資格試験編54〈ピンチ!怒涛の雷〉
ケンゴはバックステップし、一度距離を取る。
「僕の最高スピードに反応するとはね。
流石に驚いたよ...だが!」
すると、白金は崩れ落ち、膝を地面につく。
白金の体にはビリビリと電流が走っている。
「相性が悪かったね。君の鉄のクラフトでは僕の電気を通すばかりで触れることすらできないよ。」
「ちいっ」
白金は痺れた体をなんとか動かすと、距離を取り、鉄の柱を2本、ケンゴに向けて放つ。
ケンゴはその2本の柱を一刀で切り裂く。
ケンゴの帯電した剣は刃の部分が赤く光っており、切断された柱の断面からは煙のようなものがたっている。
「あの厚さを切断すんのかよ。なんだあの技。」
「電流が通る場所には熱が発生する。高密度の電流を流すことで高温の熱が君の鉄を切断する。電熱・電弧の剣だ。
つくづく君との相性はいいようだ。」
「熱か..」
白金はケンゴの刀を防げば感電し、クラフトによる攻撃も熱によって切断され。ただ攻撃を避けることしかできなかった。
白金は徐々に追い詰められていき、遂にはフィールドの端まで追い詰められてしまった。
「これで君は終わりだよ。」
「へっどうかな?」
白金は窮地に立たされながらも余裕の表情を浮かべている。
「余裕を浮かべられるのも今のうちだ。この攻撃は絶対に避けられない。」
ケンゴはそういうと居合の構えを取る。
「居合・紫電一閃」
ケンゴは自身の最速の一撃を白金に向けて放つ。ケンゴはこの技は絶対に避けられないと踏んでいた。
最悪防御されたとしても、最大限に放っている放電によって相手を感電させることができる。
避けられなければそれでよいのだ。
刀を抜くのと同時に消えたように瞬間的に踏み込むケンゴ
ドンっという爆発音と共に2人の周りを煙が立ち込める。
「レントさん!」「レント!」




