資格試験編58〈鉄の連撃〉
試合開始早々、タイガは手を白金の方に、手を開き構える。
しかし、タイガがふと頭上を見ると、巨大な鉄の塊がクラフトされていることに気付く
「お前は毎回ワンパターンなんだよ!
大クラフト:アイアンプレス」
タイガはすぐに頭上の鉄塊に向かって手をかざす。
「クラフト:雷電 サンダーボルト」
鉄塊のさらに頭上から落雷が落ち、鉄塊に直撃するが、巨大な鉄塊を打ち壊すことはできず、電流が鉄塊に纏うようびりびりと音を立てる。
「へっ、お前の雷じゃ岩は壊せても鉄は壊せねぇ」
「壊せなくても電熱で強度を弱くできる...クラフト:雷爪!」
タイガは手に雷の爪を纏い、自身に迫る鉄塊に向けて構える。
タイガが雷爪を鉄塊に向けて振るうと、鉄の塊は切断され地上に落下していく。
「おお..あの巨大なクラフトを..」
観客席の関係者たちも大きな鉄の塊が切り裂かれていく様を見て驚く。
驚きも束の間、白金は間髪入れず、無数の鉄柱をタイガに向けて放っていく。
タイガはそれらの鉄柱も雷爪にて次々に切り裂いていく。
しかし
気づけば白金はタイガの懐に入っており、その拳はタイガの腹に突き刺さっている。
「がっ」
白金は無数に放った鉄柱の一つに乗り、タイガは攻撃したのだ
その勢いのまま、タイガは吹き飛ばされ壁にたたきつけられる。
タイガはその場に座り込み叩きつけられた壁がぼろぼろと崩れ落ち、土煙が舞う。
「まだだぜ!」
白金は追い打ちをかけるように、クラフトした槍をタイガのいる場所に向かって投げていく。
「なんと...」
観客席の関係者たちは開始早々の白金の猛攻に驚く、白金がいくら最終戦まで勝ち上がった強者とはいえ、精製界の逸材と言われているタイガには勝てないと思っていたからである。
タイガがいるはずの場所には壁が崩れ瓦礫が散乱しており、追い討ちの槍によって土煙が待っている。




