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ワッツ

父登場

うちの娘チョー可愛いんですけど~



僕はワッツ。

港町カチョカのパン屋をしている。

うちは代々パン屋で僕で3代目。


で、僕は只今大絶賛デレデレ中。

人には見せられない顔の崩れ方をしているに違いない。

ほら、嫁さんもチョット引き気味に僕を見ている。

僕は嫁さんにもデレているがほらそこは

「うちの旦那さんカッコいい!」

と思われたいからね。少しはデレを自重してたわけよ。


だけど!

だけどね!


ダメだわ~。

生まれた娘抱っこしたら崩れた!

顔崩れてデレっぱなしよ。カッコ良さなんてポイポイっと彼方に棄てちゃったよ。


だって、可愛い~~~~~~~んだもの。


嫁さんに似た口元にフワフワした茶金の髪。

さっきチラリと見えた瞳は僕と同じ緑がかった琥珀色。ふっくらしたほっぺたは色白の顔にピンクをふんわりのせたようだ。


よし。


今日から身体鍛えよう!

今はひょろいけど少しづつ鍛えれば10年でチョットは強くなるに違いない。

強くなって娘を僕から奪っていこうとする奴を叩きのめしてポイしてやる!


キリッ


え?

何か嫁が名前がどうとか言ってるな。

ダメだ!

僕がつける!


…て、え?もう決まってる?

え~~~~~っ、がっかりだよ。

ミーコ?ミーコね。

あ、お義父さんが付けたんだ。そっか。

……ま、可愛いから良いか。


僕のことはなんて呼ばせようかな~

僕は父さん母さんだったけど、巷ではパパンとかママンとかパピィとかマミィとかが流行っているらしい。

ここ港町カチョカは王国一番の街だがほとんどくっついていると言っていい王城とそれを取り巻く城下街の地域と比べると下町気質の大らかな地域だ。

そんな下町でパピィとかパパンとか言われてもなぁ~~


「ダァ」

「なんでちゅか~~?ミーコた~ん?僕がミーコたんのパパちゃまですよ~~」


嫁さんの視線が痛いけどしょうがない!


娘が可愛いのが悪いってことで!

父視点の娘誕生場面です。

頭の中花畑てすな

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