閑話 樹海ファブール
これで3章完結です。次から外伝です。
ファブール
一面木、木、木で囲まれた樹海。同じような木があちこち続いているため、目印が無いと方向を見失う。人間族、獣人族、動物が生息している。この樹海の木々は非常に硬く、根本から切り倒すことは難しい。
・用語ーーーーーーーーーー
人間族
人間。ファブールのあちこちに集落を作って生活している。枝を加工して武器や生活用具を作っている。それを利用して他の集落と交流している。獣人族という天敵もいることからか平均寿命は50年程と短い。
オムニス
人間族の集落の1つ。数十年前に長老の娘が人間族の天敵獣人族の者と恋に落ち、駆け落ちしてしまった結果、長老の意向で非常に排他的になった。数年前、その間に生まれたセールの存在を知ってからは彼の討伐に異常に執着するようになった。最終的には他の集落を巻き込んで討伐に乗り出すが失敗し多大な被害を出してしまう。そして、ある失言が原因でオムニスの長老オキナは死亡する。その後、オムニスを含めた複数の集落が合併し1つの新しい集落となった。
獣人族
人間族の天敵とも言える種族。二足歩行する獣のような姿をしている。人間とは桁外れの身体能力を持つほか、各々に特殊能力を持っている。その極意とも言える「獣化」は特に獣人族の中でもほんの一部しか使えない。人間を始めとした生き物を狩って捕食する。最近では集団で狩りを行うようになったため狩りの失敗は大幅に下がり、その分危険度が増した。人間族同様、ファブールの各地に獣人族の集落が存在する。
裏切りには決して容赦しない。裏切り者はどこまでも追いかけて必ず処刑する。その際、その者の家族(配偶者とその子供)も一緒に処刑する。