転向するオーパーツのために
転向するオーパーツのために
もうすでに
死んだぬけがら抱きしめて
たそがれふるえるむかしの言の葉
だまされた
ひとりを誇った私を堕とした
石ころよりも くだらない嘘
目の前の
ちっちゃな飴玉無視できず
よだれをたらした 姿をみられた
なぜあんな
みにくい笑顔を晒したか
死ぬまでやつらを ゆるさない 死んでも ゆるさない
ていう詩を書いて、凝り固まって
絶対許さないという想いだけを
小さな拠り所にして、生きて行こうと誓った
もう、社会人にはなっていた、
相手は当時の上司だった。
今じゃないんだけどね、
死んでも許せない屈辱を受けたことがあって、
なにをどう考えても、
その屈辱を受ける謂れはなかった。
あえて、本当にあえて言うなら、
ガッツイテイナイことが、その理由なのかな?
本気でわからないんだけれど。
まぁいいや。
なんか、書いてると
それ取り上げていることのほうが
馬鹿馬鹿しく思えて来た。
確かに、絶対許せないにしても、
そいつのこと、考えてやる時間が、馬鹿らしいしね。
妄想も、いろいろ湧いてくるしね。
あ、妄想で思い出したけど、
中二病って、昔の、「思春期の迷想」
ってヤツのことでしょ。
一番有名なのは、
私の時代じゃないんですが、
太宰治の桜桃忌でしょう?
だからあまりよく知らないんですが、
死後何十年も経ってもなお、
彼の命日には「若者」が集まるっていう。
彼の死後、同世代の人間が、その死に
身をつまされるのではなく、
はるか時代を下った「若者」が、
彼の文章を読んで、
あゝ、私はこの人にわかられている、
この人のことをわかってあげられる私は
きっと特別なんだ、
と、信じ込まされたって話でしょ?
コワイコワイ、洗脳やね?
閑話休題。
中二病の話。
だから、別に、イマイマな心の病ではなく、
昔からある「思春期の迷想」の一変形でしかない。
ただ、アニメかな?
いや、ネット環境が状況を少しだけ、
内向的な子たちには、
過剰に反応する青春にはしてるかもしれない。
でも、そんなものは、その時代その時代に
きっとあったでしょう?
全能感とか、匿名ゆえの過激な言動、
そんなもの、
あれ?
いま、ふとおもったんだけど、
「全能感」って?
私の前述した「死んでも許せない」
っていう感情は、「全能感」をもとに
私ほどの人間に、なにを言ってるんだッ!
てきな、感情のムカつきの発露なのでは?
まさか、ないですよね?
いや、問題は、そこじゃなくてですね、
全能感もってようが、もってまいが、
私をあれほどムカつかせるなって、
アレ?
私中心主義?
そういう話なら、若さゆえの
ナニカだったかもしれないね?
お読みくださりありがとうございます。