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クラフト&バトルの物語[CRAFTERS]  作者: 道ノ進
第一章: 潜入水神会編
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潜入水神会編⑧〈烈島の覚悟〉

烈島が放ったスタングレネードの光が収まると、周辺には光と音によって倒れ込んだ人達が見える。

「目は少しぼやけるな..」

烈島が桐崎の方に目をやる。

そしてその目に映った光景に烈島は驚く、

そこには桐崎が左目のみを大きく開き、烈島目の前に立っていた。耳からは血が流れている。

(まさか、片目と聴覚を犠牲にして片目だけ守ったのか?)

「俺は会長と若にあの地獄から、研究所から助けてもらったから..こんなところじゃ死なねぇ..この世界に復讐すんだよ」

よろよろと烈島に近づき手を触れようと伸ばす。

(まずい避けられない!)

虚をつかれた烈島は避けられる体勢になかった。

受け流そうにも、烈島の右腕はもう感覚がない。

「くそ!」

烈島は左手でボールペンほどの大きさの爆弾をクラフトし、桐崎との間で起爆する。

ドンッ!

両者は爆風で弾け飛ぶ。

「ガハッ」

しかし桐崎は止まらない。

落ちていた小刀を拾いあげ、烈島に向かって走り、切り付ける。

スパッ

桐崎が振った小刀に、烈島が守ろうと出した左手の手のひらは血飛沫をあげ、横一線に裂かれる。

「クハッ」

「フヒヒ アハハ、殺してやるぞ全員」

(一旦距離を取らないと..)

烈島は自分の後ろに本堂の入り口があることに気づく、

「ここまで吹き飛んだか」

烈島は追い迫る桐崎を横目に本堂の中に入る。

桐崎も狂気の笑みを浮かべながら烈島を追っていった。


桐崎は本堂の中に入るが、烈島の姿を見失う。

本堂のロビーを進むと、地面にしゃがんだ烈島を見つける。

見つけるや否や、桐崎は烈島に向かって小刀を振りかざし飛びかかる。

「もうお前を倒すにはこれしかねぇ..」


桐崎はあることに気づく、周辺の床や、家具、壁などには、桐崎と烈島を囲うように無数の爆弾が設置されている。

「貴様..」

(あとはレントさんがやってくれる。)

「桐崎ぃ付き合えよ。一緒に逝こうぜ!」

そういうと烈島はニヤリと笑みを浮かべ起爆スイッチを押す。

本堂一階を爆炎が包む..。


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