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第一話 色ってなんだろう?


タマ

「いきなり先生を任されたんやけど、どうしたらええんやろ?」


ミケ

「お題がありますからそれ通りでいいんじゃないですか?」


タマ

「せやな。じゃあ、早速やけど1回目の今回は、基礎の基礎、“色”について説明するわ」


ミケ

「よろしくお願いします!」


タマ

「突然やけど、色には大きく分けて2種類あるんや。ミケはん知ってるか?」


ミケ

「色の種類……ですか? 青色とか赤色とか?」


タマ

「もっと大きい括りやで。光の色、色材の色の二種類や」


ミケ

「光と色材……ですか?」


タマ

「せや。簡単に言うと、光の色は言うとライトの色。色材の色は絵の具の色やで」


ミケ

「? どっちも色は色じゃないんですか?」


タマ

「色には違いないんやけど、根本的な違いがあんねん。

 光の色は、色んな色を混ぜると白色に

 絵の具の色は、色んな色を混ぜると黒色に近づくんや」


ミケ

「絵の具をつけた筆を洗う水って黒く濁っていきますね。そんな感じですか?」


タマ

「せやせや。

 光はそれ自体が光っているから混ぜると白くなるのに対して

 絵の具は、その色以外の色(光)を吸収してるから混ぜると黒くなるんやけど、詳しい説明は今回関係ないから省くわな。

 そして、それぞれの色には三原色って呼ばれてる物があるんやで」


ミケ

「三原色?」


タマ

「三原色は、その3つの色を混ぜれば全ての色が作れる色。

 色材の三原色だと、シアン(水色)、マゼンタ(赤紫)、イエロー(黄色)の3つや。

 プリンターのインクに使われてる色やで!」


ミケ

「ああ! あのよくわからない3つですか!

 あれ? でも、プリンターだったら黒色も付いてますよね? あれはなんですか?」


タマ

「本当は黒は無くても表現できるらしいけど、綺麗な黒にならないとか、黒が一番使われるから色が勿体ないとか色々あるらしいで。

 色材の色に関しては作者が詳しくないから良く知らんけど」


ミケ

「作者……?」


タマ

「まあ、それは置いておいて……

 そんな3つの色が光の色にもあるんや。

 赤色、緑色、青色この3つが光の三原色って呼ばれてる色や。

 この色を混ぜると白色になるんやで!」


ミケ

「そうなんですね。でも3つ混ぜただけで白になるってなんか信じられませんね」


タマ

「懐中電灯3つに、それぞれ赤緑青のフィルムを貼ればご家庭でも実験できるけど

 “光の三原色 実験”でググれば実験動画とか出てくるから見てみたらええで!」


ーーー確認中ーーー


ミケ

「本当ですね!白くなってます!」


タマ

「せやろ! 数年前に青色LEDのノーベル賞受賞が話題になったのは、ここに理由があるねん。

 それまで赤色、緑色のLEDは有ったけど、青色が無くて白色を表現できなかったんや。だから画期的な発明なんやで!」


追記:厳密に言うと純緑色のLEDは青色LED以降に

   青色LEDと同じ仕組みを使う事で完成しました


ミケ

「そうなんですか! でも、これが画像処理になんの関係があるんですか?」


タマ

「ええ質問やな! デジタル画像処理で使われているのは、この光の三原色、赤、緑、青がが使われてるんや。

 だからこの知識がないと、この先の話が分からないんやで」


ミケ

「わかりました!覚えておきます!」



今回のまとめ

・光の三原色と色材の三原色がある

・光の三原色は赤、緑、青

・デジタル画像処理では光の三原色が使われる


次回は

「パソコン上での数字の表現」

を説明する予定です。



不定期なので次いつ投稿するか不明です。


“私の認識違い”や“ここ意味が分からない”

など有れば、感想などにお気軽にどうぞ。


2018/03/11 LEDの部分に一部追記

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