第13話
あああ帝国海軍 総司令部
「対潜哨戒機より入電!敵艦見ゆ!」
「まずいな、、、」
まだわが国は正式に開戦したわけではない。帝国軍は議会の議決なしには弾丸1発撃てない。
その上近くに艦隊はない。いまから出撃しても間に合わない。
「司令!近隣海域には警備艇5隻しかありません!」
「...やむおえん。交戦するように命じろ。」
「了解!」
あああ帝国 沿岸警備隊 1号警備艇
「400隻あまりの戦列艦と交戦か、、、副長、いけるか?」
「心配ないでしょう。」
「ならよい。」
敵発見!
見張りが告げる。
やがて敵艦は近づいてくる。
ロマリア皇国 懲罰艦隊 旗艦エル・シャーメイ
敵発見!
なんだあれ?あんなので勝とうってのか!やはり蛮族だな
副長がいう。
攻撃準備!魔導砲装填!
魔力注入!いつでも打てます!
まだ射程に入っていない。まだまて。
1号警備艇
よし、射程内だ。打ち方はじめ!
前部に搭載されたAK-630が轟音を上げる。
何!この距離から攻撃だと!
艦長ヨーゼフは驚く。
30mmの弾丸が木製の船体を崩壊させる。
リョーフ爆発!ドナーエ轟沈!
報告が次々に入る。
1号警備艇群は攻撃をやめない。
小型の3号警備艇2隻が艦隊の近くに接近する。
「攻撃開始!」
艦隊から一斉に大砲による砲撃が浴びせられる。
「効果なし!」
「敵艦突っ込んできます!」
三号警備艇は、備え付けの火炎放射器を放つ。
木製のロマリア皇国艦船は一斉に火達磨になる。
うわーっ
火焔魔法だー
助けてー
声が上がる。
やがて弾薬庫に引火。大爆発を起こす。
1号警備艇
「火焔放射、命中。敵艦隊に対して絶大な効果を確認。」
二次攻撃開始!
「撃ち方はじめ!」
旗艦エル・シャーメイ
「敵艦砲旋回しています。」
「よし、今度は負けないぞ。対魔強化装甲展開!」
「大魔導師たちが呪文を唱え、艦隊が紫に輝く。」
「展開完了!」
艦隊は紫色のオーラに包まれる。
しかし30mmの弾丸はそれを難なく破り、大型の200門級大型戦列艦はどんどんばらばらになって行く。
エル・シャーメイに三号警備艇が近づく。
火焔放射が行われ、エル・シャーメイは火達磨になる。
「総員退鑑!」
船員たちが燃え盛る船から飛び降りる。
やがて、エル・シャーメイは大爆発を起こして沈没した。
1号警備艇 艦橋
敵艦すべて沈没
生存者の救出を行え。
その海域から40km南 オブシウス帝国海軍所属 潜水空母グラネット
この世界には似つかない巨大な潜水艦が海に浮いている。
潜水艦は海上に浮上し充電を行っている。
船体の上に二人の男がたって双眼鏡を覗いている。
「あれがあああ帝国の艦船か。」
「はい、軍艦旗より間違いないと思われます。現在ロマリアの生存者を救助している模様。」
「巡洋艦クラスの艦が2隻、魚雷艇クラスが2隻。か。しかし速射が可能な機関銃を開発しているようだな。」
「戦艦や空母、航空機は所有していないのでしょうか。」
「もしかしたらあるかもしれん。よし、航空機による偵察を行うか。」
やがて3機のビスマス型特殊攻撃機が格納庫より出され、カタパルトより射出された。
「艦長、充電が完了しました!」
「よし、潜行するぞ。気づかれるかもしれないからな。」
グラネット型潜水艦はバラストタンクに注水して海の中へと消えていった。




