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宝箱と 恋の成立

「許婚?契約婚約はしましたが、結婚の 約束は してません!」


思わず 全否定すると、アルテイナ様は ちょっと 困った顔で 話し始めた。



ーこれは あなたが 生まれた時に さかのぼる話。

 

 ここしばらく エスファルダでは 銀鈴の力の 継承者は 生まれていなかった。

 生まれる必要が なかったから。

 それだけ この世界が 平穏だったから。


 でも 闇の力は 虎視眈々と 生まれ出ずる機会を 狙っていた。

 そして

 それを 浄化する存在が 出現することも。


 そして 身重の王妃を 人質に差し出せと 迫り、拒否したら 兵を差し向けると 脅してきた。


 約束の 期日が 迫る中、王と 忠臣達は 打開策を 協議したけれど・・・



 約束は 突然破られ、混乱の中 王妃は 姫を産み落とし、

 乳母に その行く末を 託した。



 国は その存在を失い、征服者は 行方不明の姫君を 婚約者に 指名。

 事実上の 統合を 宣言した。



 しかし、

 人々に 希望の灯は ともり続ける。



 それは、月神殿に響き渡る 銀鈴の音が 途絶えることが なかったから。



 リーンリリン、リーンリリン。

 リーンリリン、リーンリリン。




 そして 散り散りとなる中、姫巫女は 捜し続けられた。

 

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