恋多き女の人を、思い出しているのは、どうして?
なぜだろう?
恋多き女、と言うのを体現している女の人を思い出した。
この数日で何があったと言うわけでもないけれど、その人のことを思い出してしまった。
恋多き女だったからと言うわけでもなく、私はその人のことを特に好意を持ってみてはいなかったけれど、なぜかその人が私に擦り寄ってきているように感じたことが少なからずあった。
擦り寄りかたが、私のことをかまってようと言うような、甘えた擦り寄りかただった。
もし一緒に飲みにでも行って、飲まされすぎてしまったら、ちょっとはその気になったかもしれないのかな。わからないけど。
あー、今わかった。なんでその人のことを今思い出しているのか?
最近、改めて昔書いた文章や詩を読み返しているんだけれど、昨夜、「おやすみなさい…………でも、あらあら」という詩を読み返したんだ。
まぁ、内容は、ある女の人(私じゃないよー)が、ふられた女の人を介抱して、帰れなくなって(本当は返したくなくなって)、一晩過ごすためにホテルに泊まる、と言うような内容。
別にその人のことを思いながらその詩を書いたわけでは全然なく、その人の事なんてこの数年間、ほんの一瞬たりとも思い出したことさえなかった。
人の記憶、あるいは脳、って、不思議だなぁって感じたって話。それだけ。
でも意外と、自分で気づかないところで、あなた、その人のこと、実は………………だったりね?
ま、あったら逆に面白いけどね?
で、もし、だよ、もし、ここで偶然今日でも明日でも明後日でも、その人に会う機会があったとしたら、やっぱ私も運命とか感じちゃうんだろうなぁ、とは思いますけどね。今は好きじゃなくても。
人の『好き』って、そんなものなのかな?
本当に会ってみなければ、絶対にそうじゃないとは言いきれないところが、人の心の救いのないところですね。(人の、じゃなくて、私の、ね?)