第13話「殺戮の裏側」
2000PVありがとうございます!!
今日は短めの話です!!
連続投稿4日目!!
―――――――あの熱意は、昔を思い出させた。
建物の上を走り、跳ぶ。
着地して、また走る。
手負いとは思えない身軽さで、夜の街を音もなく駆ける。
あんなに激しい戦いはなかなか無い。
特に、敗北などいつぶりだろうか。
今では殺戮者と呼ばれていても、人を好んで殺す趣味はない。
しかし、あんなに有利な戦いで負けた。
生きていると何が起こるかわからないから面白い。
しばらくは中級騎士4人を皆殺しにしたのが1番の死闘だったと思ったが、そうではなかったようだ。
やはり、女に禁断魔法を使ったのが悪かったか。
あの魔法は使うとしばらくステータスが半分になる。
あの魔剣の少年にはそれでも勝てると思ったが、仲間が来るとは、思ってもみないことだ。
あの少年は興味深かった。
最初に裏路地で見たときも、さっきも何も力を感じなかった。
しかし、裏路地で見せたあの力は何だったのだろう。
「鑑定」は残しておくべきだったな。
あの魔法使いの女と魔剣の少年を殺してから1度話をしてみようと思ったが、叶わなかった。
満月の照らす下を走り、路地を駆け抜ける。
結局今日は蹴りの女の分だけか。
もっと、もっと必要だ。
―――――800年前、あの忌まわしい出来事
愛している空間が火に包まれ、血が飛び散り、知り合いの断末魔が絶え間なく響く。
1つの悪意に、1人ずつ命を刈り取られる。
―――――あの夜を
俺の世界を壊し、人生を狂わせた。
あの時の事は死んでも忘れない。
この世界は、ゴミだ。
ステータスとスキルに支配され、それによって生き方が決まる。
あのゴミのせいだ。
もっと、もっと魂が必要だ。
あの忌まわしい力でも、使わないとだめだ。
この世界を、変えるために。
こんな世界に世界を変えた
――――――――神を殺すために。
復讐に魂を燃やす半吸血鬼は、傷を種族の治癒力に任せ、走り続ける。
これで1章は終わりです。これからも頑張りますので、読んでくださった読者さまにはこれからもよろしくしたいです(笑)




