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あああ帝国召喚  作者: あああ
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第18話

名前忘れた国の首都らへん


もう兵糧攻めが始まって2か月になる。

外には謎の装備に変な馬車や変な形の魔杖をもった蛮族の兵士が見張っている。

そのうえ夜や早朝になると謎の巨大な飛竜が甲高い音とともに20羽ほど南西より飛来して爆弾を信じられないぐらい落としてまた帰っていく。

迎撃のワイバーンはすべてもう何日も前に食料として食べてしまった。

そのたびに建物は崩れて焼け落ちる。

残っているのはがれきの山と兵士の宿舎と総督府の建物くらいである。

本国へ助けを求めるために出航した船はいまだ帰ってこない。

「俺たちはどうなるんだろう、、、」

ある新米兵士はつぶやく

「はやく降参すればいいのに、上は何をしてるんだ?」

同期の兵士がそれに反応する。


「俺たちを捨て駒、消耗品としか思ってないのさ、そういえば総督府地下にはまだ食料が大量にあるらしいぜ」

「やつらめ、いまに見ていろよ.....」

すると、またワイバーンが南西より飛来する

「うわあ!もうやめてくれ!!」

「早く逃げないと!」

すっかりノイローゼになった兵士たちは狼狽する。

「お前ら落ち着けーっ」

宿舎に下士官が駆けつけて兵士たちを諭す

「あのワイバーン隊は紙切れを撒いただけだ。」

「ふう。よかった。でもなんで紙切れを?」

「それは私も気になるところだ。さっき拾ったので読んでやろう....」

そこには、大陸標準語でこう書いてあった


「30日以内に白旗を揚げて降参せよ。さもなくば攻撃する。 帝国軍最高司令官」

兵士はざわめく

「うわー」

「もう終わりだー」

「助けてー」


下士官が話す。

「うろたえるな兵士諸君、私に考えがある。」


その日の夜

「総督殿、兵たちの不満が高まっているようですが」

将軍が話す。

「うろたえるな。また補充すればいいだけのこと。心配ない。」

「さすがは総督殿!」

目の前には贅を尽くした料理が並ぶ


「そういえば外がうるさいですな。」

「どうせ兵どもが暴れているのだろう。」

次の瞬間、緊迫した表情の衛兵が飛び込んでくる。

「報告いたします!兵どもが反乱を起こしました!」

「なにっ!」

「もうすでに総督府内に侵入されています!」

将軍と総督が青ざめる

「すぐに反撃しろ!」

総督が叫ぶ

「だめです!衛兵どもも反乱に参加しているようで....」

報告の衛兵が話の途中で崩れ落ちる。

うしろから銃で撃たれている。


「お前たちめ!」

「宿舎に戻れ!」

総督と将軍が命令する。しかし聞くものはいない

部屋に乱入した兵士たちは2人に銃を突きつけ、引き金を引いた。


「よし、これで大丈夫だ。白旗を揚げ城門をあけよ!」

下士官が命令する


近くの草原 あああ帝国陣地

「隊長!あのビラが功をなしたのか白旗が上がっています!城門も開いています

!」

「よし、突入!」


城内に装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車が入っていく



降伏した兵士たちは広場で武器を捨てて待機していた。

.

....

.....


「では皆さんは降伏するのですね。」

隊長が言う。

「はい、そのつもりです」

反乱の首謀者の下士官が言う

「しかしあのワイバーンは巨大で積載量も段違いですね。蛮族だとなめていましたよ、どこの国から輸入されたのですか?」

隊長はしばらく考えて

「あれは我が国の...飛行機械とでも言いますかねそんなところです。」

下士官は驚く

「まさかあの国と交易を?」

兵士たちにも驚くものがいる

「なるほどー」

「そりゃ勝てないな」


「あの国とは?」

隊長はけげんな顔をする。

「知らないのですか?ヤマート共和国ですよ。機械文明で有名ですが...」

隊長はこれは後で上に報告だなと思い話を元に戻そうとする。

「ま、まあとにかくですね、皆さんは捕虜となったわけです、皆さんはジュネーブ条約に...あっこの世界にはなかったな人道に沿った扱いが保証されますのでご安心を」

「それでは本国に連絡して輸送用の飛行機械を呼びますのでしばしお待ちを」


下士官たちは青ざめる。


この世界では負ければ奴隷にされるか殺されるかの2択である。おそらく今回は前者のパターンだろう。

捕虜たちは絶望した顔で輸送機の到着を待つのだった。


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