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眠り姫

作者: ことは

ずっとずっと眠りについた 永遠の眠り姫

あなたが目覚めるのはいつ?

王子様のキスかしら


ずっとずっと眠りについた 永遠の眠り姫

あなたは眠っていても我侭ね?

だって皆が泣いて止まない


ずっとずっと眠りについた 永遠の眠り姫

あなたが眠っていながらも求めるものは何?

だってこんなにも「痕跡」があるんだもの


内側に閉じこもった 「私」

ずっとずっと眠っているから 永遠の眠り姫

王子様のキス?

目が覚めたわ 御伽噺おとぎばなしならね


我侭だっていいじゃない

ずっとずっと眠っているから 永遠の眠り姫は

「痕跡」をいっぱい残したの

インクが滲んだ跡? よだれじゃないかしら 


ずっとずっと眠っている 永遠の眠り姫

眠りすぎた姫は 全てを失った。

ようやく瞳を開いた時 愛しき人たちは皆お空の向こう


―――永遠の眠り姫は永久とわの眠りに就いた。



小説というよりは…詩、ですね…

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