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第七話☆二人の想い☆

先生への想いに日々葛藤する中友達の一言でついに先生に想いを伝える。既婚者に向けた告白。答えはわかっていたが……先生も同じように葛藤していた。先生…私はあなたの太陽です。※短編の方が詳しいです




運命って信じる?


赤い糸って信じる?



私は信じるよ



信じるけど


結ばれはしないの



絡まることもないし


一緒になることもない




だけど信じる



あなたと出逢えただけでも



私は運命だと思ってる




先生


怖いです…



あなたに溺れていく自分が


怖いです



ものすごく…


怖いんです






-二人の想い-



この高校に来て


二度目の春



また桜が学校前に咲き乱れてた



『…綺麗』



もう着なれた制服に身を包み


桜の木の前に立つ



『…愛美!』


理穂が私を呼ぶ



『おはよう!』


理穂に気付き挨拶する



『愛美!…同じクラス!』


理穂がピースサインをして私に言う



『ホント!?やったぁ〜!』



今日から新学期


新2年生


1つ階段を登る


大好きな友達がいて


大好きな人がいる学校



『頑張りますか!』


そう言って理穂と一緒に新しい教室に入っていった




あっと言う間の二年間になるだろう



始業式が終わり


明日から通常授業



時間割りが配られる



―― 保健…



保健…




あっ…



嘘……



保健…斎藤信吾




―― やった!



やった〜ぁ!!




『…愛美顔に出過ぎ(笑)』


理穂がからかう



『べっ別に!』


そう言い知らんぷりをする



『…良かったね、愛美』



多分わかってるだろう


理穂は…


もう私が本気だと言うことを



『…愛美すんごく幸せそう…頑張って!』



理穂が笑いかける



『…うん!』


また先生と過ごせる日々


嬉しさと怖さが混じってた…






『愛美〜遅刻するわよ〜』



お母さんが呼ぶ



今日2年生になって初めての先生の授業



『は〜い!』


髪の毛をセットして


急いで準備をする



『いってきます!』



走りだし学校へ向かう




『やばい!』



学校の階段を走る



『東原っ!』



ビクッとして振り替える



そこには斎藤先生



『…おっおはようございます』



そう言ってまた階段を走る



『おぃ!走るなっ……て……』



やばい、遅刻〜


先生ごめん!



もう階段には愛美の姿がなかった



『まったく…』


そう先生が呆れる


でも顔は笑ってた




『おはよう!…はぁ〜間に合った〜』



汗を流し席につく



『優等生が遅刻寸前ですか?愛美さん(笑)』



理穂がこっちへ来る



『間に合ったんだからいいでしょ!』



そう言って少し乱れた髪を直す



『ど〜せセットして遅くなったんでしょ?』


ニヤニヤしながら理穂が私に尋ねる



『……ちっ…』



顔を真っ赤にする私



『図星っ!』


理穂が笑う



そのとき担任が入ってきた



理穂はさすがだね〜


私の考えてることすぐわかる



そう思いながら朝のホームルームを受ける






―― ガラガラガラ



『席につけ〜』



きたっ!



変わらない黒いジャージ



また先生の授業を聞ける日々



嬉しさに満ち溢れていた




『…黒板誰だ?』



前の授業の黒板を消し忘れている



『…東原さんでーす』



隣の男の子が言った



『あっ!…』



忘れてた…


急いで黒板を消すため教壇の方に向かう



『…すみません』



そう小さい声で言い消し始める


教室は授業がまだ始まってないせいか騒がしい



『…東原らしくないな』



そう言いながら消すのを手伝ってくれる先生



『…?』



消しながら首を傾げる私



『…寝坊かっ?』


ニヤッとしながら先生が尋ねる



『…あっ…朝…』



高いところが消せない



一生懸命背伸びする



『いいよ…廊下は走るなよ』



そう言い高いところを先生が消す



簡単に届くんだから…



『…はい…』



そう返事をして席につく



『…はいっ!授業やるぞ!』


切り替えて授業が始まる



一年生とは変わらず出席をとる



『…え〜今日から保健体育の………』



聞くのは二回目



『よろしくなっ!』



そう言って笑う



また先生の後ろ姿が見れる



黒板に書く後ろ姿


大きな背中


愛しい…




そう思いながら授業を聞く


目が合った回数を数える



変わらず数えられるんだね



幸せだよ…




『今日はここまで!』



先生の授業はあっという間


短く感じる



号令をして


教室を出ていく先生を見る



『…かっこいい』



私の横から聞こえる声



『ねっ!かっこいいよね〜斎藤先生!』



新しいクラスの女の子集団



やばい…ライバル…



心が痛くなった



なにライバル意識してるんだろ…


ホントのライバルは奥さんなのに



まぁライバルにもならないよな…勝てるわけないし…



そう思いながら次の授業の準備をする







―― キンコンカーンコン



変わらない学校生活があっという間に過ぎて行く



先生とは授業で会うぐらいになった



目もあまり合わなくなった



そんな日々が続き先生への想いはどんどん膨らんでいく







桜が散り地面に桜の花びらが風に吹かれる



夏…



先生に恋して一年が立つ



あなたに恋したのは夏の日



ずっと…恋し続けるのかな…あなたに




最近…冷たいよね、先生



どうして?



寂しいよ、私



私は先生だけ…


先生しか見えないんだよ



『…挨拶!』


担任の一言にハッとする私



『…さようなら』



日直が挨拶する




『…愛美!』



理穂が私を呼ぶ



『最近変だよ?元気ない。………先生のこと?』


理穂が尋ねる


『…ちがうよ…』


そう言い帰る準備をする


『違わないよ!バレバレ!……愛美!』


理穂が帰る私を呼び止める


『…勝負よ!愛美っ!』


握りこぶしを作って私に言う



『…何が!』


振り向いて理穂を見る



『愛美は絶対好かれてるって!先生違うもん。愛美と話してるときは。だから想いだけでも伝えれば?辛いのちょっとはなくなるんじゃない?』




理穂が言う



『……。』



それを黙って聞く私



『……愛美?』



理穂が問いかける



『……あっ…あたし……』



急いでカバンを持ち教室を出る



セミが鳴くなか廊下を走る



向かうは体育準備室



『…言わせて…先生…』



準備室のドアの前に立ち目を閉じる




―― コンコン …




『…はい』



先生の声


すぐにわかる



『…失礼します』



―― ガチャ



準備室に入ると先生は自分の机の席に座ってた



先生のとこまで近づく



『先生…』




下を向いて先生を呼ぶ



『なした?』



そう言って私の方を見る



『あっ…あの…』



ツバを飲み込む




『…知ってる』



先生が席を立ち私の方を見る



それに驚く私



『…東原はすぐ顔にでるよな』



そう言って笑う先生



『………。』



まさに図星…


顔がまた赤くなる



『…言って?……我慢は辛いだけだぞ??』



そう言って私の頭を撫でる先生



先生を見る


なんて切ない目




『…想ってても…いいですか?』



ついに出た言葉



言っちゃった…



そして横目で先生の机の上にある写真を見る



ごめんね…先生の息子さん…


今日だけあなたのパパを…







『…何も出来ないよ…』




先生が窓の景色を見て言った




『……ただ好きなだけです…』


付け加えた



だけど先生は



『…何も出来ないよ…』


そう何度も言ってくる


今度は私の顔を見て




ねぇ…


なんで泣いてるの?


先生…





『…好きでいたいだけっ』


もう一度言う



そういたいだけ



欲しいなんて思わない



付き合おうなんて思わない




『……。』




黙り込む先生


この空気…


ダメなんだって…




『…あっいやっ…迷惑ですよね、すみません……かっ帰りますね…』


そう言って準備室のドアノブをつかむ




『…待って』




先生が私の手首をつかむ



『…なにやってるんだ…俺…』


先生が呟く



『…せっ…んせっ?』



『…東原を見るたびに…目で追ってるんだ…』



先生…


…………泣いてる…



『…怖いんだ…本気になるのが…』

『…先生…』



私以上に先生は葛藤していた



『…怖いんだ……結婚してたって教師だって……恋はするんだ…』



ついに先生の頬に涙が流れる



『…先生…』


私の目にも涙が出る


『…ごめんね…、ごめんねぇ…先生…』



先生を泣かせるなら言わなければ良かった


泣かせたのは紛れもなく私



『…ごめん、ごめん…ごめん…』



先生…謝りすぎだよ…




『泣かせてごめんな…』


ほら、また謝る


悪いのは私なんだよ…



大きく首を横に振る



『…笑って?東原…』


そう言って私の涙を拭く先生



『…笑って?東原の笑顔は俺の…太陽だから…』



そう言いながら窓から見える太陽を指差す先生



『…先生…』



愛しい人の太陽


いつも照らし続ける



『…お姫さまじゃ…ないの…?』



そう言ってみる



『…ひめ…でもあり、俺だけの…太陽…』

そう言って微笑む先生



それにつられて笑う私




『ホント…太陽みたいだな…』





そう言って私の頬に手を添える





『……先生…』



今日から先生のために笑うね…



放送がかかり先生が呼ばれる



職員室に行く準備をする先生



『また来いよ』



そう言って準備室を出ていく先生



準備室から体育館を見渡せる窓から


先生の後ろ姿



『…だい…すき…よ…』



そう言って微笑み先生を見送る




多分想いを伝えたら


余計にわがままになるだろう



予想はついていた



これからの二年間



先生にたくさんのわがままを言う



そう思い準備室を出て自宅に帰る



でも理穂が行った通り…


スッキリした


先生は全部受け止めてくれた


私の想いもわがままも…


すべて…




先生も私のこと好きなの?



そんな直球な質問は


聞けなかった



だけど二人の想いが1つになったのは確か




これから私たち…どうなっていくんだろう



この先が


幸せでもあり


不安だよ




愛し合うなんて思わない


だけど心の奥底に


愛して欲しいって思ってる私がいる




先生…


あたしどうしたらいい?



先生…



やっぱりあなたと


愛し合いたいです……




連載でない本編の『大きな背中〜先生と私〜』を見て頂けた方が詳しいです。かなり省略しました。時間の都合で…すみません。

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