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さて、この襲撃の知らせはすぐに帝都に届いた。
ヤマート国訪問から帰国して間もない首相は、すぐに奇襲してきた敵機などの解析を指示した。
このことは人民にも広く知らされ、翌日の真実新聞や帝国中央テレビおよびその他民放の定時ニュースのトップを飾った。
人民たちは、この報道に驚いた。
なぜなら、軍が公開した映像には、近代的(この世界基準では)な飛行機が攻撃をして建物が爆発炎上したりする映像が流されたからである。
しかし、その映像にはやり返すシーンまであったため、人民たちは安心した。
それでもあああ帝国に対して攻撃が行われたという事実は、人民たちを驚かした。
「また我が国の勝利だ。万歳万歳」
「へっ!関係ない世界の低レベルな争いに変に首を突っ込むからこうなるんだ。我々労働者を奴隷くらいにしか考えてないからこんなことができるんだ。そもそも政治家連中は....」
「70年前くらいのレベルの軍隊に勝ってなんなんだ?こんなもん出来レースじゃないか、ばからしい。」
「ほかに金使うことたくさんあるだろ?頭おかしいんじゃねぇの?」
と、人々の感想はこのような感じであった。
国防省陸海空軍総司令部
「…で、現地の被害は?」
「.....そうか。作戦に支障が出るようだな。」
「よし、作戦開始は4月1日とする。」
「異存はないな?」
全員が頷いて会議は終了。
ヤハラート半島ヤハラート総督府
「で?這う這うの体で逃げ帰ってきたと?」
報告する将校2名は怒鳴られるのではないかとひやひやしながら直立不動を保っている。
「まあ予想はしていたが...どちらかと言えば敵は追撃をあきらめたというより逃がしてくれたととらえるのが自然だろうな。」
「でも目標はほぼ成し遂げたな。これで敵も作戦の決行を遅らせるだろう。」
将校たちは少なくとも怒鳴られる心配はなくなったので安心する。
「と、いうわけでこれから敵の予想進軍ルートを想定してその部分を優先的に防衛体制を強化していくことにする。ここが制圧されたら帝都はおしまいだからな。」




