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第九話☆愛と罪☆

恐怖と不安に怯えながらも二人は純粋に愛し合っていた。そして二人は結び合う。しかし…神は許してくれなかった。神は私たちに罰を与えた。永遠の罰を…。




愛する気持ちなら


誰にだって負けない



手に入れられない


悔しさもあるけれど


ずっと見てくれてるって


信じてるから


ずっと


捕まえてて…



私はあなたじゃないと


やっぱり


駄目みたいです



例えそれが


罪に当たるとしても…







-愛と罪-




二人の関係が始まった


真夏の季節もすぎ


冬を迎える



変わらず楽しい学校生活



先生を愛せる日々



いつまであなたを


愛していられますか?






―― コンコン



『失礼します』



準備室に入る


誰も居ない…



先生にメールを送る


“どこにいるの?”



送信と同時に


先生の机にある携帯が震える



『…持っててないし…』


そう言いながら


携帯のディスプレイを見る



“東原愛美”




ちゃんと私の名前が入ってる


それだけでも嬉しかった



今日は天気の荒れで急遽午前授業で終わった


午後は先生の授業あったのに…



他の先生も天気の荒れで早く帰る先生が多かった



『…職員室かな…』



そう言いながら先生の椅子に座る



机の上には変わらず息子さんの写真…


『…ごめんね…』


写真に謝ってみた



机に手を置き


頭を預ける



『…眠たい…』


そう言い眠りにつく…







―― チクチク…


時計の音が響き渡る


『んっ……あぁ〜』


アクビをして時計を見る


夕方の6時を回っていた



『えっ!?もう6時…』



伸びながら言った




『…お前寝過ぎ』



後ろから低い声


紛れもなく先生…



『…俺の机の上で寝るとはいい度胸だな』


いつもはコーヒーなのに今日は私の好きなオレンジジュースを飲んでる先生



『あっ!私のオレンジジュース!』


そう言いながら先生が座るソファーの横に座る



『…私のは?』


手を出し先生に言う



『…これ』


先生がすでに飲み干したコップを私に見せた



『…ひっひど〜い!、先生のバカ!』



ふてくされ先生の太ももを叩く



『…寝てたお前が悪い!』


指をさされ立ち上がる先生



『…だって先生いつまで経っても来ないんだもん』



ソファーにもたれる



『…あのな〜準備室で無防備に寝て、違う先生きたらどうするんだよ!…俺しか居なかったから良かったけど。』



そう言い私の前にコップを差し出す


そこに入っていたのは


オレンジジュース




『あっ!ありがとう!』


笑顔でオレンジジュースを受けとる



『…聞いてるのかよ、人の話』



私の隣に座る



『…んっ?…あ〜!……すみません…せんせっ…』



―― ギュッ



『あっ〜コップ落とすよ』


『置いて』



先生にそう言われ


コップを机に置いた



横から抱き締めるられる


『…先生…ここ学校…』


『うん…』


頷くものの離してくれない




―― ギュッ



腕の力を強める先生



『…暖かいね、先生』



先生の胸に頭を預ける



『……愛美の匂いがする…』



私の頭に先生の手がのる


ポンポンと頭を叩く



『…先生…』


先生の背中に腕を回し言った


『…なに?』


私を抱き締めながら聞く先生



『…斎藤信吾先生…』


もう一回呼んでみる


『…なんだよ…』


今度は私の顔を見て



『(笑)…やっと見てくれた…』


そう言って微笑んでみた



『…ッ…この…襲うぞ!』


不適な笑みを見せる先生



『…や〜だっ!…おかわり、先生』



そう言い


コップを差し出す



『…話変えやがって…』


そう言いながら


私からコップを取り


新たにオレンジジュースを入れてくれる先生



でも顔は機嫌が悪い


本気だったのかな…先生



『…先生…』


先生がそばに居なくなった寂しさが急に出てきて先生を呼んだ



『…んっ?はい』


オレンジジュースを渡してくれる先生



それを貰って一口飲む



『…ホント好きだな、オレンジジュース(笑)』



そう言い先生が自分の席に座り出す



仕事をし始めるのだろうか…



先生の温もりが欲しい…


まだ隣に居てほしかった…



パソコンを取りだし


先生がうち始める



何かの書類を作っているのだろうか



キーボードを押す音が準備室に響き渡る



『ゴク…ゴク…ゴク』

今度は一気にオレンジジュースを飲み干す





静かに先生の方に向かう



椅子に座ってパソコンを使ってる先生の首に腕をまわす


私のホッペの横には先生のホッペ



私の行動にピタッと止まった先生



『…なに?』


横目で私を見る


『…寒いから…』


嘘…


暖房入ってるじゃん


わかりやすい嘘をつく



『…寒い…か(笑)』


そう言いながらパソコンの作業を再開した先生



パソコン画面を見てみると今度使う研修会の内容だった



『…行くの?先生』


まだ後ろから抱き締めながら尋ねた



『…あぁ…』


うちながら軽く答える


邪魔かな〜私


そう思いながらもまだくっついて居たい私



ふと思い


パソコンのキーボードを先生から奪い取る



『…おい…愛美!』


少し怒る先生



そのまま私はキーボードで文字をうつ




“かまって”




そううってみた




そしたら先生は


『仕事終わったらな』




そう返ってきてへこむ私




“いつまで?”




またうつ




今度は先生も私からキーボードを奪いうち始めた




“7時はすぎるかな〜”




そううち私を横目で見る




7時を過ぎると言う返事に眉毛をピクッとさせる私




“遅くなるじゃん”




そううつ




“家まで送る、親にちゃんと連絡して”




なんて勝手な人だと思いながらも送ってくれる嬉しさでいっぱいになる




“す・き”




最後にこううってみた




そしたら先生は微笑んで




『…口で言えよ(笑)』




次は声で返ってきた



『てか、喋れや〜…こうしてたらますます仕事が遅れる』




あっそうか…




『すんまへん』




やっぱ邪魔か…


おとなしく待ってるか




そう思いパソコンを先生に返しソファーに戻ろうとしたとき



先生がクルッと椅子を回し私の方を見た



そして腕を捕まれ引っ張られる



バランスを崩して先生に身を預ける私



『…んっ…』



不意にキスする先生



ーー 嬉しい…



体制がキツかったので先生の膝に向い合わせで座り椅子の上でキスをした



私は先生の首に腕を回して、先生は私の腰に手を回して……



優しい優しいキス


柔らかい柔らかいキス


甘い甘いキス



『…んっ…んっ』



それはだんだん深いものに変わっていく


先生は『好き』とか


『愛してる』とか


口にしない


だけどキスでわかる


私を愛してくれてるんだと…




多分3分以上は経過しただろう


長い長いキスをした


とろけてしまう私の身体



やっと唇を離して先生と見つめ合う



『…愛美、その顔やめろ』



そう言い先生が私の目の前に手を被せ目隠しをする



『……す…る…?』



小さく聞いてみた


それを聞いてビックリして目隠しを外す先生



『…愛美…俺は大人だ。場ぐらい考える(笑)』



そう言い私の頭に手を置き撫でる先生



そうここは学校


先生の職場


そんなとこで行為はできない



『だよね〜』


言いながらまた抱き締める



『…学校…以外でな』


ニコッ


不適な笑みをしながら私の耳元で小さく言う先生



その一言に身体が熱くなる私



『…ばっバカ…』



そう言った




『…遅くなるから仕事終わらす。もうちょい待ってて?』



私の頭を撫でる先生



『んっわかった。頑張ってね。』



先生の膝から降りソファーに向かう



『おぅ!』



仕事の作業に戻る先生




『…オレンジジュース貰うね』



そう言い冷蔵庫を開ける



『…またかよ(笑)』



パソコンをうちながら笑う先生



オレンジジュースを片手に本棚を見る



難しい本ばかり


でも暇だから


一冊だけ本を取って


ソファーで見てみた



“医学の本”



中を見てみると


病名や治療の仕方とか


漢字ばかり


頭が痛くなる



さすが保健体育の先生


こんなことまで勉強するんだね


そう思いながらペラペラページをめくる



めくっていると1ページだけ紙の先が折れているページを見つけた



そこには“肝臓ガン”と


書いてあった



折り曲がっているのにマーカーなど印はない



何書いてるかわからないなぁ…




気になったが折られたまま本を戻した




――約2年後に気付く


あの折り目をつけた人の正体が…






『…愛美、終わったから帰ろう』




パソコンをしまい帰る準備をする先生


時刻は7時を回っていた



『うん』



私もコートを着て帰る準備をする



『親御さんに何してたんだって怒られるな。』



苦笑いする先生


多分先生にはわかるのだろう


親の気持ちが…


先生だって家に帰れば父親なんだから



『…大丈夫、まだ仕事で誰も居ないから』



帰る準備が出来た私



『そうか…良かった』



そう言って準備室をあとにする



『玄関前で待ってて』



そう言って先に行く先生



私は職員室を避け玄関に向かう



外は真っ暗


少し小雪が降っていた



『…寒い…遅いよ、先生』


そう言いながら冷えた手を息で温める



手袋持ってくれば良かったなと後悔する



そのとき私の前に黒い車が止まる



もちろん座る席は助手席



シートベルトを締める



『…誰も居なかったか?』


先生がバレていないか不安で聞く



『…誰も見てないよ』



だって職員室避けたし…




先生の車は私の家へ向かう


車の中は暖房で暖まっている



赤信号で車が止まる


先生の運転している手に触れてみる



『…冷たっ!』


そう言って左手だけ私の手を強く握って暖めてくれる先生



『…暖かいな…』



青信号になって車が動いても先生は離さなかった


片手で運転して


いつまでも私の手を


強く


暖かく


握りしめてくれた



『……運転の邪魔じゃない?』



一応聞いてみた



『うん…邪魔』



即答…予想通りの答え



『でも…離したくない…』


そう付け足してまた強く握り出す



より一層愛しく想う



ホントは…


あなたを……


連れ去りたいのよ…?




帰りたくないと言いたい


もっと居たいと言いたい



でも…無理なの



あなたには


帰るべきとこがあるから


あなたを


待っている人がいるから




『…お子さん待ってるんじゃないの?』



口にしてしまった言葉



その言葉にあっさり答える先生



『いつもこれくらいだから』



先生は運転に集中している



『そっか…きっと待ってるね、パパの帰り』



真っ直ぐに窓の外を見ている先生を横目で見る



切ない目をしていた



『…かもな』



たった三文字の答えが返ってきた



奥さんの顔が出てきたのだろう


少し微笑む先生



そのときわかった



私は奥さんには


敵わないんだよ



一番になんてなれない




現実は凄い怖い






それでもあなたは


私のそばに居てくれる



すべては私のわがままと


あなたの身勝手




“ズルい俺を許してくれ”




あなたは図書室でこう言った



ズルくても好きなの



そんな私は異常ですか?




窓の外を見ながら涙が出てきた



気付かれないよう静かに泣く



それでもやっぱり気付かれ握っている手が強くなる先生



『…愛美…』



この手を離さないで…


離さないで…




『…好き…よ……せんせっ……好きすぎて死んじゃいそう……』



泣きながら窓を見ながら言った



信号が赤になり


車が止まる



先生が窓の外を見る私の方を見て


後ろから抱き締める



『…ごめんな、泣かせて……俺凄い愛されてる…奥さんより愛されてるわ……』



―― そうだよ…


誰よりもあなたを愛している



それなのに…


あなたは私のものにならないの




『…離婚はやめてね』



先生が切ない顔をするから無理にでも笑ってこう伝えた



『……愛美……』



強く抱き締められる



『青だよ、先生』



そう言われて運転する先生



先生との約束守れなかったね…


先生の前では


笑顔でいるって約束したのに…




『…着いたよ』



そう言われ先生の手が離れる




私の家はまだ真っ暗


誰も帰ってきていない



『…帰るね、先生…』



鞄を持ちシートベルトを外す



『…あぁ…またな』



私を見る先生



しかし私はドアノブを掴んだが引けない自分がいた



『…愛美?』



先生が尋ねる



『……な…ん……で』



小さい声で


頭を抱える私



『…愛美?』


心配でまた尋ねる先生



『なんで立ち止まるのよ…』


小さな声で震えながら言った言葉は自分に向けた言葉



なんで…


帰れないの…


自分に腹がたった


帰らなきゃいけないのに


あなたに迷惑かかるから


帰らなきゃいけないのに…



なんで…よ……




『…愛美…』


さすがにもう8時過ぎ


先生も帰らなければいけないだろう…



携帯を取り出す先生



誰かにかけるみたい



『…もしもし…少し遅くなる…今日中に終わらせたいんだ……うん……わかった…じゃあ』




そう言って電話を切る




相手は確実に奥さん


初めて私の前で


先生は奥さんに


嘘をついた…




かけ終わった先生は私を見る



『………。』



沈黙…



ラジオの音だけが響く



『…せんせ…』



『…んっ?』



優しく私を包みこむ先生



『………まだ一緒にいたい……先生が…欲しい……今日だけ……先生……抱いて……?…』



真っ直ぐ、真っ直ぐ


窓の外を見て


無表情で先生に言う




『…愛美……』



より一層強く抱き締められる



『…せんせっ…』



粉雪が降り注ぐ


寒い寒い季節



あなたと私は


1つになった




『…せん…せっ……』



狭い空間で


愛し合った



静かに…


静かに…



『…まな…み…』



今夜だけ


先生は私のもの


先生…


私だけを見て



深く深く


キスをし合う



何度も何度も


見つめ合い


先生の瞳には


確かに私が映っていた




『…愛している……せんせ……』



先生の首に腕を回し


私からキスをする



『…可愛い、愛美…』



そう言いながら


私の身体にたくさんの


赤い印をつけていく




『……♪……♪』



先生の携帯が鳴る



『…奥さん…?』


私が聞く



『…あぁ…』



ディスプレイを見て


携帯をしまう



もう時刻は9時


家族はまだ


帰ってこないが


そろそろ帰ってくるだろう


鳴り止まない先生の携帯




『…だめっ!!』


先生が携帯をしまう手を


私が止める




『…ちゃんと…出て……今から帰るからって…』



先生の目を見て言った



『…愛美…』


携帯を握り、私を見る先生



『…心配してるのよ、奥さん。私ももう帰る。』



そう言いながら服を整える



―― ピッ


『…もしもし…今終わって帰るから…あぁわかった…』



携帯に出て奥さんに伝える


そして私を見る



『…またな』


私の頬に手を添え優しく微笑む先生



『…おやすみ、先生』



鞄を持ち


先生の車を出る



先生の車にエンジンがかかり走り出す



手を振る先生


私も手を振る



『……バイバイ…』



遠くなる先生の車にさようならする




家に入り


テレビをつける



私の初体験…


相手は先生


妻子持ちの先生


自然と涙が出た




『…ごめん…ね……お父さん…お母さん……』



私は罪を犯した


人のものを奪った


しかも自分から…



『…っ…くっ……ごめ…な…さいっ……っ…』



まだ先生の温もりが離れない




あなたとの関係は


いつまで?



先生を奪いたい気持ちもあるのに



先生の家庭を壊したくない自分がいる



いつか私は


捨てられるのかな…




ベッドに入り


先生につけられた


赤い印を見る



目を瞑り


出てくるのは笑顔の先生



また明日から


あなたはみんなの先生になる



どうか消えないで…


見捨てないで…


お願い…先生……




しかし


神はやはり


私たちの罪を許さなかった




『…ウソ…』




翌朝学校へ行くと


理穂の一言に


頭が真っ白になる



『…斎藤先生が……辞めるって……』



私の目を見て言った理穂


『…冗談やめてよね〜理穂!』



そう言い教室に入る



『…ホント!……昨日…一緒にいた?』



この一言にピクッと反応する私




『………。』



鞄を机に置き



急いで校長室に向かう



『…愛美っ!』



理穂が呼ぶが聞こえない



無我夢中で校長室へ走る




―― ガチャ



『…はぁ…はぁ…先生…』


ノックもしないで校長室に入る



そこには校長先生と教頭先生、先生を含め五人居た



『…東原……』



私を見て先生が呟く



『…なんで……』



先生のジャージを掴み泣きながら言う



『…君か!』



校長先生が怒鳴る



『…東原…ごめんな』



私の手を握り泣く先生



『東原くん…だっけ……君は一週間の停学処分だ。理由はわかっているよね?…君は罪を犯したんだ』



校長先生が私に近づいてくる



『…バレてないと思ったら大間違いだ』



今度は私の目を見て睨む校長先生



『…せんっせは?…』


私のこの質問に


すぐに答える校長


『…責任を持って辞める、家族とも話し合ったみたいだ』



校長先生の返答に私は先生を見る



すべての人に


すべてがバレた



『…ごめん…ごめん…』



謝り続ける先生



『……待ってください!…私も…私も学校辞めます』


―― こんなの間違ってる


同じ罪を償うの


先生と同じ…



『…ひがしは…『間違ってるよ…先生…』』


先生が喋るのを止めた



『…間違ってる…間違ってる……なんで先生だけ?……私も辞めるわ!』



校長にしがみつき


訴える私



『君は…停学処分だ!何度言ったらわかる!』



『いやっ!いやっ!…』


泣きながら校長先生にすがるがそれを止めたのは先生


『…止めろ…東原…』


私を後ろから抱き締めるよう止める



『いやぁ……いやぁ…』


泣き崩れる私




『…いいかんげんにしなさい!』


校長が怒鳴る


そして



『君は人のものを奪い教師と言うモラルを壊した。ホントは退学処分だ。停学処分にされただけでも嬉しく思うんだな。』



“人のものを奪った”



最低なことをしたのだ




『なら退学に…』



『…東原っ!』


止めたのは先生



『どうして…?おかしいよ…こんなの…』



先生の胸に顔を埋め泣きながら…



『東原…あと一年で卒業だ。俺の分までちゃんと卒業するんだ。』



私の肩に手を置き


私の目をジッと見る先生



―― 先生の分まで…




『…わかんない……わかんないっ!』



そう怒鳴り付け校長室を飛び出す私



『…東原っ!』



先生が呼び止めるものの私は飛び出す



走り走り…


誰も居ない図書室に閉じこもる




『…くっ……あぁ――っ!!』



叫んで叫んで


小さな子供のように泣いた




枯れるくらい


水分がなくなるくらい


泣いた




先生は追いかけて来なかった



1人静かに図書室で過ごし放課後準備室に行ってみたが…




もうそこには



先生のパソコンも


息子さんの写真も


先生の温もりも




全てなくなっていた……





長くなりました…いかがでしたか?次くらいには完結させたいです。

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