資格試験編61〈剛鉄〉
「おまえ..やはり!」
タイガは白金の異変に警戒し、後ろへ跳躍し距離をとる。
しかし、後退したはずが、既に白金に距離を詰められており、白金は赤い光を纏った拳を振るう。
タイガは両腕にて防御したものの、その威力は強く、吹き飛ばされる。
タイガは体制を整え着地するが、目の前にはまたもや白金が拳を振り上げ迫っている。
(早い..)
白金は拳をタイガに向けて振り落とし、タイガは間一髪避ける。白金の拳は試合場の床を破壊する。
避けられた白金は回転しながらタイガを蹴りあげる。
「ちぃっ」
膝をつき着地するタイガだが、白金は手を前にかざし、次の攻撃に移っている。
「クラフト:銀雨」
無数の鉄の塊がタイガの上空にクラフトされており、雨のようにタイガに向かって降り注ぐ。
「クラフト:雷電:電磁フィールド」
タイガはクラフトした電流をドーム状に変化させ鉄の雨から身を守る。
ドーム状の電流は白金の鉄を弾いていく。
さらに白金は電流の中のタイガに向けて手を向ける。
「大クラフト:大鉄骨」
これまでの鉄柱よりは比べられないほどの大きな鉄の柱が、タイガに向けて飛び出す。
巨大な鉄の柱はタイガの電流を跡形もなく吹き飛ばし、会場の外壁に激突する。
「すごい..」
「これは..終わったんじゃないのか..?」
タイガはおそらく白金の巨大な鉄柱に押し込まれ、試合場の壁の中と思われる。
会場の人たちはタイガがどうなったか、その壁を注視している。




