第4話 国交樹立
少し意味が通じなかったりつじつまがあわなかったりするかもしれない
あああ帝国 帝都アアアシティー 議会議事堂
「それでは、賛成の方はご起立願います。」
いっせいに立ち上がる音。
「満場一致で可決となります。」
帝国ではこの日、技術輸出規制法と武器輸出法が可決された。
技術輸出規制法は、その国より少し上レベルの文明を輸出するというもの。
武器輸出法は、地球ではかなりまえだが異世界では進んだ技術を輸出していくというものである。
バルジラス王国 首都リカルド付近
海将ベドゥルナは先ほどから驚きすぎて疲れている。
まず、この船は帆を張らずにわが国の魔導戦列艦より速く進む。しかも漕ぎ手もいない。
外交官と申すものに聞いてみたところ、この船は原子力というもので進むらしい。おそらく中央世界から購入した魔導機関でも搭載しているの
だろう。 そんな金が新興国家にあるのだろうか。 ますます不思議になる。
「まもなく上陸します」
そう告げられついていくと奇妙な形をしているが小船がみえた。見慣れない魔杖をもったあああ帝国の兵士が同行する。
その船は信じられない速さで進む。
首都リカルド リカルド港
使節団の皆様バルジラス王国へようこそ。
担当者が挨拶をする。
私はあああ帝国外務省のアアアドフと申します。よろしくお願いします。
早速ですがいきましょう。
使節団は用意された馬車に乗り込み、王城まで向かう。
バルジラス王国 王城 謁見の間
あああ帝国使節団はバルジラス王国の王バルジラス33世に謁見する。
、、、、、というわけで、わが国は転移国家なのであります。
どうかわが国と国交を結んでくださり、この世界のことをいろいろご教授くださればと思います。
わが国といたしましては、その見返りに「技術」を輸出したいと思います。
と、いうと? 王は問う。
たとえば馬の要らない馬車などですね。
そんなものがあるのか? 貴国には魔法はないと聞いたが。
あります。あとでごらんに入れましょう。
うむ。それは便利になりそうだ。
後わが国からも願いがある。
なんでしょう?
実はわが国の付近にペンドルセン王国という国があり、そこが大陸統一を狙っておる。
どうかわが国と軍事同盟を結んでくださらぬか?
アアアドフは一言おいて答える。
それについては私の権限では決定しかねます。一度本国に問い合わせてみますが。たぶん承認されると思います。
やがて一行はバルジラス王国を離れた。
中央暦1542年 あああ帝国はバルジラス王国と国交樹立を宣言した。
それからというもの、バルジラス王国民の生活は飛躍的に向上した。
あああ帝国の技術支援のおかげで街には馬車が消え、自動車が走るようになった。
地球のものが見れば20世紀後半の自動車に見えるかもしれないがここでは最新である。
さらに蒸気機関というものが輸出され、船や製鉄所などに応用されるようになった。
電信も使用され、魔信に比べてはるかに速く情報を送れるようになった。
今日も首都リカルドの駅には蒸気機関車の汽笛が鳴り響く。
ロマリア皇国 首都ロクマリア 統治府
、、、、というわけで、わが国は貴国に忠誠を誓いたいと思います。
ドウァリアル首長国の役人は、嫌そうに言う。
フゥハハハハハハハハハハ よく言ったぞ小国め、すぐに役人を送るからまっていろよ。
ロマリア皇国の役人は高圧的な態度で答える。
ドウァリアル首長国の役人は祖国がこれからどんな目にあうのかを憂慮しつつ皇国を離れる。
次回も読んでね




