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EP13 ユウ レイ ラン 3人の美少女たち

<<転移>>

______第10日目  推定8月10日  午前8時


俺とレイは作戦通り、ランに俺とレイの閻魔帳ステータスを見せた。


 「ヘロー 閻魔帳!」

 ヴゥゥゥゥゥン

俺はランの目前で、最初にレイのステータスを見せる事にした。

「な、何よ、コレ! 先輩、これもマジックなの??」


 ユウ「レイは、マジシャンじゃないの。ほら驚かないでよ~く見て、この画面」

 突然現れた40インチ大のテレビ画面に、ランは驚いてデザートで食べたマンゴーを、思わず吐き出しそうになってしまった。


 うえっぶ


「びっくりさせないでよユウ先輩、先輩もマジシャンだったの?」

またまたランは、見当はずれだ。


「マジックじゃないの、御免ねランちゃん。でも大切な事だからよ~く見て」

 気を取り直したランが、ユウ先輩の言葉で、書かれている文字を読もうと瞳をキロキョロさせている。


 「ユウ先輩、何なのこれ?」


 レイ「これ 私の 能力 ステータス画面 ランも ゲーム やった事 ある でしょ 愛のクエスト ラヴラヴ・ファンタジー とか?」


「それPSアルファ・スペシャルね、そりゃ国民的大人気ゲームだから、私もプレイしたけど。ステータスって、なんでユウ先輩が戦士とかになってるの?」


レイ「わたし 魔法使い それで ランにも ステータス あるの ランも それを スキルで 見れるの」


「さてはユウ先輩とラン、ここでそんなキャラクターを選んで、VRゲームが出来るんだね!  宇宙人も粋な計らいをするもんだわさ」


『まだ分からんか、このポンコ()

 イライラするのを我慢して、ユウガは笑顔で女を演じなければならない。


 ユウ「ランさん、一旦このステータス画面を消すから」

「ミートグッバイ 閻魔帳!」


「なに、ユウ先輩! そのカッコいいフレーズは!」

「カッコイイ?! これがか!」

 ユウ、レイ  OTL ? ......

『やっぱりポン()だな』


 ユウ先輩がカッコいい呪文を口走ると、テレビ画面はフッと消えた。


 レイ「次はラン あなた 呪文 唱えるの ステータス 見たいと 心で考える 呪文 頭の中に 浮かぶ それを 唱えれば いい」


ユウ「それ スキル "閻魔帳" って言うの。ランも既に持ってるから出来る筈だよ」


  ほへぇ~

 ランが自分のステータスを見れる事と、ユウ先輩の "出来る" を信じて念じてみると、脳内にある文字列が浮かび上がった。

 XXXXXXXX

「浮かんだ! 浮かんだよユウ先輩!」


ユウ「じゃぁ、頭に浮かんだステータス・オープンの呪文を唱えるのよラン」

「わかった先輩。唱えるわよ!」

 すーはー


「Come On イネイバー! 閻魔帳!」


 ユウ『おお、なんてカッコいいんだ!』

ランが唱えると、ぱぁっとテレビ画面が現れた。それには今度はレイではなく、自分の名前が書かれている。


「嘘、これが私の、わ、私のステータスだと言うの?」

レイ「そう ほら よく 見て」


名前 萌牟逗(ほうむず)(ラン) 登録名ラン 超絶ハーフ美少女ヒーラー 15歳

称号 駆け出しディテクティブ  但しポン()

HP 10

MP 10

スキル 推理 LV1 新規 

武器 

防具 ユニケロ パーカー上 LV1 探偵グローブ LV1

トレッキングショートブーツ

防御支援魔法 Ultra Soul LV1 新規

聖魔法 イタイーノトンデケーノ LV1 新規

B'sの加護

鳥瞰図(ちょぅかんず) LV1 新規

閻魔帳+


 ユウ「そのまま私とレイのステータスも見れるから、スクロールして見て」

 一通り目を通すと、今度は俺とレイのステータスにスクロールした。


名前 近藤 (ユウ) 登録名 ユウ 超絶ハーフ美少女100% 16歳

称号 サバイバルナイフ美小女戦士 LV2 ↑1 

HP 20  20歳成人女性アスリートレベル ↑8

MP 6 ↑4

瞬発 LV1 新規獲得

スキル 試行錯誤 LV2 ↑1

武器 舶来シャークテックナイフ LV2 ↑1

防具 ユニケロ パーカー上下 LV1 軍手 LV 0 

   トレッキングブーツ

魔法 Give LV1 新規獲得

魔女の加護

鳥瞰図(ちょぅかんず) LV2

閻魔帳+

所持品 ゴブリンの魔石4 ゴブリンのこん棒3




名前 北川 (レイ) 登録名レイ 超絶ハーフ美少女↑ 16歳

称号 魔法使い xxxのx LV3 アーチャーLV1 新規取得 ↑1

HP 20 ↑8

MP 22 ↑10

スキル 無い物ねだりLV2 ねだる物により消費MPが増減

武器 殴打兼用 ユウ自作 愛の流木槍

ゴブリンの弓と矢 LV1 新規獲得

防具 ユニケロ パーカー上LV2 ↑1 ウイッチグローブ LV1

トレッキングショートブーツ

攻撃魔法 ファイアーボールLV2 ↑1 MP2消費

     ファイアーボール・ウォール LV2

     サンダー・ライデンドロップ LV1 新規獲得 MP2消費

魔女の加護

鳥瞰図(ちょぅかんず) LV2

アラピカ魔法 LV1

閻魔帳+


 「ほんとだ、ユウ先輩とレイのステータスが見える」

「ユウ先輩は、近藤優(ユウ)って名前なんだ」


レイ「ちょっ ユウガ 名前 どうなって るの?」

 ゴニョ ゴニョ


「レイに、こんど ゆう おうかと思ってたんだけど、ステータス画面の名前だけは、思う通り任意に改名出来ると分かってたんだ。試したからね。女体化率が100%コンプリートしたから、表示がギリギリ消えてて良かった」

 ゴニョ ゴニョ


レイ「苦しい 言い訳 でも 女体化 100%......ジィー  ユウガ わたしと 同じオッドアイ 綺麗 かわいい  それに ボッキュン ボン」

「いやん、レイそんなに見つめちゃ。全部レイには負けてるから」


 ユウガは100%女体化がコンプリートした事で、見た目はレイと同様に超絶ハーフ美少女になった。身長も縮んで、もはやレイが二人存在しているかのように錯覚してしまう。違いは着ているちょっとダブついたパーカーとキャップで区別するしかないほどだ。


  バカ


______「これはもう認めざるを得ないか......ユウ先輩の言う通りなのかも。私たちは3人ともスキル持ちで、つまり敵と闘う宿命があるって訳ね」


 やっとランが、正しい認識を持ったようだ。

 レイ『敵 モンスター だけど』


 ユウ「どう? ラン分かってもらえた?」

 「謎は一部残して、全て解けたわ」

 『それは全てじゃねぇよ!』


『残った謎。ユウ先輩、さっきより美少女??』

ランが順応してくれたお陰で、それ以降の説明は順調だった。


 ユウが鳥瞰図を見せながら、これまでの経緯や歩測して出来た島の説明をランにレクチャーした。


 ユウ「ここが私たちの居るポイント。3人のアイコンが光って点滅してるでしょ」

 ピーコン ピーコン ピコーン


「ほんとだ、ユウ先輩のナイフを持ったウサギのアイコンがカッコいい。レイ、あんたのアイコンも、なんでウサギなのよ。私のと被ってるけどぉって、皆ウサギだし?」


 俺のアイコンの隣には、仲が悪そうなウサギ2匹のアイコンが点滅していた。


 俺はアイコンについては特に意識してはいなかった。ランに言われて初めて自分のアイコンマークに気づいたのだ。

『最初見た時は......光の点滅だけだったよな?? これもレベルアップの賜物か?』


 ユウ「なーる。私はウサギを大切にしてるから(嘘)。じゃぁ、二人はウサギを飼っているのかな?」

 俺が適当に言った出任せに、レイとランは目を見開いて驚いた。


 「ユウ!」

「ユウ先輩!」


 偶然ではあるが、レイもランもペットでウサギを飼っていた。これまた偶然にもウサギは雄で、名前は"ユウガ"だった。


 アイコンは、人間以外の大事なものの想いが反映されるシステムのようで、もし二人のアイコンがユウガだったらと思うと、即レイとランの、女の核戦争が始まっていた事だろう。


『あぶねぇ、レイとランのウサギ好きに、ジョセフィーヌが急遽合わせたんだろう。俺のはウサギにナイフとは、今回は感謝してやる』


 ユウ「でね、このマップに表示されている冒険者ギルドに、これから行ってみようと思うの。お昼過ぎには着くと思うけど、どう?」


レイ「でも ユウ ここから 片道9.5km  往復19km 大丈夫?」

ユウ「冒険者ギルドで登録したいし、ちょっとした村か町だから、泊まるとこくらいはあると思うの。宿泊代は、魔石4個を売ればなんとか かな?」


 「それいいじゃん! ユウ先輩、私も町を見てみたいし行こうよ。冒険者ギルドで、チーム名を登録するんだよね、なんだかゲームみたいで面白いわ。当然リーダーはユウ先輩で、レイじゃないのよねぇ~」


 ムカッ

「わたしも ユウ でいい ユウ でなくちゃ ダメ」

「レイ、あんたわかってるじゃん」

 ふん!


 俺はお金については心配していなかった。登録費と宿泊代は、チンピラゴブリンの魔石では足りないとは思ったが、足りない分はレイのスキル"ない物ねだり"でなんとかなると思ったのだ。


 お金を呼び出せるのか、それとも他のものか、それはそれで検証しなければ分からない。こん棒は重いので持って行くのは却下している。


 ユウ「そうと決まれば、私がチームリーダーでいいのね。早速冒険者ギルドに向けて出発するからラン、閻魔帳を閉じて」


 「わかったリーダー」

  むん


「マイプレジャー マッツモート 閻魔帳!」

「マッツモートって、アレじゃ?」

レイ「呼び出しは イネイバだし」


 ユウ「ランあなた! あっそうか、ランの加護はやはり、あの人達だったのね。でも何故??」


レイ「変わった 加護 名前 分からなかった」


 ユウ先輩とランが驚いているのを見て、ランは優越感を覚えた。

「ふふ、どうしてかは分からない。けど私は軽音部でドラムスを担当してるのよ。しかも曲は私の大好きな B's 」


ユウ「私もB's 大好きよ」

レイ「坊主 Bousu の間違い じゃない? 略 Bs」


「そこの外野うるさいわね。私はね、日本のシェー・モラースを目指しているのよ!  どう、恐れ入ったでしょレイ!」

 すげー

 

ユウ「でも何故彼らが加護を?」

 「流石リーダー、レイとは大違いだわ。特別に教えてあげる」

 ふん

 勝ち誇ったようにランは腕組みをし、気合を溜めた。

 すぅぅ

「B'sはね......彼らは神だからよ!」

  ......

 ユウ「確かに彼らの業績と人気は神だ。なーる。それで彼らの信者とも言えるランに加護がついたのね」


強引だが、何故だかはわからない。しかし付いている事は事実だ。

ユウ『俺の息子は、今どこに?』

忘れていた現実を呼び戻され、暫し涙目になったユウガであった。


「リーダー、何泣いているの? わかった、私の凄さに感動して泣いているのね! 私のスキル "推理" 早速役にたってるわ~」


 「立ってねぇし。俺の息子はもう 立つ事は ないんだ。立て! 立つんだ! 立つんだジョ~!」


「ユウ あなた 別の事 泣いてる? わたし にも大事な 事だけど この 異世界  だけの 一時的 現象と わたし 思ってる  だけどユウ XXXに 名前 ジョ~ つけたの?」


「ちゃうわ! そんなもんに名づけするか!」


 ランは不思議に思った。

『なんだかこの二人、妙に息が合っているのよねぇ~。 やっぱりデキているのかしら? 私にはユウガがいれば完璧だけど、そのユウガ先輩は今どこなの? 探さなきゃ!』


 旅立つ前にやはりスッタモンダはあったが、3人はペットボルトやバナナとマンゴーを持ち、冒険者ギルドへと歩き始めた。



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