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あああ帝国召喚  作者: あああ
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オブシウス帝国陸軍第3親衛師団 第21特別砲兵大隊

広場にたくさんの兵士たちが整列し、拡声器を持ち、勲章を付けた人が話始める。

「おめでとう諸君!諸君らは新進気鋭の陸軍兵の中でも特に名誉ある任務を与えられた!世界初!ロケット兵器で大陸の向こう側を攻撃するのだ!」

「それは我が国の偉大な技術力を示すものとして!世界史に残るだろう!さあ行け!偉大なる戦士たちよ!歴史の1ページを刻むものとなるのだ!」

『おー』

すると、軍帽をかぶり、勲章を付けた軍人にある人物が来て耳打ちする。

「フム、そうか、よし!作戦開始!」

「ガイド電波照射はじめ!」

鉄塔の上に備え付けられた装置から、ヤマート首都トンキンへ向けて電波が発射される。

数時間後

「準備完了しました。」

「発射ゃああああ!」

スイッチが押され、800発のロケットが飛行を始める。

轟音がとどろき、空はまるで真昼のように光る。

「やったぞ!万歳!」



ロケットこと決戦兵器1号は、すぐに高度80000mまで上昇し、大気圏外へ出、そのあと方向を変え一斉に、マッハ数十といった速度で、ヤマート本国へ800キロの弾頭が降り注ぐ。

ヤマート共和国 首都トンキン

「うぃ~今日もいい夜だぁ~。」

彼は社会科教師サトー。年齢は不明で、トンキン第12849人民学校の教師だ。

今日は、宿直なのだが、サボタージュして近所の酒場で友達と飲んでいたようだ。

ちなみになぜ彼が兵役を免除されたかというと、まあ長くなるので割愛する。

千鳥足で、下駄みたいな履物をカラカラ言わせながら、ガス灯の灯る街を闊歩する。

人はまばらで、自動車がヘッドライトを照らしながら走る程度である。

「うー、ん?なんだありゃ?」

赤い流れ星のようながものが見えた。

「うおーきれいだ!うおおおおおおお」

それはどんどん近づいてくる。

次の瞬間

ドゴォォン!

「へ?へ?」

わーっ

逃げろー!


サトーは、酔った頭で考える。

何だろう?

ズドォオオオオン

今度は、サトーのすぐ横の建物に着弾。

吹き飛ばされてしまった。

背中に強い衝撃が加わり、うめき声をあげる。


「わ...!わ....!」

すっかり酔いがさめたサトーは、一目散に走りだす。

行く当てなんかない。

下駄的な履物の紐は切れ、裸足同然になり、きている着物には土がつく。

また着弾し、巨大な爆発音がする。

一体どこから攻撃しているのか、それすらわからないのだ。

「はーっはーっ」

サトーは、疲れ果てて、よくわからん隅っこで座り込んでしまった。


「ん?あれは!」

首都防衛隊の航空機が、4機編隊で飛行していった。

あああ帝国水準だと、のろくて頼りないが、トンキン市民やサトー達に安心感を持たせるには充分であった。。

しかし、手も足も出ないまま、流れ星はどんどんトンキンを燃やしている。

「防衛隊は何をしているんだ!早く迎撃しろ!」

サトー達は、不信感を抱く。

「ん?なんの音だ....」

サトーの付近に弾頭が着弾。

そのエネルギーによって大爆発が発生。そのままサトーは意識を失ってしまった。




総統官邸

「防空隊はどうなっている?敵爆撃機の侵入を許すとは、防空レーダーは何をしていたんだ?」

総統アベは、部下に叱責交じりの指示を出す。

「そ、それが...」

「どうした?」

「レーダーには、機影なし、爆撃機からの攻撃ではないようです。」

「ん?ならどこから?」

「上空からの攻撃であるとしか考えられません。」

「馬鹿なことを言うな!上空から攻撃できるわけがないだろう!」

「そ、総統!」

ズドォオオオオン

官邸の付近に着弾。

「は、早く総統地下壕に!」

「いや、私はここで残る。死ぬときは人民と一緒だ。」

この日、800発のうち263発がトンキンに着弾。多大な被害を被るのだった。

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