第2話状況把握・混乱
第2話
あああ帝国 帝都アアアシティー・首相官邸
ふう、やれやれ、いったいこのやり取りはいつまで続くんだ?
アアアコフ総理は毎日こんななので49歳の体はすっかり疲弊していた。
もう今日はご飯食べて家かえって寝よう、、、
そう思って執務室に入ってちょっとしたとき、2時間前のあの地震を思い出す。
そういえば揺れがいつもと違った気がするなあ
そう思ったつぎの瞬間。
総理!緊急事態です!
各国大使館より通達、本国と通信が取れなくなったとのことです。
担当の係官が勢いよく入室してくる。
なに?地震による通信障害ではないのか?
とにかく、ソ連とのホットラインをつなげ!
アアアコフ総理は受話器を取る。
音声は何も聞こえない。
だめだ。連絡がつかない。まさかソ連が攻撃されたのか?
癪に障るがメサリシア合衆国にも連絡を取ろう。
だめです!まったくつながりません!
担当の係官が叫ぶ。
とにかく、他国と連絡が取れないのはおかしい、もしかすると第三国によってその2か国が攻撃されたのかもしれない。軍を出動させて他国がどうなっているかを直接確かめよう。
あああ帝国北部 アアアグラード空軍基地
ソ連との国境の都市であるアアアグラード空軍基地には、出撃の合図であるサイレンが鳴り響く。
まったく、せっかくの昼休憩が台無しだよ、さっきの地震、そんなに驚くことか?
テレビでは死人も被害もほぼゼロって言ってただろうに。
通信士のアアアノフが愚痴を言う。
仕方ないさ、上のお偉いさん方の考えることはちっともわかんねぇ、それよりさっさと任務を終わらせて出撃手当もらって帰ろうぜ。
航空機関士のアアアツェフが答える。
そうだな。よし、行くか。
機体はハンガーを離れ、滑走路へ向かう。
かくして、ソ連領偵察のため、E-9対潜哨戒機は、異世界の大空にターボフロップの轟音を鳴り響かせて、北の空へ消えていった。
やっぱこの辺は鉄条網とトーチカばっかじゃねぇか、つまんねえの。
アアアツェフが祖国に文句を言う。
「えーこちら1番機、高度4000mを飛行中。特に異常は、、、、!!!!え?」
コックピットの全員がアアアノフのほうを向く。
「報告します!ソ連領が電探に映っていません!!!」
コックピットの全員が驚く、よく見ると外には海のようなものが見えます!!!!!
電探の故障ではないのか?
管制官は問う。
いえ、窓から海が見えます。故障や異常の類ではないと思われます。
うううむ、分かった。1番機はそのまま飛行をつづけ、大陸や飛行機を捜索せよ!
はっ!
帝国の哨戒機は異世界の大海原を飛行する。
同時刻・ダカダカスタン沖 北西8㎞ あああ帝国海軍第2機動艦隊 旗艦 グレートアアアヌス級航空母艦 2番艦グレートアアアヌス4世
艦橋
な・・・・なんということだ・・・・・!
艦長が驚愕の顔でつぶやく。なんとダカダカスタン領が無い。電探にも、視界にも。
そんなことはありえない、しかし、目の前では実際に起こっている。
ど、どうなっている!
か、艦隊司令部に報告!この距離なら電波が中継なしで届くはずだ!
通信室にモールス信号が鳴り響く。
帝都アアアシティー ある企業のオフィス
うーん?さっきから衛星が見つからない、、、、
どうした?
帝国大学工学部を卒業したての若社長が社員に問う。
それが、わが社の開発した装置がGPSを認識しないのです。
なぜだ?あれは軍のGPSだろう?異常があるわけがない。
軍に問い合わせましたが分からないの一点張りで、、、、
うーんこれは騙されたな、、、利用料高いのになぁ、今度文句をつけてやろう。
若社長は自分の席に戻る。
社長はふと隣にある望遠鏡(天体マニアだったので)で月を暇つぶしに見ようとした。
(え~と月は、、、、、ん?)
アアアグラード沖合420km E-9対潜哨戒機 コックピット
そんな生物は存在しないと思っていた。
あれはフィクションであり、現実ではないと思っていた。
そこには物語の世界が広がっていた。
なんと空を飛ぶ竜、しかも人が乗っている。
コックピットの乗員は、みなその竜に釘づけになる。
嘘だと思った。しかし電探にも映っている。
機長のアアアロフと、竜騎士とで、目が合った気がした。
竜騎士もこの機体に釘づけのようだ。
え、映像とったか?
機長が乗員に尋ねる。
は、はい!携帯電話でですが撮りました。
機内で私物の携帯電話は使用禁止なのだが、それより基地への報告が先である。
か、管制室に報告!
モールス信号が響く。
次回、第三話。 平和的接触




