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あああ帝国召喚  作者: あああ
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ペンドルセン王国及びバルジラス王国改めペンドリシス共和国

首都ノバエテラーエ

ここノバエテラーエは、ロマリア戦の少しあと位にあああ帝国が統一させた国ペンドリシス共和国の首都として、ペンドリシス大統領の官邸および総督府(旧バルジラス王国宮殿)が設置されている。

軍事外交国政にはあああ帝国総督の助言が必要とされており、

ここには多数のあああ帝国企業が進出し、森林で木材の伐採や鉱山開発および工業地帯の造成、またそこからごっそり運び出された資源を本国へ持ち帰るための港湾などが整備された。

また、輸送船もペンドリシス共和国にて建造され、戦後混乱していた人民たちへ職業を与えたこの方針は結果ペンドリシス人民からの高い支持を得た。

今日もノバエテラーエ港にはレシプロ蒸気船や鉱石の精錬工場、ヤマートに輸出する自動車や戦車戦闘機を製造する工場からのどす黒い煙が立ち込め、空は真っ黒に曇り、まるで煙突の中のように煤だらけになる。

やがて真っ黒の雨が降り注ぎ、共和国の1日が始まるのだった。。


あるアパート

「ゲホッ!ゲホゲホ、ううっ、あー」

ある男が彼の寝床からむくりと起き上がった。

男は寝ぼけた顔で居間に向かう。

「あら、おはよう」

彼女は彼の伴侶である。

地味にあああ帝国召喚初の女性キャラが1話限りのモブなのはいたたまれないものがあるが、気にしない。


「あーっああーっ...喉が...ゲホッ!」

「まあ水でも飲んだら?」

彼の嫁が水を差しだす。男はすぐにそれを飲み干した。

「あーっ楽になったよ。ありがとう」

「それ流行病じゃない?いやようつしたら」

「そうかもしれないなぁー」

そういいながら椅子から立ち上がると、部屋の隅の木製の外装の箱についたつまみをひねる。

『ガガッ....ガガガ.....えー次のニュース。北部伐採場付近で地滑りが発生、住人および家畜に被害は計り知れず....』

これはラジオ、政府が情報統制と近代化、文明化の象徴として1世帯1台配っているものだ。

「ふう、また今日からしんどい日々が始まるなあ」

彼はどす黒く曇り街を湿らせる雨を眺めながら硬いパンを口に頬張る。

「今日は帰り遅くなるかもしれない、アルベールの世話を頼むよ。」

「わかったわ、気を付けてね。」


彼は鞄を首から懸けて、帽子をかぶり、ボロい木のドアを開けて外にでる。

そのまま王制時代から残る街道を歩く。

やがてバス停に着き、バスを待つ。

「ゲホゲホゲホ」

皆咳をしている。やはり流行病なのだろうか。

そうやっていると、バスは目的地につき、やがて黒煙を出す工場彼の職場、ノース・エンパイア重工ノバエテラーエ第4工場に到着する。


9時

作業服に着替えた男は、皆と一緒に中庭で整列する。

「よお」

「おお、久々だな、」

横の男は彼の仲間、同期である。

なんかいろいろ雑談をすると、偉い人が出てきた。

いわゆる朝礼である。

総員起立の号令で一斉に立ち上がり、脱帽!の合図で皆が帽子をとる。

前にはあああ帝国初代皇帝アアアヌス1世の肖像画と並んで皇太子アアアーラの肖像が豪華な額縁に入って並べられている。

「まったく誰なんだよこいつらは‥」


♪~おお国祖よ聖なる地に舞い降りし国祖よ

  偉大なる皇帝陛下を護り給え

  偉大なる祖国を永久に護り給え‥

  

彼がそう思うのと同時に安っぽいスピーカーからはあああ帝国国歌「国祖よ皇帝陛下を護り給え」のテープが流れる。

それと同時にノース・エンパイア重工の社旗とあああ帝国の国旗がスルスルと白銀色の棒を上っていき、たちまち頭上に現れる。


ノース・エンパイア重工ノバエテラーエ第4工場では、主にヤマートおよびあああ帝国圏に輸出するための自動車や鉄道車両を製造している。

彼の仕事は上から吊り下げられている自動車にいろいろつけていく作業だ。

第一工場が造船。第二が製鉄で第三が鉱石精錬であり、第四工場が比較的楽だといわれている。

そんな感じで一日中働く。

『ガガッ...第1分隊から第40分隊までは至急給料を取りに来るようにッ』



中庭

ガヤガヤ

「はい、今月分ね。」

なめし革の給料袋には、500デゥカート金貨が3枚。王政時代の港湾労働者の一般的な月収の5倍だ。

しかし、相対的に豊かになったとは言えない。



「おかえりー」

「あらお帰り、今日も遅いわね。」

というと男は居間の椅子に腰かけて夕食を食べる。

『流行病と思わしき症状がノバエテラーエで広がっています...近隣住民の方はくれぐれも......』

しゃべる箱のつまみをひねって、喋らないようにしてから。

「もう寝るよ、疲れ...ゴホゴホ」

「おやすみー」


一方、あああ帝国では空前の好景気に見舞われていた。

資本家たちは労働者に権利を与えたりすることもなく、また都市の排気ガス規制もなくなったため好き放題に工場を乱立できるようになり、莫大な富を得ることができるようになった。

そのため資本家たちはさらなる『植民地』や『市場』を探すように政界に圧力をかけ始めた。

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