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宝箱と 恋の成立

記憶喪失は 恐らく 一時的なものだ。

落ち着けば、徐々に 思い出してくるだろう。

それまで、ゆっくり 養生するように。


宿場町の 薬草師は そう言って 帰って行った。


「すまないね、姉さんたち。うちの娘が すっかり世話になっちまって・・・」

宿場町の はずれにある 酒場の娘さんだった。

お酒の 買い付けにいっていて 事故にあったらしい。

「しかし、弱っちまったな・・・

 月神祭も近いというのに、人手が足りねえ」

「月神祭?あの、この国は フィラリエラ様を 守護精霊に しているのでは?」

「ああ、よく知ってるね、ねえちゃん。

 でも、事情があって 王様が急に ひらくとおふれを 出したのさ。

 それも、この先の 広場に 仮神殿を お建てになる。

 だから 稼ぎ時なのさ」

「あの、良かったら その間 働かせて下さい!」

「アー、アンジェ、なに言い出すんだよ」

「いいじゃないの、どうせ 資金ないし。

 それに タダで お酒のませてもらえるよ(働けば)」

「のった!おやじ、世話になる。

 まず、一杯」



ゴチン☆



あいぼうに 一発お見舞いし、目を丸くした 親父さんに 告げる。

「彼女は これで 腕の立つ傭兵でもあるんです。

 きっと お役に たちますよ♡」


なかば 強引に この店で バイトを 始めた。


でも この国の王様は 何を 考えているんだろう。

月神祭を開くことの 意味を 理解しているのだろうか・・・

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