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短編集

希望の夢

作者: 神原夏吉

monogatary.comでお題「夢見る昼寝」で投稿したものです。空白と改行を除き、500字以内にしています。

 世界は眩しい。眩しすぎて、見えていたものが見えなくなることが……


 バン、という音とともに頭部に軽い痛みが走った。

 「呑気に寝るなって」と小声で隣にいる友人が僕に言った。はっ、そうだ。今は数学の授業中だった。そう思うと同時に無意識に立ち上がっていた。

 ……何で僕、立ったんだ?

「あっ、えっ、その…… すいません」

 クラス中から、失笑が漏れた。


「あの先生の前で寝れるなんて、呆れを通り越して尊敬するよ」

「いやぁ、寝るつもりは無かったんだけどね」

「随分と楽しそうだったけど、どんな夢見てたんだ?」

「ん〜、覚えてないや」

 皆には将来の夢がある。だから皆、あんなに輝いている。だが、僕は違った。

 自然の流れで高校に入り、さして興味もない授業を受ける。そんな日々がずっと続いていた。先程までは。


 夢を見た。静かで、そして眩しい夢を。

 そこには、不思議な少女がいた。

 彼女は、僕に夢ならではの様々な世界を見せてくれた。

 その中に、ひと際輝きを放つ物があった。僕はそれが僕の夢だと感じた。

 しかし、目が覚めると夢の内容が曖昧になった。どうしても思い出せない。

 どうせ夢が無いなら、探してみようと思う。その正体を。

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