Opening
こんにちは
片っぽの山に百合です
完全趣味です
この度はこのページを開いてくれてありがとうございます!
つづきも読んでくれたら嬉しいです
大幅変わります。
私は、馴染み慣れたこの地で生きている。
でも、この世の人間ではない、と。
なんとなく輪郭を捉えていた。
「……ああ、そうだった。ここ、ゲームの中なんだ。」
学園の寮の中。
目を覚ましたのは、簡素だが、質のいいベッドの中。
鏡に映るのは、白銀の髪と澄んだ碧の瞳を持つ美少女。
けれど彼女の内側には、異世界から転生した「前世の私」が確かにいた。
エルーフィア・ヴァイト。
公爵家の長女。乙女ゲーム『聖約の魔術師』で悪役令嬢として描かれる存在。
私は、他人とは違うものを持っている。
誰にも知られてはいけない属性。
誰にも理解されない力。
けれど、それは誰よりも世界の核心に近い力。
この世界では、火・水・土・光・闇の五属性がすべてとされる。
私の持つ属性は『存在しないもの』とされ、
その秘密を知っているのは、王族と――ヴァイト公爵家だけ。
でも、王家はもう、その事を忘れている。
「私だけ、空。私だけ、知らない世界の中で知っている。」
『精神統一だ、エルーフィア。魔力が乱れている。ゲームなんて、気にするな』
「うん…」
エルーフィアは気づかない。
このゲームのストーリーの裏に潜む、真の物語に。
それはただの恋愛ゲームじゃない。
魔法の正体、光の真価、空に閉じ込められた真実――
すべてが、彼女を中心に動き始める。
/
一方その頃、孤児の少女・ミアが、突如、光属性を発現。
奇跡のような力を見せた彼女は、王城に召し上げられた。
──光の魔法。
──癒しの奇跡。
──そして、彼女を中心に始まるゲーム。
ゲームの主人公は、ミア。
では、この物語の主人公は?
まだまだ未熟なので、なんか教えてくれると嬉しいです。
たまに独自展開することがあったら言ってください。