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「まずいぞ!後ろのやつがやられた!」
「こちら124号車、輸送車1両撃破された模様。死傷者はなし、オーバー」
「奴らめ!」
89式戦車の砲塔がゆっくり回転し、攻撃された建物の方を向く、
「榴弾、装填!」
榴弾が装填され、狙いがつけられる。
「てっ!」
ドーンパラパラと石造りの建物は、そのまま砲撃を受け、沈黙する。
しかし、また別の建物から攻撃が始まる。
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「あの建物だ!戦車に気を取られているすきに急襲するぞ、ついてこい。」
インターカムで隊長が伝え、兵士たちは一斉に建物に突入していく。
「1階クリア」
「階段はこっちだ!」
分隊員たちは、階段を駆け上がり、奥の部屋に入る。
そこでは、兵士たちが射撃を続けている。
そこにあああ帝国の兵士が自動小銃で部屋を制圧する。
「よし、クリア」
隊長はそう無線で伝える。
124号車
「よし、あとは目標地点に向かうだけだ!」
戦車隊は、残った敵を車載機関銃でなぎ倒しながら全速力で進んでいく。
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「第一防衛ラインが突破されたぞ!」
「我々の出番だ」
兵士たちは、すぐに対戦車砲に取り付き、慣れた手つきで弾薬箱から73ミル砲弾を取りだし、装填する。
「まだだ....」
やがてエンジンの音が大きくなっていき、やがて敵車両が見えてきた。
「てっ!」
バンッ!と向かいの路地に隠してある対戦車砲からも一斉に攻撃が加えられた。
「はずれ!」
「次弾装填急げ!」
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全速力で街道を駆け抜けるあああ帝国の戦闘車両。しかし、いきなり砲声がし、その快速は中断される。
「うわっ!」
砲撃は当たらず、土煙のみを作った。
「敵の対戦車砲です!」
また砲声。
「126号車大破!」
さすがに73ミル程度では致命傷にはならないが、戦車隊はエンジンなどに当たり行動不能になって行動不能な戦車が増えていく。
「どこにいるんだ?」
その時、ババババババという音がした。
「ん?」
「味方だ!味方の攻撃ヘリだ!」
ハッチを開けてみてみると、空にはMi-24が見えた。
敵の対戦車砲のあるところに向かって、ロケット弾が撃ち込まれ、たちまち対戦車砲は沈黙してしまう。
「ご協力感謝します。」
そうゆう風に無線で伝えたあと、戦車隊は、Mi-24とともに残った車両で宮殿の方へ進んでいく。
夜は更けていった。




