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奈良の悩み  作者: 文月
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どうしたら人増える?

タイトルの通り都道府県の悩みをテーマにしたお話です。

1話1話短いものや長いものや話を区切って次の話にもっていっりしています。


「京都さん、大阪さんどうしたら、もっと観光客が来るんでしょう?」


奈良は、まるで大仏の様な顔で、あのエヴ〇ンゲリ〇ンの碇ゲ〇ド〇の様なポーズで2人を見つめた。

ふたりは余りにも真剣に聞いてくる奈良を少し可哀想に思ったので大阪は、奈良の肩をポンポンと叩いた。

「大阪さん、言いたいことあるなら言ってください」


大阪は、笑いながらまた肩を叩いた、奈良も、

クスッと笑った。


すると、京都が奈良に


「それはやな、奈良はんのところは、すぐ店閉まりはるやろ?、せやから、そこを直せばええと思うわ」

京都は、微笑みながら言った。


「せやせや、京都の言う(ゆう)通りや!」

そう大阪は腕組みをし頷く


「でもな…」


「どないしたん?」


そう大阪は奈良に聞く

「皆さんの言う通りなんですが、僕らのところはそれを売りにしているんですよ」


その奈良の言葉にふたりは口を揃えて

「せやな」と言った。


「でも…やっぱり変わりたくて」

奈良は悲しそうに言った。


「それはほんまに難しい話やねぇ」


京都も困り顔をする

そんなふたりをよそに大阪は口を開く

「それやったら、鹿に聞いてみたら?」


「あんたアホちゃうん?」


大阪の一言に京都は怒った。

なんで?、という顔で首をかしげる大阪に奈良は

「鹿様は、喋れないですよ」


「しかさま?!」

事実と裏腹の言葉に反応する大阪は口をポカンと開けていた。

奈良はいつもの無表情に戻り頷きながら大阪に話す

「はい、神様の使いですから、鹿様です」


そんな話をしていると、会話を阻む様にして京都は話してきた。


「まぁ、ボチボチ人気になってったらええよ」


そう言われ、ふたりは顔を見合わせて


「ですね」


「せやせや」


ふたりは京都のおかげで、一件落着したのであった?…。


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