まあいわゆる片思い、なのだが。
『いいじゃん片思い、いいよね、青春だよね。』
『もう高校卒業したら世界が開けて見えるから、今のうちだよ。』
なんて。周りはよく言う。
さっきも聞いたわ。同じことしか言わないのかね。
…なんてぼやきながら高校までの若干の坂道を上る。
少し汗ばむあの日本列島独特の蒸し暑い時期が来るんだと。
今朝、自分の気分とは裏腹な、こんな時間からよくそんなテンションで原稿を読み上げられるなと思ってしまうほどアナウンサーがにこやかな顔をあのデカいカメラに向かって話すのを聞いた。
結婚するらしい。大人っぽいもんな。お相手の方も人が好さげだ。
なるほど、いいカップルだ。
すっぱ抜かれた記事も見たことなかったが、某辛口評論家とやらも笑顔で祝福していた。
あぁ、この、素直に祝福したいのにできない気持ちに名前を付けるなら、なんという名前だろう
「おはよう」
話しかけられた。誰かと思えば、想い人じゃないか。
「おはよ」
「低気圧?」
「それを言うなら低血圧だろ」
「お?元気じゃん」
「おま、人の話を…」
そこであのアナウンサーの顔を思い出す。
『低気圧が接近しております。天候が崩れる恐れがありますので…』
「そうか」
「ん。後姿がおかしいと思った」
こんなに朝から考え込んでしまうのは、体調が悪いせいか。
なんだ、こいつはお見通しなのか。
「低気圧で体調崩すのは仕方ないべ」
「天災だもんな…」
「天才?ありがとう」
「言ってねーよ」
調子が出てきたな。
「ふぅ。さすがお前は甜菜だよ」(甜菜:読み「テンサイ」ヒユ科アカザ亜科フダンソウ属の二年生の植物。別名サトウダイコン(砂糖大根)ともいうが形が似ているだけで、アブラナ科のダイコンとは縁が遠い。ウィキペディア引用)
「褒められた気がしねーよ」
「よくわかったな。褒めてねーよ」
いいな。この調子だ。この会話がとても心地良い。
そんなことを離している間にもう校門をくぐり、生徒玄関の前に来てしまった。
階が違うのでここからは別々だ。
「心配かけて悪かったな」
「?してねーよ」
「…おまえはそういうやつだったな」
「おう!そうだぞ!」
ふん。もういいっつーの。
「じゃあな、また」
「ん!またなー」
『あー、楽しいな。
いや「楽しかったな」、と表現した方が正しいのかな。
何でもいいや、この時間が永遠に続けばいいのに。』
今日も一日がんばろっと。
あ、教科書忘れた。