10年目の習性
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
そして、子供たちも。
久しぶりに同僚と酒を飲んだ。
気が付いたらもう終電がなくなっていた。
財布の中を見たらタクシー代くらいは残っていた。
タクシー乗り場は長蛇の列。
1時間並んでようやく乗れた。
行き先を告げる。
しばし仮眠する。
「お客さん、着きましたよ」
料金を支払いタクシーを降りる。
千鳥足で家まで歩く。
ドアの取っ手に手をかける。
開かない…。
「あっ! 引っ越したんだった」
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
そして、子供たちも。
久しぶりに同僚と酒を飲んだ。
気が付いたらもう終電がなくなっていた。
財布の中を見たらタクシー代くらいは残っていた。
タクシー乗り場は長蛇の列。
1時間並んでようやく乗れた。
行き先を告げる。
しばし仮眠する。
「お客さん、着きましたよ」
料金を支払いタクシーを降りる。
千鳥足で家まで歩く。
ドアの取っ手に手をかける。
開かない…。
「あっ! 引っ越したんだった」
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