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あああ帝国召喚  作者: あああ
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オブシウス帝国領ルミニア公国 首都ルミニア

第一世界の大陸の北部で、オブシウス帝国に近いことから、第一世界征服の橋頭保として占領以降海底ケーブルが敷設され、巨大な乾ドック。空港など、さまざまな設備が建設され、一大拠点としてその機能を発揮していた。

ここには、第一世界の中央聖魔導帝国から、南にあるヤマート本土への陸海空同時攻撃、通称『オリオン作戦』のため、オブシウス帝国主力艦隊。また、飛行場を見てみると、最新鋭機マグネタイト型、そして空の戦艦と呼ばれ、前の世界では恐れ、たたえられた重爆撃機『グレフェイト』型が多数並んでいる。

これらはすべてこの作戦のために新造されたものである。


総督府 司令室


「司令、作戦はどうされます?」

立派な軍服の人物が、ひげを生やした男に問う。

今回の総司令官を任されている第3方面軍総司令官の、バート・フォン・リヒツェンハイン大将は、参謀や、各部隊の隊長とともに、会議を行っていた。

第4艦隊が、謎の壊滅を起こしたため作戦に支障が出てしまうかもしれないが、1度回り始めた車輪を止めるわけにはいかない。

「作戦に穴をあけるのは許可できない。このまま続行せよ。」

「了解しました。」

「さて、例のものはどうなっているか?」

参謀が、司令に問われる。

「はっ、先ほど、初回の定期輸送船で到着。誘導装置もきちんと届きました。」

参謀は手元の紙に視線を落としながら、答える。

「しかし、使用する予定の『新型爆弾』使用の許可が下りなかったとのことです。」

「なぜだ?」

部屋がざわつく。

「どうやら皇帝陛下の指示のようです。これは逆らえませんね。」

「なら仕方ない。通常弾頭で準備を開始せよ。」

「はっ!」

リヒツェンハインは、皆の方を向き、

「さて、参謀。作戦の概要を解説せよ。」

「はっ。」

すると机に、白黒の地図が表示される。ブラウン管が仕込んであるためだ。

上には色とりどりの駒が置かれてあり、航空隊や陸軍兵力の位置を表す。

参謀は棒で指しながら解説を始める。

「えー夕刻より、空軍の爆撃機が536機が当基地より離陸。深夜ごろ、中央聖魔導帝国、首都上空に264機が到達見込みです。残りは、ヤマート共和国本土を空爆。そして、その後ヤハラートにて補給となります。」


「同時に800発の『決戦兵器1号』にて、ヤマート本土に攻撃を行います。

本当はここで『新型爆弾』を使用する予定でしたが....

そして混乱している頃合いを見計らって中央聖魔導帝国に陸軍部隊を送り込みます。これは既に中央聖魔導帝国内支配地域の境に3個軍団が配備されていますから、すぐに全方面から兵力を展開できるでしょう。」


そしてヤマートには、大艦隊で乗り付けます。これで、第一世界の覇権は握れるでしょう。


すると、ある幹部が手を挙げて質問する。

「あああ帝国が介入する可能性は?」

参謀は胸を張って答える。

「心配いりません。彼らは航空母艦や固定翼機を所有していないようです。軍艦も我が国の戦艦オブシディアン程度が1隻のみ。そのうえ主力艦は2つしか砲がない。わが国からすれば、簡単に壊滅できる敵でしょう。」


「ということだそうだ。以上。皆『聖戦』遂行のために全力を尽くせ。いいな?」

「はっ」


ルミニア空港


1機の白い航空機が、滑走路に近づき、主脚をおろして着陸の体制をとる。

横風が機体を揺らすが、姿勢は安定したまま、ゆっくりと三点着陸を成功させる。

ブレーキをかけ、スピードはゆっくりになり、そのまま駐機場のあたりで止まる。



ドアが開き、1人の男がタラップを下っていき、待っていた人物と握手をする。

彼はフィルスマイヤーである。


「どうもフィルスマイヤー第1局長殿。遠路はるばるよくぞお越しいただきました。ルミニア副総督です。ルミニアへようこそ。」

「おーこれはこれは副総督殿。」

「まあまあ話は総督府についてから、どうぞお乗りください。」

少し歩くと、まあ何の変哲もない自動車が止まっていた。

内部はエアコンが効いていた。ルミニアの温暖な気候はスーツには蒸し暑いと判断した副総督の計らいである。


道路は舗装され、電柱が等間隔で立ち並び、たまにトラックが走っている。

これらはすべてオブシウス帝国が建設したものであり、技術格差を感じさせる。


やがて、大きな門をくぐる。一様ルミニアは大きな国なので、門も巨大で、風格がある。

しかし、オブシディアンの摩天楼には劣っている。


しばらく行くと、フェンスの向こうには、空軍基地らしきものが見え、そこにはたくさんの爆撃機が駐機されていた。

「あれはオリオン作戦の?」

「そうです。今日の夜、爆撃に向かうそうです。」


すると、奥に目を疑うものが見えてくる。

「あ、あれは!?」

攻撃の際に翼下に懸架するロケット弾。それを巨大にして派手にしたものが、発射台のようなところに乗せられている。

それには人が群がっていた。

サイズは13ガーレル程度あるだろうか。

こんなロケットは珍しい。

「副総督殿。あれは?」

フィルスマイヤーは思わず問う。

「ああ、あれは『決戦兵器1号』ですよ、もう機密解除になるでしょうし、お話ししますよ。」

「あれは今回の攻勢の切り札です。あれが高度80キレーまで上昇して、ヤマート本土を直接攻撃するそうです。」

フィルスマイヤーは、その姿を想像した。ありえないだろう。しかし、我が国なら成し遂げられてもおかしくはないだろう。

「へ、へえ。」

そんな感じで、総督府に到着した。

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