第11話
オブシウス帝国 外務省対外情報局
バロック調の建物の中。その一室に真っ黒の大きな通信機が整然と並び、室内にはモールス信号のような音が鳴り響く。
「局長、ペンドリシス大陸の新しい情報が届きました。」
「読み上げよ」
「はい、ペンドリシス大陸の情勢ですが、バルジラス王国の攻撃によりペンドルセン王国王都は壊滅、共和制へと移行した模様です。」
「、、、、われわれの予想とは違うな。」
「どうやらあああ帝国とか言う国が介入したそうです、この国は転移国家だと名乗っているようですが、、、」
「わが帝国と同じだな。その国の情報をもっとかき集めよ。それとこれは上層部に伝えよう。」
「はっ!」
ロマリア皇国外務省
「アレクサンダー殿、あああ帝国の使者が面会を要求しています。」
「わかった、すぐ向かう。」
アレクサンダーはこの外務省の第三世界外交担当になれたことをうれしく思う。
ほぼはむかうものはいないし仮にいたとしても懲罰用の軍隊があるので武力で黙らせることができるし周辺諸国から皇帝陛下への献上品をを検
査の名目で確認し献上品を横取りして富を蓄えることもできるのでまさにみなが羨むポジションであった。
第4面会室
あああ帝国外務省のアアアドフはなんか勝手に異世界国家担当に今年度からまわされたことに遺憾の意を持ちつつも給料があがったのでまあい
いやと思いつつこの周辺諸国から恐れられている大国、ロマリア皇国に到着し、外交交渉をするのだった。
「よくきた蛮族の役人よ、わが国と国交を結びたいとはいい考えだな、お前らとて流れる血は少ないほうがいいだろうからな。」
アアアドフは外交の場でこの非平等的な口調にいらだちを覚えた。
「(こんな小国、帝国議会の議決1つあれば一瞬で首都を火の海にできるのに)」
しかしこちらも同じような口調をすれば同じ相手を下に見る国家であると証明するようなものである。
アアアドフは続ける。
「はじめまして、あああ帝国から参りましたアアアドフです。今回はこのような場を用意していただき.......」
「そんなことはどうでもいい。献上品はなんだ?」
「はい?」アアアドフは想定外の質問に困惑する。
「そんなものはありませんが」
「何?わが国が貴様ら小国に大して文明の輸出をしてやるのだ、当然だろう。」
「対等な立場での国交樹立はお考えではないのですか?」
アレクサンダーは怒鳴る。
「黙れ!この世界では武力がものをいう世界だ!弱者が強者に搾取されるのは当然のことである。まあ蛮族程度の思考ではその程度の発想だろ
うな。まあよい。貴国と国交を樹立する。帝都に統治府を建設するので...」
「わが国は主権国であるぞ!」
アアアドフが叫ぶ。
アレクサンダーは叫ぶ「蛮族の生意気な役人め!兵士!こいつに再教育をしてやれ!」
アアアドフは両腕を兵士に担がれて運ばれていった。
「やつら蛮族に再教育をしてやらねばならん。懲罰艦隊の出撃準備をせよ!」
はっ!
部下が答える
その3日後、ロマリア皇国懲罰艦隊420隻は出撃した。
アアアドフ外交官が捕縛されたニュースはすぐにあああ帝国の帝都アアアシティーに伝わった。
逮捕された日の夜。帝国中央テレビ ニュース7
アナウンサーが怒りをこめた口調で読み上げる。
「....このようなロマリア皇国の蛮行は、わが国の国家としての主権とわが国の権威を大きく侵害するものであり、わが国は絶対に許すことができない。もしこのような行為が次に行われるころには、すでにロマリア皇国はこの世界から消え去っているだろう。」




