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あああ帝国召喚  作者: あああ
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オブシウス帝国海軍 第21任務艦隊

旗艦戦艦グラニット

グラニットは、艦齢30年の旧式艦だが、近代化でレーダーや、実地試験のために最新鋭の対空砲や誘導弾発射機を備えていた。

この艦隊は他にも戦艦グリンストンがそうであった。

そして2隻の空母には最新鋭の戦闘機であるヘレマイト型。もちろんもとあったリモナイト型、これを半分ずつ積んでいた。


機関はタービンではなく重油専焼レシプロ蒸気機関(地球のやつと微妙に動作原理は違う、熱機関としての効率はオブシウスの方がほんの少し上)

なので、それぞれ真っ黒の煙を出しながら進んでいた。


んでグラニットの艦橋。

この艦には戦艦バサルトのような戦闘指揮所はない。

「報告します!レーダーに接近する4隻の船舶を確認、距離およそ31キレー」


「うむ、ご苦労。」

「敵、ヤマートかもしれない。丁度いい、頼まれている仕事をもう達成できる。」

「どの兵器を使いますか?」

「うーん、そうだな‥、よし、ヘレマイト12機、直ちに発艦。うち3機は対艦誘導弾、9機は通常爆装せよ。」

「了解」


空母クリドライト

空母クリドライトはハイルド級航空母艦の8番艦。最新の建造されたばかりの艦である。

満載排水量31,000t、全長260メートル、幅34メートルで、13万馬力。30ノット。

カタパルトは2基あり、艦載機は80機であった。

前の世界で設計され、量産されていたが、急遽実戦投入されることとなった誘導弾や新型対空砲とヘレマイト型に対応した改修を受けていた。

今回は9番艦のビリオライトも同行していた。


甲板には、飛行甲板員が忙しそうに動き回り、発艦の手筈を整える。

甲板には戦闘機が多種多様な兵装を搭載したままで発艦を待っていた。

しかし、その戦闘機は奇妙な見た目をしていた。

なんとプロペラが存在しないのだ。

横から見ると、スマートなリモナイト型とは打って変わって両脇に太った外見をしていた。

コックピット両脇にはエアインテークがあり、平たい主翼を備えていた。

これはなんと前方から圧縮した空気を送り込んでそれを燃料と混ぜて燃やしてそれを後ろに排出することで推力を得るというエンジンを搭載して、時速798キロで飛行することができるのである。

なので雲行きが怪しいオリオン作戦の切り札として上層部からの期待も厚い。

それらは、腹に重そうに試作型の対艦ミサイルを搭載していたり、爆弾を抱えていたりした。。



さて、発艦した12機は、空中で態勢を変え、一目散に敵船へと向かう。

隊長機

「よーし敵艦隊だ!ん?見たことのない国旗、見たことがないタイプの艦だな。よし、攻撃開始!側面からいくぞ」

誘導弾を懸架した3機のうちの1機が接近し、パイロットは操作盤のスイッチを操作して抱えていた荷物を放り投げる。

金具の戒めを解かれた誘導弾は惑星の重力加速度でどんどん加速していく。

パイロットはそれを見届けると後ろから箱に棒がついたような機械を取り出した。

そう、この誘導弾は手動指令照準線一致誘導方式なので人力の誘導が必要なのだ。

それは一分の狂いもなく正確に敵のガレアス船に着弾。高性能爆薬が炸裂して火の玉を生成する。

慌てふためいたのか、敵船が隊列を崩して四方八方へ散っていく。

次に、少し大きく、ロケット弾のように細長いのを積んだ1機が2番目に大きい船へと接近し、同じように放つ。

それは手動指令照準線一致誘導方式ではなく機首から放射されるガイドビームによって誘導され、同じように敵船に接近し、また敵船は同じような運命をたどる。


そのころ  ラレアル級ガレアス戦艦 一番艦ラレアル 甲板

「敵まであとどれくらいだ?」

艦長兼司令が当と、参謀はあと2時間ほどだという。

ちょうどその時!

「おい!なんか来るぞ?」

「なんだありゃ?」

漕ぎ手たちが指さしたりして騒ぎ始める。当然手は止まるので、担当の士官が怒鳴るが、次第に士官たちも近づいてくる『何か』に釘付けになる。

『うわぁあああああっ』

それらは自分たちの真上を通りすぎた。

空を切り裂くかのような音。しかもそれが何なのかすらわからない、明らかに友好的ではないのは明らか。恐怖が艦隊を襲う。

それらは向きを変えて突っ込んできた。

「(飛行機械...か?)」

飛行機械、ヤマートが確か空を飛ぶからくりを使役していたような気がする。確か我が国の魔石鉱山の付近で盛んに飛んでいたような気がする。

まさか我らにたいして攻撃を仕掛けてきたのだろうか、いやそんなはずはない、奴らは今よくわからん敵と戦争中のはず、ならもしかしてその国かもしれない....

と思った瞬間、艦隊で1番小さかった船が突然大爆発して哀れにも沈没していった。

「うわああああああ」

「散開しろ!」

舵取はすごい勢いで舵を回して巧みに船を操作する。さすがはプロである。

「来たぞ!攻撃準備!」

鐘がカンカン鳴らされて、水兵たちは配置につく。

この弩は、何人かがかりで操作するものである。

「撃てー」

ババババババッ

しかし、こちらの攻撃より、敵の移動速度のほうが早い。

敵は攻撃している素振りすら見せない。

まるで魔法でも使っているかのようである。

そうこうしているうちに2隻目も沈められた。

「艦長!」

参謀がこっちを向いてきた。

「攻撃しつつ各艦の判断で離脱せよ!」

180度回頭して、逃げ始める。

しかし、敵がまた近づいてきて、今度は舷側に銃撃をかけてきた。

このせいで漕ぎ手が死んでしまった。

「な、なんてやつらだ。非戦闘員を殺傷するなんて...」

と艦長は思ったが、そのいかりは長くは続かなかった。

なぜなら、その数秒後に大爆発とともにラレアル級ガレアス戦艦 一番艦ラレアルは海の藻屑となったためである。


やがて少し周回したのち、ヘレマイト型は空母クリドライトにすべて帰投した。

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