第二話 パソコンと数字(前編)
タマ
「皆はん、こんばんは!」
ミケ
「こんばんは!」
タマ
「早速、第2回行ってみよか!」
ミケ
「あれ? 前回からそんなに間が空いてないですよね? 不定期じゃなかったんですか?」
タマ
「作者が、“気分転換!気分転換!”とかなんとか言っとったで」
ミケ
「作者??」
タマ
「独り言みたいなもんやから気にせんでええで!
じゃあ、早速、2回目の今回はパソコンと数字について説明するわな!」
ミケ
「前回の色から全然違う話ですね?」
タマ
「これも基礎の基礎やからな。でも、違う様に見えて、繋がってるんやで? だから今はウチの話を聞いとき」
ミケ
「そうなんですか? 分かりました」
タマ
「じゃあ、早速やけどミケはん、10までの数字、数えれるか?」
ミケ
「バカにしないでくださいよ! 数えれますよ!!」
タマ
「まあまあ、バカにしてへんから、一回数えて見てや」
ミケ
「もー。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10!
ほら!出来ましたよ!」
タマ
「よく出来ました!
でも、今回の話題で言うとそれは間違いやな!」
ミケ
「えっ!? 何が間違い何ですか!?」
タマ
「パソコンの中で数を数える場合は
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
が正解やで!」
ミケ
「0なんてどうでもいいじゃないですか!!」
タマ
「いやいや! パソコンの中……デジタルの世界では0が大きな意味を持ってくるんや」
ミケ
「0に意味が?」
タマ
「せや。パソコンの中では“0”と“1”しかないんや。だから“0”がなかったらそれこそ数すら数えられへんで?」
ミケ
「0と1だけでも数えれませんよ!!」
タマ
「せやろか? じゃあ、ミケはんは“0〜9”の10個の数字でどこまで数えれるんや? 9までか?」
ミケ
「あれ? そう言われると……100でも1000でも数えれますね?」
タマ
「せやろ? ミケはんが“0〜9”の数字でいくらでも数えれる様に、パソコンはんも“0と1”だけを使っていくらでも数えられるんやで!」
ミケ
「おぉー! でも、どうやって数えるんですか?」
タマ
「それを説明する前にまず、“0〜9”までの数字を使って数える事を考えてみよか。
普通、数を数える時は
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9
の10個の数字を数えると
桁が一桁上がって、10になる……
これは、10進数と呼ばれてる数え方やで」
ミケ
「それぐらいは知ってますよ?」
タマ
「じゃあ、0と1だけを使って10まで数えると……
0、1
の2個の数字を数えて、10になるんや」
ミケ
「もう終わっちゃった……それだと100とか数えれませんよね?」
タマ
「できるで?
0、1、10、11、100!
ほら!出来たで!!」
ミケ
「なんかズルくないですか?!」
タマ
「ズルってなんやねん。2以上が使えへんからこうなるんや。
これがパソコンの中での数え方……
2個の数字を数えると桁が一桁上がる
“2進数”って呼ばれているものや」
ミケ
「2進数ですか? 聞いたことあるような無いような……」
タマ
「海外の映画とかで黒い画面に緑の0と1がいっぱい並んだ画面を見たことあるやろ?
あれはパソコンはんが頑張って0と1だけで計算してるんやで!」
ミケ
「なるほど……でもなんか不便そうですね?」
タマ
「パソコンで10進数を使う方が不便なんやけどな。まあ、思ったより長くなったし、その辺は次回説明するわ」
ミケ
「えっ? もう終わりですか?!」
タマ
「皆はん!ほな、また!」
ミケ
「タマさん! 待ってくださいよ!!」
今回のまとめ
・0は大事
・パソコンは0と1だけで計算している
・十進数は10個、二進数は2個、数えて桁があがる
次回は今回の続きの予定です。
次回も不定期です。