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あああ帝国召喚  作者: あああ
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高度5000m、雲のない澄み渡った空を一気の無人偵察機が飛行していた。


「まだ開始から5時間ほどなのに、予想よりも早いな」

「まあ人海戦術ですからね、あっちはなんと言っても8万人くらいの守備隊にたいしてこちらは20万人で一斉に上陸しているのですから。」


第二機動艦隊司令アアアレフと艦長アアルガチェフである。2人はリアルタイムで送られてくる偵察機からのTV映像を見ながら攻勢を見守っている。

ふと艦長が双眼鏡で要塞の方をみる。

上りきった太陽の日光がキラキラと海面に反射している。


「あっ高地の上の方の陣地に攻撃が始まったぞ」

まだ

「さすがに苦戦しているようですね、でももうそろそろでしょうか?」

「うむ。陥落は時間の問題だろう。」

アアアレフは艦橋の電話を取り出し、コールする。

「作戦第二段階は定刻通り、1700より実行。よいな?」


「さて、ヤマートよ.....帝国の盾としてうまくやってくれよ....」

アアルガチェフ艦長はなんかつぶやいたのが聞こえた気がしたがもともとこの司令嫌いなのでどうでもいいやと思って無視した。



さて、ヤマダとアオキの二名は、ゼエゼエいいながら必死に掘った掩体壕の中で呼吸を整えている。

横には百戦百勝で百戦錬磨の隊長と戦友3名。

もう一人いたのだが友軍の誤射で死んでしまった。

もう一人は榴弾のカスが刺さっていまモルヒネ注射を衛生兵がしたあと治癒魔法で傷を直してもらっている最中である。


味方の突撃の声と敵の機関銃の音はまだ響いており、戦場の硝煙の臭いがする。

すると、ズドーンズドーンと音がする。

「なんだこの音?」

「砲撃かな?」

ヤマダはそうアオキの煤に汚れた顔を見ながら話しかける。

「いや、どんどん近づいてくる。なんかの歩行音だ!」

アオキは答える。

すると、隊長がぺリスコープで覗いて、

「あっ!ベンゼン王国のゴーレムじゃないか!」

「あんな数みるのははじめてだ!」

ズンズン音がして、敵機関銃の射撃音がやむ。

見上げてみると、40体ほどの泥の人形のようなもの、15メアトルくらいあるだろうか。

それがゆっくりと歩いてくる。

「うおーみるのははじめてだ!」

「おい!空を見てみろよ!」

「!!」

空には埋め尽くすようなワイバーンの勇姿。

そのワイバーン達の羽の裏にはベンゼン王国と各貴族達の家紋の焼印が押してある。

すると一目散に急降下してきてワイバーン達に跨がった金銀の装飾の施してある甲冑を着飾った貴族達が塹壕の敵にたいして氷魔法や火の魔法をかける。

その姿はまるで古代の遺跡の壁画のようであった。


「みろ!あっちには!」

隊長が叫ぶ。

24メアトルはある巨大なゴーレム。

しかも土の塊ではなく、分厚い練鉄の甲冑を身に付けている。それらは大人の人間くらいの口径の巨大なマスケット銃を担いでいる。

いかに中央聖魔導帝国の魔導技術が高いかをヤマート将兵たちは実感する。

数こそは12体くらいだが、それはみるものに力強さを与える。


「やったぞ!」

「これで勝てる!」

ヤマダとアオキは喜ぶ。

それと時を同じくしてゴーレムがトーチカを踏み潰そうとする。

しかし、敵の速射砲でまるで蒸発するかのように一体また一体と撃破されてしまう。


しかし鉄ゴーレムはそんなものは受け付けない。機関銃弾を浴びながら陣地に強引に突っ込んでくる。

鉄ゴーレムは一斉にまるで人のような動きで担いだマスケット銃に弾丸を込める。

そして引き金を引くと、まるで戦艦の艦砲射撃のような音とともに黒色火薬特有の煙が上がる。

オブシウス帝国陣地のトーチカや塹壕は次々と破壊されてしまう。

しかしオブシウス帝国の兵士が筒のようなものを持ってきて、ゴーレムに狙いをつける。

しばらくすると轟音と共に何かが発射される

鉄ゴーレムはかわそうとするが、右腕に直撃。右腕がふっとんでしまう。

それでバランスを崩したのか横のゴーレムを巻き込んで転んでしまう。

ワイバーン隊も奮戦むなしく全騎撃墜。


切り札を失った異世界有志連合軍は地球でいうところの17世紀くらいの軍隊と同じ。すぐに全滅してしまった。

「うわーっ」


「ええいキリがない!突撃!!」

うおおおおおおおおと声が響いて一斉に緩やかな斜面を走り始める。

ヤマダとアオキも一心不乱に走る。

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