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第7話:ドッペルゲンガーですか?いいえ俺です。

「おいっ! しっかりしろ!」


 俺はこっちを見て呆然としている男の肩を叩く。

 多分、これ俺なんだろうけど。

 男はこっちをしっかりと見て、それから何かに気付いたかのようにハッとした表情を浮かべると俺の襟首を掴んで持ち上げる……えっ?


「お前? 俺なのか?」

「はあああ? お前は一体何者なんだよ! 一気に激痩せして店内大パニックだぞ! ついでに本日3度目の御開帳でマジジュンコちゃんが興味津々でドン引きだわ!」

「えっ?」

「いやいやいや、っていうかお前やっぱりドッペルゲンガーだろ! 俺を憑り殺して成り代わるつもりだろ!」


 すげー唾が散ってくる。

 汚いと思いつつも自分の唾だから、なんとも言えない微妙な気分だ。

 あと、もう少し熱心に歯を磨こう……いや、ブレスケアー的なやつの方がいいかな?

 わりかし、良い電動歯ブラシ使ってるし。


 てかそれよりも、俺ってこんな力あったっけ?

 そして、気になる発言が。


「ジュンコちゃんが興味津々のところ詳しく」

「馬鹿野郎!詳しくしてもらいたいのはお前の正体だよ! ってか、ジュンコちゃんが興味津々なのは激やせとドッペルゲンガー疑惑だよ! 俺の股間に興味はねーよ! 小指立ててフッってやられたわ! 死にて―! 自尊心ズタボロ! 俺のライフは0だっつーの!」

「死ぬな! 生きろ!」

「そちは美しいってやかましいわ! ああ、お前殺して俺が生き残る!」


 うげー! 苦しいって……てか放せボケッ!

 俺は自分の腕を思いっきり振り払うと、地面にストッと着地する。

 うん、前まではドスンって尻もちついてただろうけど、やっぱりこの身体良いわ。


「落ち着け! お前痩せ細って無いだろ? むしろ、筋肉質になって健康的じゃねーか! 肌の艶も良いし」

「え? お肌綺麗? 最近不摂生と不規則な生活で荒れてたから……ってやかましいわ!」

「はあ……あと、無駄にすげー怪力だったな。まさか俺を俺が簡単に持ち上げられるとは思わなかったわ」


 俺の言葉に対して、俺がハッとした表情を浮かべ自分の両手をマジマジと見つめている。

 それから力こぶを作ってみたり、腹をめくって腹筋を見たりしている。

 うんシックスパックの上に見事に脂肪も乗っかっているが、一応割れる事は割れてたわ。

 そして首を傾げる。


「えっ? ナニコレ? 俺?」

「ああ、っていうかごめん……俺は激やせの理由なんとなく分かってるんだよね」


 俺の言葉に対してまたもこっちにゆっくりと振り返った俺は、俺に掴みかかって来る。


「てめー! それ知ってんなら教えろよ! そしたら三度も粗末なもんさらさなくても済んだんじゃねーのか?」

「おいおい脱メタボの功労者だぜ? 感謝はされても文句を言われる謂れはねーな」

「ありがとうございます。さあ吐け! 何をした! ステロイドか? なんのクスリ使った! 身体に安全なのか!」


 そして俺の首を掴んでガクガクと揺さぶって来たので、逆に俺の首を掴んで持ち上げてみる。

 おお、軽い軽い!


「わー! 高い高いだぁ! じゃねーよ! 放せ!」

「ふう……まあ、あれだ。あっちはバイオレンスなんだよ」

「お……おう、それじゃ仕方ねーな! ってなるかボケ!」


 うん、いつもの調子が戻ってきたようだ。

 一安心。

 こいつを敵に回したら、協力者が完全に居なくなるからな。

 まあ、本気で泣きついたらどうにかしてくれるのが、俺という人間だからなんとかなるだろうけどね。


「あっちにさ、デカい蚊が居てさ……」

「ああ分かった……その蚊に血と一緒に脂肪も吸われたって訳か。蚊! グッジョブ!」

「そうそう、お腹からチューっとねって違うわ! 脂肪吸引の新しい形! ってんなわけあるか!」

「おお、珍しいな……お前の方がノリ突っ込みかましてくるとは」


 まあ、こっちはこっちの生活で精いっぱいだったからね。

 ようやく余裕が出て来たってところかな?

 そんな事よりも事情を説明しないとな。


「えっと……あっちのそのデカい蚊みたいなのを殺すと、身体から蒸気みたいなのが出て来て痩せるんだよ」

「ほおほお……まるでRPGの世界だな。敵を倒してレベルが上がる訳か……いや、この場合覚醒か?」

「いや人間やめてねーから! 向こうの奴も進化とか口走ってたけど、たぶんレベルアップが正しい認識だと思う」

「ふーん、進化っていうとなんか痛い奴って感じだ。完全に発症してる奴だわそいつ! ってかさあ……向こうの奴ってなに? もしや人間居た? 女の子? 可愛い? 若い? 何人? 日本人好きそう?」

「いや、鎧姿の男だったけど? あと覚醒も大概だと思うぞ?」

「鎧姿とかそれどこのファンタジー? てか、そんな奴よく店の中に入れたな」

「入れるわけねーじゃん」


 覚醒の下りは、完全にスルーか。

 第三者視点で自分の発言を聞くと……うん、やめておこう。

 期せずして、黒歴史を山積しそうだ。


 にしても、阿呆な質問を。

 悪いけど俺、臆病者だからね?

 お前も良く知ってると思うけどさ。

 激やせしただけであれほどまでに取り乱す程メンタル弱いのに、甲冑姿の武装男を招き入れるわけないじゃん?

 HAHAHAHA!


「あっ、そいつ店の前に放置したまんまだったわ」

「おう、正しい判断だな。入り口を破壊される心配は殆ど無いだろうから、そのまま門番として雇えばいいじゃん」

「それも悪くないな……でも、頼りになら無さそうだったしなぁ」


 今でも思い出す……うずくまってごめんなさいと助けてを繰り返す、どこぞのホラーに出てきそうな甲冑姿の男を。

 ああ、可哀想な奴だったな……


「取りあえず、そいつからも詳しい話聞いてくるから、お前は体重測っといて。それから、なんか筋力測れるようなもんチョイスしといて。どのくらい変わるか実験したいし」

「フフ……俺の時代到来! このままお前が頑張れば、俺は楽して痩せマッチョになれるという事だな」

「ああ……頭は色々な意味で残念だが」


 思わず口にして俺も軽く凹む。

 基本的に、こいつの考えは俺の考えと一緒だからな……残念な頭だよ。

 その寂しい頭髪も合わせてダブルで……いや、これ以上は止めておこう。


「取りあえず、男のところ戻るわ。あと宜しくね! それから佐藤さんが、いま家でゆっくりしてるから……店内に戻る時は俺の携帯に掛けさせるから、注意しといてね!」

「ああ、任せろ! だが、事故は……「変な事したら、俺がバックヤードに待機してアルバイターズにメチャクチャしてやるからな」」

「お……おう……、気を付けるわ」


 俺がアルバイターに何かしたところで、店内に逃げ込めば被害はこいつ1人で済むからな。

 それから取りあえず店内に戻ると、自動ドアに近づいてく。


「助けて……助けて……助けて……助けて……助けて……助けて……助けて……助けて……」


 んだよ、助けてやったのにまだ怯えてるのか。

 自動ドアにしがみ付いて、ひたすらガタガタしている甲冑男の傍に近づく。

 それにしても、このガチッ、ガチッって音なんだろうな。


「あっ……早く入れてください! こ……殺される」

「えっ?」


 目の前でまたも蚊に襲われてる甲冑男。

 てか、結構この辺蚊が多いんだな。

 ただ……なにその青白い壁みたいなの?

 さっきから蚊の嘴がその壁に阻まれて、男に触れる事すら出来ないでいる。


「ああ……貴方様が偉大な魔導士様だということは良く分かりましたので早く入れてください」

「ん? 魔導士? 良く分からないけど、取りあえず武器は捨ててくれないかな?」


 俺がそういうと、男が持っていた剣をパッと放り投げる。

 偉く簡単に手放したな。


「さあ、武器捨てました! 捨てたんで早く! 早く中へ!」


 こっちに向かって顔を上げて懇願してくる甲冑男。

 涙と鼻水でベチョベチョだが割と男前だ。

 イラッとしたから、ジッと見下ろしてみた。


「な……なんで? 武器捨てましたから! 早く! 入れて――――!」


 うん、ちょっと可哀想になってきたな。

 取りあえず、殺虫剤で蚊を消し飛ばす。

 また身体から湯気が出始めたが、流石にもう慣れて来た。


「取りあえず中には入れるけど変な事したら、すぐに追い出すからね? 暴れないでね」

「はい! というかストロードラゴンを瞬殺するような人に何か出来る訳無いですよ!」


 そのストロードラゴンとか言うのが良く分からなけど、こいつは蚊に怯えているのか俺に怯えているのかも分からない。

 こっちを見つめる目には、かなり恐怖の色が濃く映っているのは確かだ。

 自動ドアのロックを手動で解除すると、男を中に入れてやる。


「助かりましたー!」

「うわっ! おまっ! この野郎!」


 男がいきなり俺に飛び掛かって来たので、慌てて振りほどくとフギャッという情けない声を出して、地面に座り込む。

 取りあえず、急いで自動ドアを閉めてロックする。


「おまっ! 変な事するなつったろ!」

「ま……魔法職なのになんて膂力……あ……貴方は一体」

「お前が一体なんなんだ!」


 こっちを驚愕の目で見つめてくる甲冑男に対して、もはや不信感しかない。

 ただ、どうやら力は俺の方が強いらしい。

 とんだ見掛け倒しだな。

 念のためにカウンターからスタン警棒を持ってくる。

 電源を入れたら、紫電が迸ったけど。

 これ……スタンじゃなくて、死ぬるやつじゃないかな?


「取りあえず変な事したら、これでブッ叩くから質問に答えて貰えるかな?」

「えっ? あっはい、なんでも答えます! なんでも聞いてください」


 室内に入った事でようやく落ち着いたのだろう。

 その場に正座して、こっちをジッと見つめてくる。

 どこかキラキラとした目をしているが、美男(イケメン)に見つめられてもイラッとするだけだ。

 警棒を自分の掌にパシッと打ち付けると、男がビクッとする。

 そして、俺もビクッとする。

 電源を切ってなかった。

 ただ、思ったほどの威力は無かった。

 不良品かな?


 こっちを怯えた目で見上げてくる、甲冑男。

 俺の手の動きに合わせて、ビクビクしている。


 あらやだ、新しい自分に目覚めそう。


「取りあえず、名前は?」

「はっ、私ランスロットと申します。この度は助けていただきまして誠に有難うございます」


 そう言って深々と頭を下げる男。

 うん、名前負けもいいとこだな。

 烏滸がましくも、円卓の騎士を名乗るか。


「それで、ランスロットさんはお一人ですか?」

「いえ、他にも仲間が居たのですがはぐれてしまって……というよりストロードラゴンに囲まれた瞬間に置いて行かれたというか……」


 うんうん、見た目通り可哀想な奴っぽいな。

 キラキラのブロンドに、青い目をした爽やかな外人だが、どことなく頼りない。

 垂れ目だからだろうか?

 それとも中性的な見た目だからだろうか?


「その……ストロードラゴンっていうのは、さっきのデカい虫か?」

「えっ? いや、あれは虫じゃなくて立派な竜種でして、正直1体現れるだけで村や町に甚大な被害を及ぼすとんでも無い魔物ですよ?」


 ま……魔物と来たか。

 どう見ても、でかい蚊だろ?

 殺虫剤効いてるし。

 にしても、日本の殺虫剤は本当に偉大だな。


 あのサイズの蚊は知らないが、ここが日本じゃないのは確かだろう。

 目の前の男といい……いや、これが盛大なドッキリなら良かったけど。


「そう言えば、さっきはなんで刺されなかったんだ?」

「えっ?」


 俺の質問に対して、男がキョトンとしている。


「いえ、貴方が掛けてくださった虫よけの結界の魔法のお陰ですよ! 流石にストロードラゴンに正面から突き刺されてもう終わりかと思いましたが、見事な結界ですね? どうりで、私を放置して行かれた訳ですね」


 結界の魔法って……ただの虫よけスプレーだよ。


 なんだ? 魔法って? あるわけねーだろ!

 んなもん、どうやって使うんだよ。

 てか……うん2度目だが、魔法ってなんだよ!


 ああ……でも偉大な魔導士とかって言ってたから、取りあえずは魔法が使えるフリしといた方がいいか?

 いや、それって結構痛いよな……

 これドッキリだったら、取れ高ポイントの一つだな。

 エキストラな仕掛け人さんに乗せられて、魔法使えるフリとか。

 そして、佐藤さんに見られたらドン引きされそうな……


「まあ……その辺は置いといて、1体でとんでもない奴がうじゃうじゃいるここってどんな場所?」

「えっ? いや、ここはゲイル王国の西にある森で、今回そのストロードラゴンの大量発生の調査に騎士団が組まれたのですが……私は補給部隊の1人でして……」

「ん? 補給部隊なの? っていうか、その割に荷物持ってないけど?」


 身一つで逃げて来たくせに、何をどう補給してたんだろ?

 そして世界の全ての国を把握しているわけじゃないが、ゲイル王国ってなんだ?

 どっかの連邦国や合衆国に所属する国とか言われた、なおさら分からんが。

 そもそも銃火器じゃなくて、主武器が剣とか……いや、軍だからあれか。

 銃火器部隊と、近接部隊が……あるか?


「いえ、食料等を荷車に載せて運ぶ馬を先導してたのですが、いきなりストロードラゴンに囲まれて前衛部隊がその対応をしている間に後衛部隊は瓦解、馬も殺されてとてもじゃないですが荷物なんか持って逃げられませんよ」

「うん……一体でもとんでもない魔物が居るところに、なんでわざわざ簡単に瓦解するような騎士団組んで来たの?」


 準備不足? 情報不足? どっちにしろ、どっかの要塞の調査兵団みたいな死の行軍かましてたの?

 しかしストロードラゴンねぇ……トンボがドラゴンフライだからそんな感じか?


「い……一応我が国最強の部隊、青の竜の10ある小隊のうちの魔物専属部隊である第3小隊1個小隊で来てまして、ストロードラゴンの2~3体程度ならほぼ無傷で勝てるくらいの戦力はあったのですが……」


 魔物ときたか。

 そして、なにそれ?

 村規模で壊滅できるストロードラゴンを3体相手取れる部隊とか強すぎじゃね?

 てことは、主力はやっぱり銃火器か?

 魔法とか言い出さないよね?


 ただ、それがなんで崩壊しちゃったんだろうね?

 殺虫剤で倒せる程度の虫に、銃火器もって負けるとは思えないし。

 的も小さくはない。


「その特殊個体であるモスキートドラゴンが現れまして……」

「それって蚊じゃねーの?」

「その蚊っていうのが分からないのですが?」


 こいつマジか?

 というかモスキートって蚊じゃねーの?

 って今気づいた……こいつ日本語喋ってね?

 普通に会話できてる。


「あ……ああ、まあいいや。でなんでお前日本語喋ってるの?」

「えっ? 日本語? いえ、私が使っているのは大陸言語ですが?」


 うん、大陸言語とかざっくりしすぎだろ。

 ユーラシア大陸だとしても、複数の言語が存在してるのに。

 多そうな、英語や中国語、インド語ですらないし。

 一昔前のサブカルブームからの、石油精製で日本語喋る外国人さんもかなりいるけどさ。


 なんか関わっちゃいけない奴と関った気がする。

 というかさ……もうこれ引きこもりコース確定だわ。

 ここが本当にこいつが言うような場所だとしたら、危険過ぎるだろ。

 これ佐藤さんになんて言えばいいんだ?


 ここ、日本じゃないっぽいですよって……無理だろ。

 俺は自分の家だし、一応あっちの世界と関わりもってるからどうにか精神がもってるけど。


「ああ、色々と分かったけどさ……取りあえずランスロットは国に帰る?」

「はっ? 帰れる訳無いでしょ! 1人でここからゲイル王国王都に向かうとか自殺行為も良いとこですよ!」

「でも、俺養う気無いよ?」


 何こいつ? 住み付く気なの?


「いえ、一応狼煙を上げて救援を待とうかと……それに、ここにこんな偉大な魔導士様がいらっしゃると分かれば、きっと我が国も」

「おい! ふざけんな! 俺は別にお前の国と関る気も無ければ、むしろここの場所をバラされるとか論外なんだけど?」

「ヒッ……で……ですよね? でなければこんな所にひっそりと隠れ住んだりしないですよね?」


 やっぱ助けるんじゃなかったよ。

 かといってここに住まわす気も無い訳で。

 うん……どうしよう……

 関った以上、追い出してでかい蚊に襲われて死なれるのも夢見が悪いしな。

 ランスロットはビクビクしながら、こっちを伺うような視線を送ってきている。


 ランスロットは仲間になりたそうにしている……仲間にしますか?


 はい  →いいえ


 はい決定!

 取りあえず、虫よけと殺虫剤渡して1人でお引き取り願おうか。


「なあ、自分の国の方向は分かってるのか?」


 俺の質問に対してランスロットが申し訳無さそうな顔をする。


「すいません……実はひたすら必死に逃げてまして、ここがどこかも」


 おいっ! おいっ……

 どうしたら良いんだよ、コイツ!


「それと、一応ここはゲイル王国の領土でして……私の身分は騎士です。なので騎士の権利として緊急時には、平民以下の国民に対して正当な理由があれば徴発が「あぁ? 命を救ってもらっただけじゃ足らないのか? もっかい外出てみるか? んんっ?」」


 なんかふざけたこと言い出したよこいつ。

 流石に、少し……かなりイラっとした。


「な……なんでもないです」

ブクマ、評価、感想お待ちしておりますm(__)m

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